kiitos.
古来の生活の知恵であった“手当て”とは、手のひらから伝わる温もりを用いた、もっとも身近なセルフメディケーション。それだけで、心は鎮まり身体は不思議と癒されるもの。疲れた部分にそっと手を当て、体内に秘めた回復力を高めていきましょう。
教えてくれたのは…
TEACHER|「銀座ナチュラルタイムテラピーセンター」副院長 廣澤幸恵先生
鍼灸マッサージ師の国家資格、教員資格を持つ。心理学を学び、その後エステティシャンを経て、臨床の道に。現在は、パワーストーンを使ったストーンセラピー「カラダ風水」で心に寄り添う親身な治療が評判。
「銀座ナチュラルタイムテラピーセンター」
ADD:東京都中央区銀座3-14-18-1F
TEL:03-3544-2287 https://www.naturaltherapy.jp/
自然医学を基本概念とし「、カラダ風水」などの東洋五術を取り入れ、健康で美しく、人生を想いのままにしあわせに生きるために天然素材を活かした自然療法の専門サロン。
スキマ時間にできるマッサージを紹介
身体をニュートラルな状態に戻したら、気になる心身の症状を改善していく“標治法”のマッサージを。日常生活のちょっとした合間を活用し気軽に行って。
デスクワーク中の“こり”を軽減
◾️腕や肩がこりやすい
- 腕を持ち上げながら、上げた腕と反対側の手のひらで、手首からワキの下に向い腕全体をさする。
- 上げた腕と反対側の4本の指でワキの下を押す。
- 首のつけ根から肩先にかけて、肩と反対側の4本の指で一箇所あたり5〜7秒押す。マッサージする手を変え1.〜3.を左右両方とも行う。
◾️PCの見すぎで目が疲れた
- ①耳の下に手のひらの小指側を当て、手に頭を乗せるようにして首の側面を押す。これを耳の下から肩まで行う。②耳の下から肩先まで、左右の手のひらで交互に首の側面をさする。反対側も同様に行う。
- ①人差し指と中指を目頭の横側に添えて、目頭からこめかみまで目の下をやさしくさする。②人差し指と中指を目頭の横に添え、目頭からこめかみまで目の上をやさしくさする。
- ①人差し指と中指で目頭からこめかみまで、目の下を押す。②目頭からこめかみまで目の上を押す。
休憩中、リラックスしたいときに
◾️くつろぎながら足の冷え取り
- 足首を両方の手のひら全体で包み込むように持ち、右手と左手で交互に、ひざの裏までさすり上げる。
- 土踏まずの中央よりやや指側にあるツボ・湧泉に両手の親指を重ね、気持ちいいと感じるくらいの圧で体重をかけて押す。
- 足の指と指の間のラインを、指のつけ根から足首に対して気持ちいいと感じるくらいの圧をかけて親指で押す。1.〜3.を反対側の足にも同様に行う。
◾️もっとリラックス感を高めたい
- あおむけになり、へその上下に両手のひらを当て、時計まわりにゆっくりとさする。
- 身体の正中線上で、へそから下3寸(指4本分)にあるツボ・関元(かんげん)を押す。※この経穴は気が集まる場所と考えられ、疲労回復、消化器系の機能改善、身体の引き締めなどに効果がある。
- 両方の手のひらを丸くなるようにくぼませ、左右の手で交互にお腹全体を叩く。リズミカルに軽く触れることを意識して。
感情を落ち着かせたいときは「経絡マッサージ」を
東洋医学では、感情と関係する五臓の経絡のマッサージを推奨。手でも行えるが、ローラーやパワーストーン、ヒーリングクリスタル(天然水晶)を使えばさらに効果的。心身に滞留しているマイナスエネルギーを吸収・浄化し気分をスッキリさせましょう。
◾️イライラ、怒りやすいとき→足の厥陰肝経(怒)各10回
怒りの感情が強いときは、肝経に変調が。足の甲にあるツボ・太衝を押し、ひざ裏までの足の内側にある肝経をさすると、心も穏やかに整います。上半身のこりやのぼせやすい人にも効果的。
◾️心配性、不安になるとき→手の少陰心経(喜)各10回
過剰に喜んだり不安で眠れないときは、心経に変調の可能性が。手の小指からはじめ、ツボ・神門を押し、腕の内側を通る心経をケアをすると心配やストレスによる不安が軽減しやすくなります。
◾️思い悩みやすいとき→足の太陰脾経(思)各10回
些細なことで悩み優柔不断になるときは、脾経のケアを。足の親指から脚の内側を通り、ツボ・三陰交を押し、脾経をさすると効果的。悩みも楽になると胃腸の不調も改善されやすくなるのだそう。
◾️辛い、悲しくなるとき→手の太陰肺経(悲)各10回
悲しくなって泣きたくなるときは、肺経をマッサージ。ツボ・太淵を押し、手の親指からひじの内側を通る肺経をマッサージすることで、不思議と前向きな気持ちが取り戻せますよ。
◾️ビクビク、驚きやすいとき→足の少陰腎経(驚)各10回
ビクビクする、驚きやすいときは、腎経に変調が。気が不足しがちなのでツボ・湧泉を押し、足裏、脚の内側を通る腎経ケアを。さらに睡眠で気を補給すれば、やる気もアップ。
photograph : Masahiro Tamura[FREAKS] hair&make-up : Takuma Suga styling:Mina Takaue model : Yura Anno illustration : Demi edit&text : Ai Watanabe re-edit:Yuri Iwata[press lab]
※kiitos. vol.22(2021年12月23日発売)より抜粋。
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