モデル・サクラ マヤ ミチキさん国産レトロカー〈117クーペ〉を只今物色中。 | FUDGE.jp

ONKUL

〈117クーペ〉ってどんな車?

ルーフ(屋根)からトランク(リアデッキ)まで傾斜したデザイン「ファストバックスタイル」が〈117クーペ〉の特徴。2ドアのクーペは前列の座席を倒して後部座席に乗り込まなければならず、実用的ではない分デザイン性が高いとされる。そしてこのひと手間があるからこそ愛着が湧き、特別感が増す。ヘッドライトが丸い「丸目」タイプは誕生から1976年まで、翌77年から生産終了となる81年までは四角い「角目」タイプに変更となっている。ちなみに68年から72年まではほぼハンドメイトで作られていたため、より希少性が高い。

「贅沢さも男前なルックスもまるっと素敵」

「新しいものを次から次へと手に入れるより、古いものとじっくり付き合うほうが性に合うというか。だから車を購入するならヴィンテージカーがいいなとは思っていました。《ジープ》の旧車なども含めてあれこれ見ていたのですが……」。

免許は以前から持っていたものの、最近急にマイカーを購入したい気持ちが強まったのだというマヤミチさん。そんなときに思い出したのが、今回訪れた《いすゞスポーツ》。「以前撮影車を借りに寄ったことがあって。その時に〈クーペ〉にひとめ惚れしたんです」。1968年に誕生した〈クーペ〉は、「トラックやバスなどが主力だった《いすゞ自動車》の製作陣が、手がける車の中では好きにいじれる車だったらしいんです。そういうエピソードが面白いし、だからこその遊びやラグジュアリー感があるのも素敵」。当初デザインはイタリアの著名な工業デザイナー、ジョルジェット・ジウジアーロが担当。何よりデザインが重視され、インパネに天然楠が採用されていたり、手作業で仕上げられたりしていた時期もある。この日は数台見て回り、一台試乗もしてみたけれど……。「これでヘッドライトが丸目なら」「黒もいいな」と考え込んでしまい、慎重になるマヤミチさん。いったん保留することになった。でもその慎重さが旧車とのめぐり合わせには大切。誕生から年近く経つ一台に乗るのには、それ相応の覚悟が必要になる。

「できる限り長くどこへでも一緒に出かけたいから、維持のこととか備えを万全にしてもう一度来ます!」

 

以前の持ち主がアレンジしていることも多く、同じ車種でもシートや内装はそれぞれ。運転中に過ごす内装選びも重要。たびたびメンテナンスが必要な手のかかる子だけれど、そこも愛着が湧くポイント。

 

木目のパネルやレバーにメーター、男前な内装も良い。いすゞスポーツには試乗ができる車が常備。パワステなのでハンドルも思ったより軽いし、加速もしっかりできて運転しやすい!

 

後ろから見たときのデザインも好き。運転すること自体が好きと話すマヤミチさん。わざわざ旧車を手間暇かけて愛でる、古いものとじっくり付き合う選び方。素敵な考え方かもしれない。

 

【SHOP DATA】

ISUZU SPORTS  [いすゞスポーツ]

住所/東京都羽村市富士見平2-1-1

問い合わせ/0800-800-4117

営業時間/10:00〜19:00、火曜定休日

 

model:Sakura Michiki [AMAZONE]

photograph : Yuya Shimahara

text : Koba.A

最新号 ONKUL vol.15(2021年4月22日)より

 

FUDGE CHOICE

  • サムネイル
    PR
    ブルーTシャツとホワイトワン...
  • サムネイル
    PR
    《グレゴリー》のバックパッ...
  • サムネイル
    PR
    旅をプレイフルに彩る《キウ...
  • サムネイル
    PR
    私たちが春スニーカーに《サ...
  • サムネイル
    PR
    春の足元には《オニツカタイ...
MORE MORE
サムネイル
PR
ブルーTシャツとホワイトワンピースの《ミルクフェド》着まわし3days
サムネイル
PR
《グレゴリー》のバックパックとワンピース
サムネイル
PR
旅をプレイフルに彩る《キウ》のトラベルグッズ
サムネイル
PR
私たちが春スニーカーに《サロモン》XT-EVRを選ぶワケ。

PRESENT & EVENT

サムネイル

編集部から配信されるメールマガジンやプレミアム会員限定プレゼント、スペシャルイベントへの応募など特典が満載です。
無料でご登録いただけます。