kiitos.
人の心は、1週間の中でセンシティブに変化していくもの。ウォーミングアップして走り出す平日からスローペースになる休日まで、10の考え方をベースに、どんなときも穏やかな自分でいよう。
Index
月曜日:これからはじまる1週間、なんとなくゆううつな気分
金曜までにこなさなければいけないTO DOが頭をよぎり、プレッシャーを感じる朝。疲れも抜けていない気がして、体調も心配。
STRESS OFF:「今日も元気だ」と自分に言い聞かせる
不安な気持ちに包まれると、実際には身体のどこも悪くはないのに“めまいがするかも?”などと自分のよくない症状を探しはじめ、心許ない状態に陥りがち。ベッドから起き上がったらいちばんに「今日も絶好調!」などと、はじめは嘘でもいいので毎日口にすると平均して3週間程度でネガティブ思考から抜け出せるように。個人差があるので、焦らずに継続を。
火曜日:平日の感覚に慣れてきた。いまのうちに頑張らないと……
心も身体の状態も上向きになりエンジンがかかる火曜日。調子が出てきたと思うと、真面目な人ほど予定を詰め込み、ノルマの多い1日にしてしまう傾向が。
STRESS OFF:調子がよいときこそムリはやめる
気力も体力もフルパワーを出そうとすると、週の後半はエネルギー不足に。心身のリズムを崩すことにもつながってしまい、本末転倒。うまくまわりはじめたときこそ残業は避けるなど、過密なスケジュールにしないように気をつけて。後ろ倒しにできるものはして、完璧を目指しすぎないほうがよい結果を生むことも多いもの。まだ3日あると思って気楽に過ごそう。
水曜日:週の真ん中、今週まだ3日もあるの?
疲れのターニングポイントになる水曜日。月曜、火曜の疲労の蓄積を感じるとやる気も低下し“まだ頑張らなきゃいけないの?”と暗い気持ちに陥りがち。
STRESS OFF:「休む日」と決めて好きなことをする
平日の5日間を、フルパワーで全部頑張ろうとする必要はナシ。就業時間外に仕事のことを考えたり、残業することが当たり前になっているならイエローカード。週の真ん中の水曜は休む日にして、アフター5は自分の好きなことをして過ごしましょう。“休む習慣にしたのだから休む”という気楽な心構えで、休息を取ることへの罪悪感は捨てて。
木曜日:実は一番きついのが木曜だと思う
“今日で終わり”と思えばラストスパートがかけられるけれど“さらにもう1日残っている”木曜はやる気がなくなりモチベーションを保つのが難しく……
STRESS OFF:ストレスを感じたらすぐに楽しいことを想像する
週末まであと2日というタイミングに心が折れそうになる人も多いはず。木曜日をいかに苦しいと思わないかが過ごし方のポイントに。疲れを感じたときは楽しいことを反すうしながら思い浮かべることを、ほかの曜日以上に強く意識してみて。“あと1日あるけど明日は頑張りすぎなくても大丈夫”と楽観的に考えるのも効果的。
金曜日:身体の疲れはピークに。同時にメンタルも下がりがち
平日を駆け抜けて、体力が心配になる金曜日。来週に持ち越さずに仕事を終えられるか不安になり、精神的にも余裕がなくなりがち。
STRESS OFF:直前に迫る週末にわくわくしながら過ごする
考え方を変えれば、平日最後の金曜日は楽しみになる出来事がつくりやすく、最も希望に胸が膨らむ曜日。仕事終わりから週末にかけて、何をして過ごすか具体的に想像すると疲れも吹き飛んでいきそう。好きな食材を買い込んでいつもより贅沢な食事をしたり、リフレッシュするために長めにお風呂に入るなど、頑張った自分にご褒美をあげる日に。
土曜日:やっと休みだと思うとズルズル寝てしまう
有意義に過ごそうと思っていたはずが、起きたら昼。休日を無駄にした気がして、自分を責めてしまい、せっかくの土曜日なのに暗い気持ちになりがち。
STRESS OFF:思う存分、休みを楽しむ
土曜日は最も好きなことを楽しめる日。“次の日も休める”と思えば、趣味にも没頭できるもの。自分が笑顔になれることを普段からなるべくたくさん探して、土曜日に実践を。寝溜めしたくなって起床時間を遅らせたとしても平日より1時間程度に留め、体内リズムを狂わせないように注意。ウォーキングなど、身体を動かすとリフレッシュ効果もUP。
日曜日:明日からまた仕事か……休みが終わってしまう……
休みの日なのに、頭の中は月曜日からはじまる仕事のことでいっぱいになりソワソワ。特に夕方からゆううつな気持ちが色濃くなって、落ち込んでしまうことも。
STRESS OFF:明日のことは明日考える。楽しかった思い出に浸る
楽しかった週末の思い出を振り返ったり、次の休みにはどんな予定を立てるか、なるべく明確に想像してみて。食べたいものや行きたい場所、誰と過ごすかなどリアルに想像することで、頭の中がわくわくした感情で満たされていくはず。だいたいの心配事は実際には起こらないから大丈夫。不要な気掛かりなどにとらわれず、楽しいことだけ考えよう。
photograph : Masahiro Tamura[FREAKS] styling : Mina Takaue
hair&make-up : Takuma suga model : Misaki Hattori[FLaMme] edit&text : Ai Watanabe re-edit:Yuri Iwata[press lab]
※kiitos. vol.23(2022年5月13日発売)より抜粋。現在は販売していない商品もあります。
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