ファッションに合わせた素敵なヘアーメイクアップを提案してくれる、ヘア＆メイクアップアーティストさん。いつもどんなアイテムを使っているのか、知りたくありませんか？ 今回はFUDGEで活躍中のみなさんの愛用アイテムをリサーチ。スキンケア、ベースメイクに美顔器、気になる新色etc. たっぷり教えてもらいました。

上川タカエさん

mod’s hair所属。サロンワークを経て2007年からヘアメイクアシスタントに。2010年に独立し、ファッション誌、広告、カタログを中心に活動中。旦那さんもヘアアーティスト。

使い勝手とルックスの良さ、才色兼備なラインナップ

最近メイク前のスキンケアでハマっているのが01の乳液。「《アルビオン》は乳液→化粧水の順で使うのですが、肌がすごくやわらかくなるので化粧水の浸透が高まります！」。撮影での使用頻度が高いベースメイク（02）はスキンケアオイル配合でみずみずしさもキープ。SPF40/PA+++と紫外線からも肌をしっかりガードする。「肌がワントーン自然に明るくなり、薄づきなところが使いやすいです」。は唇にも頬にも使用できるココナツオイルベースのクリームカラーチーク。「お洒落なくすみローズカラー。肌なじみがよく、ナチュラルな仕上がりになるので大好きです！」

「特に日本人のモデルさんから『すごく使いやすい、どこの？』と何度も聞かれるので、ビューラーはこれ（04）！と決めています。目の幅が合うみたい」。グリーンのネイル（06）は秋の新色。「これまでパール入りのネイルはあまり興味がなかったのですが、これは気になって。ゴールドパール入りというのが肌なじみ良さそうで惹かれました。二度塗りでしっかり発色させたい」。ロールオンタイプのフレグランス（05）はリフレッシュ用に携帯している。

 

扇本尚幸さん

1985年生まれ、奈良県出身。2010年から奥平正芳さんに師事し2012年独立。2022年からPOILに所属し、メンズ・ウィメンズのヘアメイクとして雑誌、カタログ、広告等で活動中。

「シンプルで使いやすい」がベースのアイテム選び

岩手県釜石の天然水を使用した化粧水（01）は扇本さんがご自分でも普段使っているもの。「クセもないし、どこでも買えて安価なので気軽に使えるところがいいですね」。撮影時にデビュー当時から使い続けているのが、02のミスト。「カルシウムイオン入りのいわゆる天然水ですが、導入として化粧水の前に使用しています。昔からこれがルーティーンになっているので欠かせないアイテムです」。粒子が細かく心地いいのでリフレッシュにも最適。は誰にでも使いやすいトーンアップクリーム。「日焼け止め効果も高いので今の時期は特に重宝します」。

マスクをはずせるようになった今はうるおいのあるリップカラーに注目したい、と扇本さん。「最近はサンローランのツヤリップ（04、05）をよく使っています。パレットに移し替えて、何色かをブレンドしています」。定番アイテムは06のマルチカラー。「薄く乗せればナチュラルに、しっかり塗ればポイントになるローズ系練りチーク。万能に使えます」。

 

鈴木かれんさん

1991年生まれ。村上 綾さんのヘアメイクアシスタントを経て2020年に独立。さりげない遊び心を効かせたナチュラルメイクが得意。メンズモデル・男性俳優のヘアメイクも多数。

ストレスオフの香りやオイルで気持ちから上げて

たくさんの人の肌や髪に直接触れるヘアメイクさんに欠かせないのが、気分やその場の空気を整えてくれるモノ。「空間を変えたいときにいま1番気に入っているのが、02のスプレー。天然アルコールとミネラルウォーター、榊エキスのみのシンプルな成分ですが、シュッとするだけで本当にすっきりするんです。03のオイルは心を落ち着かせてくれる精油ブレンド。気持ちをリセットしたい時に嗅いだり、こめかみあたりに付けたりします」。メイク前のマッサージには、詰みたての沖縄産月桃からゆっくりと抽出した月桃葉エキス入りのオイル（01）を使用。「フランキンセンスやゼラニウムのとってもいい香り。モデルさんにも評判がいいです。時短にもなるおすすめアイテムは、まつ毛を撫でるだけでマスカラが落ちるリムーバー（04）。「スルッと簡単にオフできるので繊細な目元の皮膚への負担も減らせてオススメです」。

 

新井裕梨さん

POIL所属。1987年生まれ。扇本尚幸さんのアシスタントを経て2020年に独立。ロンドンに短期留学したのち帰国。メイクアップはもとよりヘアづくりのセンスの良さも評判。

見た目からも癒される美しいコスメや小物たち

ナチュラルでフレッシュな肌作りが得意な新井さん、ベースメイクでよく使うのはスキンケアラインから生まれた01のリキッドファンデーション。「重ねても厚くならず、かつ乾燥しないところ、ファンデーションで肌をつくると言うより素肌感を残しつつきれいにキメが整っていく感じが大好きです」。自分的定番アイテムも同じく《シャネル》のウォータリーなチーク(02)。色を閉じ込めた小さな粒が、指先で混ぜると弾けて広がり活き活きとした表情を演出。「自然な血色感が出てとっても使いやすい。リピートしています!」。気分転換のお供は、イランイランやダマスクローズ、ラベンダーなど７種のハーブが女性ホルモンに働きかけるブレンドアロマオイル（03）。「自分で嗅いで気分を変えるのはもちろん、モデルさんに付けてあげることも」。シックなデザインも素敵なの眉ブラシは、傾斜のある筆先が特徴。「持ち手も握りやすくて筆の硬さもちょうどいい。大好きなブラシです。このブランドさんの木のシリーズがすごく好きで…… ちょっとずつ集めていくのを楽しみにしています」

 

photograph_Sasaki Takeshi , Suganuma Shotaro（CUT OUT）
styling_Takaue Mina
illustration_Hirao Kaori
edit&text_Yoshida Kei
desgin_Inoue Kentaro〈CIRCLEGRAPH〉
special thanks to AWABEES

 

FUDGE vol.242　2023年9月号より

 

 

• 
• 
• 
• 
• 
•