FASHION

スポーティな印象のキャップもレザーにチェンジすることで、モードに昇華した装いに
日本における、帽子メーカーの草分け平田暁夫氏に師事していた、デザイナー木島隆幸。アプローチは平田氏とは異なり、より被る人に寄り添ったデザインは今の時代にフィットしています。職人の手作業で丁寧に生み出され、独自の製法で作られた柔らかな素材は高い品質を誇り、機能性も抜群。ミニマルなデザインの中に、存在感を放つ佇まいがファッション好きから愛されています。
被るだけでスタイルが決まるキャップ
アウター、ボトム、シューズまで…コーディネートが完成したつもりなのに、何だか物足りない。そんな時『KIJIMA TAKAYUKI (キジマ タカユキ)』のハットを被ると、自然とスタイルが決まる。そんな全体のバランスを整えてくれる魅力があります。レザーが珍しいジェットキャップは、スポーティでカジュアルな印象が強いキャップを、レザーに落とし込むことでモードな装いに。例えばトレンチコートにデニム、足元はデッキシューズ。そこにレザーキャップをプラスすることで、コーディネートがぐっと引き締まって、大人の品格を醸し出してくれます。
数あるアーカイブから選ばれた名品

アーカイブからビショップ別注で復刻した、ジェットキャップ。一般的なタイプは6枚のパネルを組み合わせて作られますが、ジェットキャップはよりシンプルに5枚で構成されています。浅い被りも特徴で、素材に上質なシボ皮を用いることで、より洗練された印象になります。
後ろのアジャスターベルトを見てみると、レザーと対比するプラスチック素材。銀面に細かなシワが入った重厚感のある佇まいに、ぬけ感を与えてくれます。『KIJIMA TAKAYUKI (キジマ タカユキ)』のハットはデザイナー独自の視点で移り変る時代を読み取り、コーディネートすることで活きる魅力があります。化繊のキャップではカジュアルすぎるけど、レザーならばちょっと背伸びしたくなる。帽子が好きな人は勿論のこと、被ることに抵抗がある人にもトライして欲しいです。
ビショップ
03-5775-3266
photograph:kimyongduck
styling:Mari Nagasaka
hair&make:Daisuke Yamada(Cake)
model:Rio Kajiyama
text : Shizuka Takehara
◆「PeLuLu」の人気企画「名品図鑑」より
12月は”毎日愛でたい革小物”がテーマ。ワードローブの定番となるようなレザーのシューズやバッグ、ウォレットなどを日々ご紹介していきます。
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