大人気の水戸岡鋭治デザインの観光列車に乗って、日本三景「天橋立」へ！

何年かぶりの京都、天橋立。天気も良く、気温もちょうど良い日でした。今回は水戸岡鋭治さん設計の電車、京都丹後鉄道の「丹後の海」と「丹後あかまつ」に乗りたくてやってきました。

水戸岡鋭治さんは、建築・鉄道車両・グラフィック・プロダクトなど、さまざまなジャンルのデザインを行っている巨匠デザイナー。なかでもJR九州の駅舎・車両のデザインは、鉄道ファンの枠を越え広く注目を集め話題に。これまでにたくさんの賞を受賞しています。そんな水戸岡さんデザインの電車が京都でも走っているのです。

 

左の青い電車が「丹後の海」。右の赤い電車が「丹後あかまつ」。日本にかっこいい電車はたくさん走っていますが、水戸岡さんデザインの電車の車内は多くが木をたくさん使っているもので、まるでカフェかレストランのような電車が多いのです。

 

こちらは「丹後あかまつ」の車内。天橋立の白砂青松を象徴する「松」がテーマの観光列車です。日本三景・天橋立と西舞鶴間を結びます。沿線一絶景の奈具海岸や由良川橋梁を運行し、贅沢に海の絶景をお楽しみ頂けます。

木目調のインテリアが温もりとやすらぎを与える車内にはソファ席、カウンター席など、さまざまなタイプの座席があり、車窓からコーヒーを飲みながらゆったりと美しい景観を楽しむことができます。社内には子供も嬉しい絵本もあります。

 

京都日本海の海の碧にびっくり。南の離島の海のような美しさ。

そのまま天橋立まで電車に乗り、モノレールで山の上に行き数年ぶりのまた覗き。前に来た時よりも少し整備されたようで、不思議な形の展望通路が出来上がっていました。

 

日本海の宮津湾にある「天橋立」は、陸奥の「松島」・安芸の「宮島」とともに、日本三景の一つ。幅は約20～170m・全長約3.6kmの砂州に約6,700本もの松が生い茂る珍しい地形で、何千年もの歳月をかけて自然がつくりだした神秘の造形です。

天橋立を楽しむには展望所からの眺めはもちろん、天橋立の中を歩いたり、自転車や船に乗ったり、海水浴場で泳いだりと自然を感じることができる楽しみ方も人気です。

 

早速天橋立の松林をサイクリング。歩いて渡ると片道約50分もかかりますが、自転車だと約20分なのでオススメです。地面は砂っぽいのでスピードの出し過ぎに注意です。

 

歴史が深すぎる！インパクト抜群の天橋立名物「智恵の餅」が美味しすぎる

すっかり天橋立を堪能した後にはお土産探し。なにやらここに来たら絶対外せないお土産があるのだそう。
その名も天橋立名物「智恵の餅」。「三人寄れば文殊の知恵」で知られる智恩寺門前に並ぶ四軒茶屋（吉野茶屋・彦兵衛茶屋・勘七茶屋・ちとせ茶屋）で味わえる天橋立名物「智恵の餅」。その名の通り、このお餅を食べれば文殊の知恵を授かれると言われている御利益のあるお餅なのです。

 

このお餅、智恩寺の許可がないと「智恵の餅」は販売できないらしく、許可されてるのはこの４軒だけ！ここでしか買えない・食べられないありがたいお餅なのです。しかも、この4軒それぞれ少しずつ味やお餅の柔らかさが違うので、食べ比べをするために4種お土産にする人もいるのだそう。

 

どのお店のパッケージも昔懐かしいシブカワな包装紙。今回は「勘七茶屋」のお餅を購入してみました。創業は元禄3年（1690年）。1960年ではなく、1690年。すごい歴史です。

 

ん〜まさに長年大事に使われている様子がうかがえるデザイン！スミ（黒）と茶色の2色のこの色使いもかわいいですね。食べずにそのまま取っておきたくなります。

 

ぱかっと開けてみると、こんな感じ。。。ん、、、！？

 

真っ黒。ぺっとりあんこぎっしり。はて、、お餅はどこですか。

 

ちょっとドキドキしながらすくってみると、、

 

いました！すごいボリュームです。食べ応え抜群。

 

つきたての柔らかいお餅にこし餡がのったあっさりとした甘さ。地元丹後産の良質なもち米を使った、毎朝丁寧についているお餅はモッチモチ。なんて幸せなお土産なんでしょう。箱を開けたときのインパクトがすごい「智恵の餅」。天橋立のお土産にぜひ買って帰りたい逸品です。

天橋立はいつ来ても心洗われる、時間が止まっているかのような場所。久しぶりにゆったりとした電車旅となりました。

 

身近な日本の軌跡と奇跡。「旅するデザイナーrumi」のInstagram。
@find_rumi

 

• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
• 
•