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忙しい日常の中で、自分だけの特別な時間を作りたいと思ったことはありませんか?コーヒーショップで飲む一杯も素敵ですが、自分の手で淹れる一杯には比べものにならない満足感があります。実は、プロ顔負けの美味しいコーヒーは、正しい知識と少しのコツで誰でも淹れられるんです!この記事では、初心者でも失敗しない基本の淹れ方から、時間帯やシーンに合わせたアレンジ、インテリアとして映える道具選びまで、FUDGEらしい視点でご紹介。あなただけの特別なコーヒータイムを、もっと素敵に彩ろう。
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コーヒーの「おいしい淹れ方」にこだわることの5つの魅力
コロナ禍以降の「おうち時間」の充実を求める動きの中で、SNSでの「#おうちカフェ」投稿が急増し、アフターコロナでも本格的な趣味として定着。特に「淹れ方」へのこだわりは、自分だけの特別な時間を作り出す体験へとコーヒーの価値を高めています。
こうした傾向は国内に留まらず、特に北欧では「フィカ」と呼ばれるコーヒーブレイクの文化が根付いており、丁寧に淹れたコーヒーと共に過ごす時間が大切にされています。
「淹れ方」にこだわることで得られる5つの魅力:
- 豆本来の風味と香りを最大限に引き出せる
- 自分好みの味わいに調整できる
- コーヒーへの理解と愛着が深まる
- 淹れる時間そのものが特別なリラックスタイムになる
- おもてなしの質が格上げされる
自分らしいコーヒーの淹れ方を見つける
その日の気分や過ごす時間に合わせて、コーヒーの楽しみ方も変えてみませんか?朝の一杯には目覚めをくれる香りを、夜には心をときほぐす深みを。豆の個性や淹れ方を少し意識するだけで、いつものコーヒーがぐっと自分らしくなる。「今日はどんな一杯にしようかな」、そんな小さな選び方から、日々の景色が少し変わって見えるかも。
朝・昼・夜で変える味わい
朝に飲みたい爽やかな一杯:
明るい酸味が特徴の浅煎りコーヒーを、ペーパードリップでクリアに抽出。目覚めの一杯には、エチオピアやケニアなどのフルーティーな酸味が効いたコーヒーがおすすめ。抽出比率は1:15(豆:お湯)で、やや薄めに淹れるのがポイント。
昼下がりのリフレッシュタイム:
バランスの良い中煎りコーヒーを、ネルドリップでまろやかに抽出。ブラジルやコロンビアなどの中南米の豆が最適。抽出比率は1:13〜14で、コクと甘みを引き出そう。
夜のリラックスタイム:
深煎りのコーヒーを、フレンチプレスでじっくり抽出。インドネシアやグアテマラなどの重厚感のある豆が夜の時間に寄り添う。抽出比率は1:12でやや濃いめに淹れると、デザートとの相性も抜群。
シーンに合わせた淹れ方の選択
一人の贅沢時間には:
じっくりと丁寧にハンドドリップで淹れる一杯。お気に入りの本や音楽と共に、淹れる過程から香りを楽しむ時間そのものが贅沢。
友人を迎えるおもてなしには:
サイフォンでの抽出パフォーマンスが会話のきっかけに。見た目にも美しい抽出過程は、おもてなしの場を華やかに演出する。
誰でも失敗しない、基本のペーパードリップ
丁寧に淹れた一杯のコーヒーは、それだけで気持ちを整えてくれるもの。まずは、基本のペーパードリップから始めてみましょう。必要な道具、豆とお湯のバランス、そして失敗しないためのちょっとしたコツまで。初めてでも迷わず、美味しく淹れられる方法をひとつずつご紹介します。
必要な道具と選び方

画像出典:https://www.photo-ac.com/
ペーパードリップに必要な基本の道具:
- ドリッパー:初心者には安定した抽出ができる円錐形がおすすめ
- ペーパーフィルター:ドリッパーの形状に合ったものを選ぶ
- コーヒーサーバー:目盛り付きで抽出量が確認できるものが便利
- ケトル:細口タイプが湯量のコントロールに適している
- スケール:豆とお湯の量を正確に測るために必須
- グラインダー:挽きたての豆で淹れるのが理想(なければ少量ずつ購入)
道具選びのポイント:
ドリッパーは素材によって熱伝導率が異なります。セラミック製は熱を蓄えて安定した抽出ができ、プラスチック製は軽量で扱いやすいのが特徴。初心者には、HARIO V60などの定番モデルがおすすめ。
黄金比率を知る(豆とお湯の理想的な比率)

画像出典:www.freepik.com
コーヒーの基本の黄金比率は「1:15〜16」(豆:お湯)。
例えば、1杯分(200ml)なら、コーヒー豆12〜13g、お湯200mlが目安になる。
濃さの調整:
- 濃いめが好みなら「1:13〜14」
- 標準的な濃さなら「1:15〜16」
- 軽めの味わいなら「1:17〜18」
初めは「1:15」からスタートし、自分好みの比率を見つけていくのがおすすめ。
【ステップバイステップ】ドリップコーヒーの淹れ方
- 準備(30秒):
- ドリッパーにペーパーフィルターをセット
- お湯でフィルターを濡らし、予熱する(紙の匂いも取れます)
- 予熱したお湯は捨てる
- 豆の計量と挽き(1分):
- 12g(1杯分)のコーヒー豆を計量
- 中細挽き(砂糖よりやや粗い程度)に挽く
- 挽いた粉をドリッパーに入れ、中央を少し凹ませる
- 蒸らし(30秒):
- 92〜94℃のお湯を豆の2倍量(24ml)注ぐ
- 粉全体が湿るように円を描くように注ぐ
- 30秒間そのまま待つ(この間にガスが抜けます)
- 1回目の抽出(30秒):
- 中心から外側に向かって螺旋を描くように少しずつお湯を注ぐ
- 合計100mlまで注いだら30秒待つ
- 2回目の抽出(30秒):
- 再び中心から外側に向かって注ぎ、合計200mlまで注ぐ
- ドリッパーの縁は濡らさないよう注意
- 仕上げ(30秒):
- 最後の一滴まで落ちるのを待つ(約2分30秒が理想的な総抽出時間)
- サーバーを軽く回して全体を混ぜる
- カップに注いで完成
初心者がやりがちなNG行動と対策
目分量で淹れてしまう
スケールで計量を。基本は粉15gにお湯250mlからはじめよう。
蒸らしを飛ばしてしまう
最初に50ml注ぎ、30秒待つだけで香りと甘みがぐっと引き立つ。
お湯の温度が合っていない
沸騰後すぐはNG。30秒ほど冷まして92〜94℃がちょうどいい温度。
抽出時間がばらばら
タイマーで2〜2分30秒をキープ。味に合わせて挽き方を調整しよう。
一気にお湯を注ぐ
3〜4回に分けて、中心からゆっくり円を描くように注ぐのがコツ。
ネルドリップで味わう深いコク

画像出典:https://www.photo-ac.com/
布製のフィルターを使用することで、ペーパーでは取り除かれてしまうコーヒーオイルも抽出でき、まろやかでコクのある味わいが楽しめます。
基本の淹れ方:
- ネルをお湯で濡らし、予熱する
- 中挽きのコーヒー粉を入れる(ペーパーより少し粗めに)
- 中心から少量のお湯で蒸らす
- 30秒後、少しずつお湯を注ぐ(ペーパーより注ぐスピードはゆっくりと)
- 抽出時間は3〜4分が目安
お手入れのポイント:
使用後はすぐに水洗いし、直射日光を避けて乾燥。定期的に重曹水で煮沸洗浄すると長持ちします。
ドリップコーヒーの味を決める2つの重要ポイント
同じ手順でも味が変わるのは、豆と注ぎ方が影響しているから。豆の種類や挽き方、注ぎ方次第で風味は大きく変わります。ここでは、初心者でも扱いやすい豆と、香りとコクを引き出す注ぎ方の基本をご紹介。
おすすめの豆と挽き目の調整
豆の種類と挽き目の組み合わせで、コーヒーの味は大きく変化する。バランスのよいブラジル、酸味とコクのバランスがとれたコロンビア、しっかりとした風味のグアテマラなど、好みに合わせて選ぶのが◎。
抽出方法に応じて挽き目も調整を。ペーパードリップには中細挽きが理想。挽きが細かすぎると過抽出で苦味が強くなり、粗すぎると酸味や水っぽさが目立つので注意しよう。
蒸らしと注ぎ方

画像出典:https://www.photo-ac.com/
蒸らしは、コーヒー粉に少量のお湯を注いで膨らませる大切な工程。粉の中のガスを抜くことで、その後の抽出がムラなく進み、香りやコクがしっかり引き出されます。コーヒー粉の倍量ほどのお湯を粉全体にまんべんなくかけ、30秒ほど置くのが目安。省略すると味が平坦になってしまいます。注ぐときはドリッパーの中心から外側へ、螺旋を描くように、数回に分けてゆっくりと。
季節やシーンで楽しむコーヒーアレンジ
季節ごとに移ろう空気や気分に寄り添って、コーヒーも装いを変えてみる。春は花の香りをまとわせて、夏はひんやりと冷たく、秋冬はぬくもりを添えて。気軽なアレンジで、いつもの一杯が特別な存在に。気分やシーンに合わせた“季節のコーヒー”を楽しんでみては?
春の爽やかな一杯(レシピ)
画像出典:https://amzn.asia/d/iJ3HQyu
春のアレンジレシピ「桜ラテ」
- ペーパードリップで淹れた濃いめのコーヒー(1:12)150ml
- 桜シロップ 10ml
- 温めた牛乳 50ml
- 桜の塩漬けを飾りに
花のような香りと明るい酸味が春の訪れを感じさせる。
夏の冷たいアレンジ(淹れ方)
夏におすすめの淹れ方「コールドブリュー」:
粗挽きのコーヒー粉80gと水1Lを容器に入れる
冷蔵庫で12〜24時間抽出
ペーパーフィルターでろ過
氷と水で希釈して飲む
秋・冬の温かみのある一杯(レシピ)
1.ネルドリップで淹れたコーヒー 150ml
2.メープルシロップ 15ml
3.シナモンパウダー 少々
4.温めた牛乳 50ml
テラコッタや茶色系の温かみのあるカップを使用し、ドライフルーツやナッツを添えて楽しむことで豊かな時間を過ごそう。
コーヒーのある暮らしを楽しもう!
コーヒーを淹れる時間は、忙しい日常から少し離れて、自分と向き合う特別な時間。完璧な一杯を目指すことも素晴らしいけれど、何より大切なのは、その過程を楽しむこと。
朝の静かな時間に、窓から差し込む光を感じながら丁寧に淹れるコーヒー。友人との会話を温める午後のカフェタイム。一日の終わりに、明日への活力を蓄える夜の一杯。
あなたらしいコーヒースタイルが、毎日の暮らしにさりげなく彩りを添えてくれるはず。
そんな一杯との出会いに、この記事がそっと寄り添えたらうれしいです。
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