CULTURE & LIFE
全国でも珍しい航空自衛隊のテーマパーク「浜松広報館(エアーパーク)」に行かなくちゃ!
久しぶりに地元の静岡県浜松市に帰った時のこと。大学進学とともに実家を出てしまっているため、帰るたびに知らなかった場所に訪れるのも楽しみの一つです。今回訪れた場所は、全国でも珍しい航空自衛隊のテーマパーク「浜松広報館(エアーパーク)」。
「もっと航空自衛隊について知ってほしい!」そんな思いのもと作られたのが浜松基地内にある「エアーパーク」。1階から3階まである展示資料館は、自衛隊の豊富な資料や装備品を展示。航空自衛隊が使用した歴代の戦闘機や航空機を中心とした19機や、迫力の大スクリーンで航空機の映像を楽しめる全天周シアター、パイロットの体験をすることができる可動式(電動)の本格的なフライト・シミュレーターなどがあります。
ブルーインパルスコーナーでは、VRゴーグルを装着すると、360度ブルーインパルスに搭乗するパイロットと同じ目線を体験できます!また平日には目の前に広がる浜松飛行場で実際に訓練している数多くの飛行機を間近で見れる超レアな展望スペースもあるのです。
展示格納庫の大きさに圧巻。無柱空間はその呼び名の通り柱がなく、全てをきれいに見渡せるので、初めて訪れる人はきっと「わあおー!」と驚くことでしょう。格納庫の目の前にはタクシーウェイが広がっていて、飛行場をより間近に感じることができます。
「エアーパーク」は小さな子供から大人まで楽しめるスポットとして大人気。こんなに楽しめてなんと入場料0円!昔から子供向けの施設かと思っていたのですが、これは大人が行っても楽しめること間違いなしの必見スポット。 展示物もとても見やすく、展示されている航空機はみんなピカピカ。とてもきれいに管理されています。プラモデルをそのまま大きくしたような昔の飛行機のレトロデザインもワクワクします。昔も今も、日本の空を守ってくれているのだなあと、自衛隊について見て学ぶことができる施設です。
創業150年!浜松唯一の製油所「村松製油所」の歴史を重ねた貴重な胡麻油
そんな「エアーパーク」の近くに、明治5年(1872年)創業という150年の歴史と伝統を持つ浜松に残る唯一の製油所があると聞き、寄ってみました。浜松市西区にある「村松製油所」は、自然に囲まれた静かな場所にあります。
工場とお店の入り口には、どどどーん!と大きな看板。にもかかわらず、少し脇道を入った場所にあるので、今まで存在を知りませんでした!(ちょっと悔しい)
「村松製油所」では、昭和初期から稼働している歴史ある機械とともに経験豊富な職人たちが、料理に欠かせない食用の油を造り続けています。電気がなかった時代には、この近くに流れる伊佐地川の水車の力を利用して機械を稼働させていたり、太平洋戦争で武器の材料となる鉄製品が全て接収されるという歴史もあったり。先人たちが守り続けてきた証がここにあるのだそう。
「村松製油所」の創業家の母屋を改装した日本家屋には、地元の食材と「村松製油所」の油を使った料理を楽しめる「古民家キッチン ゑふすたいる」と、「村松製油所」の直売所があります。
今回この直売所で購入したのが、カネタ油のこの3点セット。
左から辣油、胡麻油の白、胡麻油の赤、です。ラベルには胡麻油には胡麻の花、辣油には唐辛子の花のイラストが描かれています。レトロでかっこいいです。ラベルからも歴史ある製油所であることが伺えます。お土産にもぴったりです。
カネタ油は、「油」独特のクセや、重さがないのだそう。揚げ物や料理に使ってもさっぱりしていて、何にでも合う油なのです。
<辣油>
カネタの胡麻油をベースに唐辛子のみを加えて作ったシンプルな辣油です。ピリッとしっかりした辛さと、ほんのり香る胡麻のいい香りが特徴。シンプルな辣油だからこそ、浜松名物の餃子はもちろん、色々な料理にお使いいただけます。(お味噌汁、カレー、担々麺、豆乳鍋、麻婆豆腐、冷奴…などなど。)
<胡麻油 赤>
圧搾製法により丁寧に搾った胡麻油。煎った胡麻の良い香りが食欲をそそります。料理の仕上げに。また、切った野菜や豆腐などにそのままかけても風味をお楽しみいただけます。味わい深く、色の濃い胡麻油です。
<胡麻油 白>
赤と同じく圧搾製法により丁寧に搾った胡麻油。胡麻を煎らずに搾るため香りや色がなく、くせのない油です。あえて香りと味わいを抑えることで食材そのままの味を引き出すことができる、普段の料理や製菓用としても重宝する油です。ドレッシングやマヨネーズの手作りにもおすすめです。
「日経BPコンサルティング・周年事業ラボ」の調査によると、2020年3月時点での日本の100年企業は3万3076社にものぼるのだそう。世界の創業100年企業の数が8万66社なので、日本の100年企業は世界全体でも41.3%と世界で最も多くなっています。また、200年以上に絞ると65%とダントツの1位なのです。
だからと言って伝統を守り続けることは容易ではありません。時代とともに少しずつ変化しつつも、良いものを作り続け、変わらない美味しさを伝え続けてくれる、そんなお土産が私は大好きです。日本という私たちが生まれた国は、なんて美味しい国なのでしょう。これからも日本を応援する旅を続け、できる限り多くの方にお伝えできればと思います。
素敵なお土産教えてください。
身近な日本の軌跡と奇跡。旅するデザイナーrumiのInstagram。
@find_rumi
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