CULTURE & LIFE
クリエイティブチームDo it Theater(ドゥイット・シアター)がテーマごとにおすすめの映画を3作品紹介する、連載《土曜日のシネマサロン》。
第41回目のテーマは「彼と最近うまくいかない?恋愛マスターに愛と恋を学ぶ映画」です。
Do it Theaterのユーコンです。この連載はDo it Theater 女子部が様々な切り口のテーマで、おすすめ映画をリレー方式でご紹介しています。
第41回目のテーマは「彼と最近うまくいかない?恋愛マスターに愛と恋を学ぶ映画」ということで、『恋は邪魔者』『月曜日のユカ』『マリリン 7日間の恋』の3作品をセレクトしました。
最近彼とぎこちない…、二人の関係が冷め始めちゃった、なんてことありませんか?
そんな時にこそ観ていただきたい、彼とのこれからの付き合い方を考えさせてくれる恋愛映画3作品をご紹介します。バレンタインで告白が成功し、付き合いたてホヤホヤの方にもこれからの恋愛の参考にしていただきたい作品たちです。
Index
恋愛だけにどっぷりハマることは逆効果かも?
Illustration_MARU
title:『恋は邪魔者』
【story】
”恋は人生に必要ない”という持論を本にした「恋は邪魔者」の著者・バーバラは世の女性から絶大な指示を得ている。一方有名男性誌の「ノウ」のスター記者・キャッチャーはプレイボーイで有名で、毎晩のように女性を取っ替え引っ換え。バーバラを敵に回したキャッチャーはことごとく女性に愛想をつかされ、仕返しにバーバラを口説き落として暴露記事を描こうと企む。ウブな男性のふりをしてバーバラに近づくキャッチャーだったが、バーバラには大きな秘密があった…。
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プレイボーイと、愛を捨てた主人公が右往曲折ありながらも最後はゴールイン!的なありきたり恋愛映画かと思いきや、ラストにどんでん返しが待っているという映画です。バーバラは「恋は邪魔者」という持論を掲げ、男性との関係をメインに生きるのではなく、一人の人間として自由に生き、お手軽に恋愛するポリシーを掲げます。「恋は盲目」とよく言いますが、彼氏一筋になって周りが見えなくなり、終いには彼氏からウザがられてしまう、なんてことは避けたいですよね。その予防策としても、バーバラの恋愛観や生き様にはぜひ注目してみてください。1960年代のニューヨークが舞台なので、ビビッドカラーのカラフルな衣装や、ミッドセンチュリーインテリアも作品の魅力。ピンクを基調としたバーバラの部屋は、天井高は3メートルを超え、壁にはマンハッタンを見渡せる大きな窓、部屋の中央には大きな暖炉もあります。ニューヨークセレブの恋愛劇、憧れちゃいます。
愛=”男に媚を売る”ことだっていいじゃない。時には甘え上手になるべきかも。
Illustration_MARU
title:『月曜日のユカ』
【story】
横浜の上流クラブで人気を集める自由奔放な18歳の女の子・ユカ。彼女はパパと呼ぶ初老のパトロンや若い恋人など、複数人と恋人関係にあるが絶対にキスだけはさせないことで有名だった。「男を喜ばすことが生きがい」と公言するユカは、パパの愛を独り占めしたくなり、パパの家族に嫉妬し始める。
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とりあえず声を大にして言いたいのは、ユカ役の加賀まりこの可愛さ100点満点の映画!ということです。主人公・ユカは、表情、首の傾げ方、歩き方や話し方など、これで落ちない男性なんていない!というほど、飛び抜けた可愛さや可憐さが詰まっています。最近彼氏に甘えられていない人は、ユカの甘い仕草や話し方が参考になるかもしれません。(やりすぎに要注意!)ユカが男性に媚を売っているように見えるのは彼女が自分の感情に正直で、真っ直ぐに愛を表現しているだけのこと。愛している人に全てをさらけ出している時の女の子ってこんなに可愛いものなんだとハッとさせられる作品です。途中、「私寂しくて泣いちゃった」というユカの超キュートなセリフがあります。実生活で言うのには勇気がいりそうですが、ぜひ彼氏の前では自分をさらけ出して甘えちゃいましょう。1960年代のヘアスタイルやメイクなどがレトロ可愛いく、ビジュアルもおしゃれな映画。ちょっとアングラでツウな作品を見たい方におすすめです。
愛によって男性を成長させる主人公が素敵すぎる!
Illustration_MARU
title:『マリリン 7日間の恋』
【story】
憧れの映画業界で助監督としての働き口を見つけたイギリス上流家庭出身のコリン。初めての仕事はなんとマリリン・モンローの主演作だった。世界で一番有名な女優としてスターダムの頂点にいたマリリンだったが、彼女は夫にも明かさない心の悩みを抱えていた。そんなマリリンに寄り添うコリンは助監督と女優という関係の一線を超えていく。
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1950年代でもっとも人気なセックスシンボルだったマリリン・モンローの儚い七日間の恋を描いた本作。世界中の男性から愛される存在だったマリリンが恋に落ちたのは、心優しい助監督の青年・コリンでした。マリリンは人妻なのでもちろんコリンとの恋を続けることはできません。しかし、マリリンの去り際でのコリンはとても晴れやかな顔をしており、男性として一皮剥けた凛とした姿でマリリンを見送ります。たった7日間でも男性を魅了し、成長させられることができるマリリンの女性としての魅力に引き込まれる映画です。恋多き女として有名だったマリリンですが、決して浮気性であったのではなく、非常に愛情深く、そして恋愛には少女のように真っ直ぐな女性であったことが語られている作品です。
今回のテーマは「恋愛マスターに愛と恋を学ぶ映画」と言うことで恋愛経験豊富な主人公たちの恋模様を描いた映画3作品をご紹介しました。恋人との関係って本当に複雑なので、悩み事も多いですよね。彼の愛情に不安を覚えたり、自分の愛情に自信が持てなくなったりと、恋愛中って悶々と色々考えちゃうことが多いと思います。そんな時は他の人の恋愛を覗いてみるのがいいかも!映画は多種多様な恋愛の宝庫なので、たくさん観てぜひ恋愛マスターを目指してみてください。
『恋は邪魔者』
『マリリン 7日間の恋』
text :ユーコン(Do it Theater)
前職は外資系映画会社にて映画・海外ドラマなどのコーディネート業務。
最近の趣味は映画をテーマにした料理。
好きなジャンルはマンブルコア、SF、アメリカ80年代モノ。最近導入したLGの4Kプロジェクターのおかげでおうちシネマが快適です。
●Do it Theater(ドゥイット・シアター)
“あたらしいシーンは、Theaterからはじまる”をテーマに、シアター体験を作り出すプロデュースチーム。FUDGE主宰の「Holiday Circus(ホリデーサーカス)」では2年連続で野外シアターを上映!また 累計4万人以上が来場した野外シアター「品川オープンシアター」や横浜赤レンガ倉庫とマリンアンドウォークヨコハマの2会場同時開催の「シーサイドシネマ」、 ロックバンドSuchmosとタッグを組んだ「DRIVE IN THEATER Suchmos」など、映画を観るだけではない、総合演出された新しいスタイルのシアター体験を全国に作り出しているチームです。
www.ditjapan.com
design_Koinuma Kenichi
Illustration_MARU
edit_Takehara Shizuka
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