《コホロ》×《サマンサモスモス》のコラボしたメガネがあれば、秋のおしゃれがもっと素敵に！

出典：春アウターをお洒落に着るコツって？デニムジャケット×バルマカーンコートのレイヤードスタイルをチェック

連載『お洒落さんのためのファッション用語辞典』では、トラッドファッションから最新のファッションまで、FUDGEでおなじみのファッション用語についてわかりやすく解説します。98回目は「レイヤード」のルーツを探ります。この連載を読んでファッション用語の背景や起源を知れば、毎日のお洒落がより楽しくなること間違いなし！

【用語解説】まずは「レイヤード」を知ろう。

出典：デニムとシャツワンピースとロングスカートのオシャレなレイヤードコーデ【本日のFUDGE GIRL-4月29日】

「レイヤード」とは英語で‟層をなした”‟重ねた”などの意味で、ファッションでは「重ね着」スタイルのことを差して使います。内側に着たものが表から見えるような着方をして、複数の衣服を重ねた効果の面白さを追求したものです。

【歴史】「玉ねぎルック」と呼ばれた時代も？！

出典：秋らしい“ベストレイヤード”5選。残暑が気になるときも心地いい【FUDGE FRIEND おしゃれさんの毎日コーディネート】

「レイヤード」スタイルは、従来の着方を無視した意外性と新鮮な感覚が受け入れられ、1960年代後半から70年代前半のヒッピー・ムーブメントの時代に、エスニック・フォークロアファッションの流行のなかで多く見られるようになりました。「積み重ねルック」「玉ねぎルック」と言われていた時代も。現代ではアクセサリーを含めた重ね着全般をさして使われています。

【雑学】《MIUMIU（ミュウミュウ）》の小さなブルゾンを軸にしたレイヤードをマネしたい

2025年SSの《MIUMIU（ミュウミュウ）》の2025年春夏コレクションから、マネしたくなるほどかわいいレイヤードスタイルをご紹介。着丈も袖丈も短く、レイヤードを楽しむためにデザインされたようなジップアップブルゾンが主役。首元とウエストに下に重ねて着たシャツとニットをラフにのぞかせて、「レイヤード」感を強調。その上でシャツとニットの裾をスカートにインしていて、きちんと感をキープしています。ブルゾンの袖が短いぶん、アームウォーマーでカバーして、そこもまた「レイヤード」♡

監修：朝日 真（あさひ しん）

文化服装学院専任教授、専門は西洋服飾史、ファッション文化論。早稲田大学文学部卒業後、文化服装学院服飾研究科にて学ぶ。『もっとも影響力を持つ50人ファッションデザイナー』共同監修。NHK『テレビでフランス語』テキスト「あなたの知らないファッション史」連載。文化出版局『SOEN』他ファッション誌へ寄稿多数。NHK「美の壺」他テレビ出演。

illustration_Sakai Maori
edit & text_Koba.A

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