CULTURE & LIFE
クリエイティブチームDo it Theater(ドゥイット・シアター)がテーマごとにおすすめの映画を3作品紹介する、連載《土曜日のシネマサロン》。
第65回目のテーマは「恋がしたくなる!恋愛映画」です。
Do it Theaterのユーコンです。この連載はDo it Theater 女子部が様々な切り口のテーマで、おすすめ映画をリレー方式でご紹介しています。
バレンタイン、今年も愛の季節がやってきましたね。第65回目の本稿では「恋がしたくなる!恋愛映画」をテーマに、湖畔の別荘での不思議な出会いを描いた『イルマーレ』、SF × 純愛なマニアック映画『スターマン』、涙腺崩壊必須!な恋愛映画『きっと、星のせいじゃない。』の3作品をセレクト。趣は個々に違えど、いずれも胸が熱くなる恋愛を描いた作品です。
Index
時を超えた不思議な文通が、2人をつなぐ。
title:『イルマーレ』
【story】
2006年、仕事の転勤が決まり、お気に入りの湖畔の家からも引っ越したケイト。次の住人へ手紙をポストに残すが、なんと返事をよこした住人・アレックスは2004年を生きているという。2年の歳月を超え、湖畔の家のポストを介した2人の文通は、やがて深い愛へと形を変えていく。
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人がタイムトラベルして恋に落ちる作品はいくつかありますが、本作は手紙だけが時を超えるという変わった設定の恋愛映画。キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックという名俳優2人の演技に惹き込まれ、複雑に交差する時を超えた愛にうっとりしちゃいますよ。実はこの作品、韓国映画のハリウッドリメイク版。原題は「The Lake House」で“湖畔の家”という意味なのですが、作品の為に作られた湖畔の家が全面ガラス張りでめちゃくちゃかっこいいんです。こんな物件がエアビー(Airbnb)にポストされたら瞬時に予約いっぱいになること間違いなし!
限りある命、最愛の人と過ごす時間の大切さがしみる。
Illustration_MARU
title:『きっと、星のせいじゃない。』
【story】
末期癌患者のサポートグループ会で出会ったヘイゼルとオーガスタス。命の終わりが見えているため、オーガスタスの積極的なアプローチに距離をとるヘイゼルだったが、オランダ旅行での出来事をきっかけに、急速に恋が進み出す。
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とにかく主演の2人が素晴らしい作品で、冒頭から若い2人の恋にトキメキっぱなし! アムステルダムでの夢のようなデート、リムジンでのお迎えに、感動的なキスなど、女子なら誰もがときめいちゃうシーンが盛りだくさん! プラダのモデルをこなしていたイケメン俳優、アンセル・エルゴート扮するオーガスタスのあま〜い台詞に胸が締めつけられます。命の終わりが近づき、長く一緒にいられないとわかっていながらも、愛を進めていく二人の覚悟や思いに、涙なしでは観られない映画です。
死んだ恋人が宇宙人として戻ってきたら、あなたはどうしますか?
©1984 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
title:『スターマン』
【story】
未亡人ジェニーの元へ、宇宙人がやってくる。その宇宙人は亡き夫に姿を変え、自分を仲間とのランデブー地点へ連れて行ってくれと言う。得体の知れない存在に恐怖し、逃走を試みていたジェニーだったが、宇宙人を知れば知るほど惹かれていき、二人の仲は深まっていくのだった。
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これは恋愛映画? はたまたSF映画? という少し変わったストーリーの映画です。それもそのはず、この作品の監督は、数々のSFホラー映画を手掛ける鬼才ジョン・カーペンター。ただの恋愛映画に留まろうはずがありません。昨今の作品ではお目にかかれないレトロな特撮とエモい台詞により、不思議な相乗効果を生んでいる作品です。小難しい恋愛ではなく、グッと胸が熱くなるようなシンプルな恋愛がしたくなるような映画です。
作風は異なりますが、愛の尊さ、恋人への深い愛情を感じ取れる映画3作品をご紹介しました。恋愛をお休み中の方でもまた「恋がしたい!」と、胸をときめかせてくれる作品たちです。恋をして胸をときめかせるのは女性の美容にも良いこと。恋愛映画を見て心もお肌も潤しちゃいましょう!
『イルマーレ』
『きっと、星のせいじゃない。』
『スターマン』
text :ユーコン(Do it Theater)
前職は外資系映画会社にて映画・海外ドラマなどのコーディネート業務。最近の趣味は映画をテーマにした料理。
好きなジャンルはマンブルコア、SF、アメリカ80年代モノ。今年一番気になる映画は、ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』です!
●Do it Theater(ドゥイット・シアター)
“あたらしいシーンは、Theaterからはじまる”をテーマに、シアター体験を作り出すプロデュース&クリエティブチーム。FUDGE主宰の「Holiday Circus(ホリデーサーカス)」ではコンテンツクリエイションとして参加。また 累計5万人以上が来場した野外シアター「品川オープンシアター」や横浜赤レンガ倉庫・マリンアンドウォークヨコハマなど5会場同時開催の「SEASIDE CINEMA」、ミニシアター支援を目的とし全国5箇所でキャラバン開催したクラウドファンディングプロジェクト「ドライブインシアター2020」など、映画を観るだけではない、総合演出されたしいスタイルのシアター体験を全国に作り出しているチームです。
www.ditjapan.com
design_Koinuma Kenichi
Illustration_MARU
edit_Takehara Shizuka
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