変わらない味、愛され続けるカリカリサクサク「あんどうなつ」

よく晴れた休日。デジタルデトックスのために山梨県小菅村にあるホテル「NIPPONIA」の「崖の家」で休日を過ごそうと思い車を走らせました。スマートフォンのマップアプリには、気になるお店、気になるホテル、気になる全ての場所にピンを指しています。目的地のホテルまでの道のりの途中、以前に指していた他のピンを発見。その名も「菓子処 植松」。「あんどうなつ」が有名です。

 

せっかくなので立ち寄り、早速名物「あんどうなつ」を購入。素敵な竹皮の箱に入れてもらいました。餡ドーナツではなく「あんどうなつ」。平仮名がかわいいです。

 

ん〜しぶい。開けてみると「あんどうなつ」が上品に美しく並んでいます。

 

「菓子処 植松」は、1890年に自然豊かな山梨県上野原市で創業し、４代続く和菓子屋さん。適度な大きさ、控えめな甘さなどから年齢問わず多くの人たちから愛されています。お菓子はすべてが手作りで、厳選された素材が使われています。あんこも北海道産の小豆を使い、手間暇をかけて作っています。手作りの温もりと身体にも優しい自然な味を楽しむことができるのです。

 

お皿に置いてみるとまん丸でコロコロ。真ん中で割ってみると、ザク！！という感触。作られてから少し時間が経っているはずなのにこの奇跡のザクザクサクサク感！感動の食感が待っていました。

 

植松の「あんどうなつ」は、先々代から続くお菓子で、なめらかなこし餡と表面のサクサクとした食感が特徴です。1890年創業 130年つづく「菓子処 植松」は、現在4代目がその味を守り続けています。植松のあんどうなつの作り方も味も、昔からなにも変わっていないとのこと。手のひらサイズで思ったよりも一つが大きく、ずっしり！揚げてあるので外側はカリカリ・ザクザクとした食感、中はしっとりとした上品なこしあんが詰まっています。

人気商品なのでお店にはお昼頃までに訪れれば手に入る可能性が高いとのこと。これはまたぜひ買いに来たい！

 

大地とつながり、地域とつながり、「食」の豊かさを感じる体験ができる宿「崖の家」

さて、目的地に到着です。「崖の家」というインパクト大の宿は山と谷を見渡せる崖の上にひっそりと佇んでいました。

 

百年超えの古民家を二階建てのコテージに生まれ変わらせたこの宿では、源流のめぐみによる地元のおいしい水と旬の食材で大切な人と囲む食卓、という自由なスタイルで地産地食を楽しむための空間となっています。

 

窓からの眺めは全面森林という都会では味わえない景色。

 

村でとれた肉や魚、土から取り出したばかりの旬の野菜、とれたてそのままを、みんなでわいわいと料理し分かち合う。「崖の家」は、そんな自炊スタイルのコテージなのです。空間もとても心地のよい隠れ家のような設計。なにより憧れの食器、調理ツール、家電がしっかりと揃っているのが嬉しいポイント！

 

調理できる食材は、村の清流で育った鮮度抜群の「川魚」、山梨県の豊かな自然の中で放し飼いで育てられた「甲州地どり」、徳川将軍家に献上されていたと言われている山梨県産の「武川米」、そして村の農家さんが愛情かけて育てた旬の野菜が数種類ほど。勝沼醸造のワインや小菅村のクラフトビールに合わせて、10品以上あるレシピの中から好きなメニューを選んで調理することができます。

 

大地とつながり、地域とつながり、「食」の豊かさを感じる体験ができる宿。近くには温泉もあるため、都会を忘れてデトックスするにはおすすめです。

 

身近な日本の軌跡と奇跡。「旅するデザイナーrumi」のInstagram。
@find_rumi

 

 

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