CULTURE & LIFE

 

まるで昔話の世界!大自然の中で山里の恵みを味わえる「山里料理 みたき園」

昨年鳥取へ出張に行った時に訪れた「山里料理 みたき園」。突然昔へタイムスリップしたかのような不思議な世界に感動し、これはお正月に訪れるのにぴったり!と思い今回こちらでご紹介をしたいと思います。

まず入り口がこちら。早速放し飼いの鶏の存在が気になります。これは逃げ出したのかデフォルトの状態なのか、この時点では判断がつかず、そっと中へ。

 

芦津渓谷へ向かう山道の途中、清流のせせらぎと濃い緑の中にある「山里料理 みたき園」は、鳥取県智頭町にあり、大自然に囲まれた園内では茅葺き屋根の古民家や川床で、旬の食材を大事に生かした郷土料理が味わえます。山里の恵みをふんだんに使用した食を通して、こころとからだを使った手仕事で「生きる」ということを教えてくれる素晴らしい場所なのです。

 

どこを歩いても川のせせらぎや鳥の声、葉の揺れる音がやさしく流れる園内はとても広く、のんびりとお散歩をしながら季節を感じることができます。茅葺の古民家や川床など、昔話に出てくるような趣たっぷりの空間を五感で楽しむことができます。

 

今回はこちらの建物でお昼のコースをいただきました。「山里料理 みたき園」では、地元で穫れた山菜を使用した山菜料理や和風ランチが楽しめ、智頭観光では外せないランチスポットとなっているのです。

 

タイムスリップしたかのような歴史を感じる風景の中、食事をすることができます。なんて贅沢なのでしょう。

 

おしぼりが入っているカゴにも季節の山花が添えられていて、おもてなしの心を感じます。3種のコース料理ではジビエをはじめ、春一番の摘み草鍋、夏は氷豆腐、秋にはきのこの雪鍋など、季節に合わせて山里の恵みを堪能できます。

 

創業から50年、「山里料理 みたき園」がずっと大事にしてきたことがあります。WEBサイトにも書かれている3つのこと。

①「ゆっくり」の、ごちそう

みたき園には、手をかけてお作りする料理のほかにも、自慢のごちそうがあります。山からの水と空気。鳥の声、せせらぎ。歳月を刻む茅葺き屋根、囲炉裏。どうかここでは、「ゆっくり」のごちそうを、味わってください。

② 季節の楽しみ

山菜が賑やかな山の春。 桜の花の羊羹もお出しします。 夏は涼をとりにお出かけください。 川床のお席が人気です。 紅葉に染まる秋は、 最もみたき園らしい季節です。 ぜひ園内をお散歩して、 季節を五感で味わってください。

③ 笑顔でおむかえ

みたき園では、 給仕を担う人を「お茶子さん」と呼びます。 30年選手から新入りさんまで、 みんながここの自慢です。 地元に暮らす顔ぶれで 切り盛りするみたき園、 厨房では料理にまごころを込め、 お茶子さんは笑顔でおむかえします。

 

自然のものをそのまま使ったサイン。とても素朴で可愛らしいです。

 

外には器たちが並べられています。これは売り物なのか飾り物なのか、、いろいろと戸惑いも多い「みたき園」ですが、どれもこれも新鮮で気になるポイントばかり。発見と感動の連続です。便利な時代から離れ、ひっそりと存在する小さな国のよう。

 

過去から届いたお土産のよう!素朴で心温まる「HOME MADEジャム」

そんな小さな国のおみやげ処を発見!江戸時代の茶屋のような佇まいにワクワクが止まりません。

どれもかなり気になる素朴な商品たち。なんと「みたき園」オリジナルの手作り味噌やお煎餅、お餅、こんにゃくなどが並んでいます!どれもとても美味しそうです。そんな中から今回選んだのが「すもも」と「桃」のHOME MADEジャム!

 

しかも割れないようにと、ガサガサとなにやらかわいい紙に包んでくれました。コロンとまん丸に包んでくれた里山の素材を使った手作りジャム。素朴で斬新で、どこか外国のお土産のよう。

 

そっと広げると、、なんて可愛い包装紙!「みたき園」の特徴をイラストでご紹介。素敵すぎます。これを見た人は「みたき園」が気になること間違いなしです。こういったユーモアのある楽しいアイデアは大好きです。

 

パッケージも手彫りの判子!とても個性があって可愛いです。左(赤)が「すもも」。右(ピンク)が「桃」。

 

すももは開けてみると、ふわっと甘酸っぱい香りが広がります。思ったよりもサラッとしていて、ジャムというよりもピューレに近いような印象です。すももというと酸っぱいイメージがあるかもしれませんが、しっかり甘味もあり、パンやヨーグルトにぴったりです。赤い色がとっても美しいです。

 

桃はしっかりとした桃の香りと甘さが印象的。みずみずしくて、こちらもパンやヨーグルトにぴったりです。紅茶に入れたり、お肉料理のソースにするなど幅広い使い方もできそうです。

 

「みたき園」の周辺では、雪どけから間もなく可憐な山野草を見ることができるのだそう。園内では至る所で山の花たちが活けられています。心のこもった故郷のような場所だからお正月や1月に改めて行きたい、と思っていたのですが、、むむ!!よく調べてみると、残念ながら冬季はお店は閉鎖、、(ごめんなさい)。山深いので道も凍ったりと危ないからでしょうか。

そんな冬期のためにも通年購入できるふるさと便があります!「みたき園」が気になった方はこちらをご利用ください。そして春がきたらぜひ日本の味、原風景を楽しみに鳥取へお出かけしてみてください。

 

身近な日本の軌跡と奇跡。「旅するデザイナーrumi」のInstagram。
@find_rumi

 

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