FASHION
時とともに増す味わい深さと、唯一無二の存在感に魅了されたHanjiさん。自分を高めるべく、友達との約束には必ず憧れブランドのヴィンテージウォッチをつけていくと決めているんだって。
《カルティエ》の「タンク」はいつだってみんなの憧れ!
Hanjiさんのベスト・オブ・ウォッチは、ジュエリーメゾン創業者のルイ・カルティエが戦車の轍(わだち)から着想を得てデザインした「タンク」。ダイアナ元妃や、ポップアートの旗手アンディ・ウォーホルも愛したこの名品(ちなみに愛好家は、通称“タンキスト” と呼ばれている)。時計のデザイン史上、最もシンプルで、最もエレガントな存在であると謳われた名品は、時代がめぐってもなお、世界中で愛され続けている。
19世紀に活躍した大型帆舟(=クリッパー船)にちなんで名付けられた《エルメス》の人気モデル「クリッパー」。舷窓の形をルーツとしたビス付きの丸型ケースと、ブランドの頭文字“H” のモチーフが連なったブレスレットが特徴的。女性らしい華奢でフェミニンな雰囲気とその完成度の高さから、廃盤となった今でも多くのファンを魅了している。
誕生から130年を超える歴史を持つ《ハミルトン》。懐中時計の製造から始まり、創業以来、品質と精度をナンバーワンに掲げてきた。そんな同ブランドのヴィンテージウォッチは、ジュエリー感覚で着けられる小ぶりなサイズと、バネで伸縮するエクスパンション式のベルトが魅力。落ち着いたゴールドの煌めきが、たちまち手元に品のよさを添えてくれる。
世界5大ジュエラーのひとつ《ティファニー》は、かつての大統領夫人や王室が愛用し、今でも多くのセレブリティから人気を博すジュエリーブランド。約21.2mmという小ぶりな文字盤に、細身のブラックベルトを合わせ、クラシックな印象にアレンジされた希少な1本。14KYGを贅沢に使用したケースからは高級感が漂う。モチーフアクセサリーと組み合わせることで親しみやすい印象に。
高い技術力とクラシカルなデザインから時計愛好家の高い評価を得る《ジャガー・ルクルト》は、スイスのル・サンティエで創業した名門ウォッチブランド。18KYGを用いたフェイスは、半世紀を経てもなお、その輝きを失わない。
photograph_Suganuma Shotaro
styling_Ogura Fuko
hair & make-up_Onishi Akemi
model_Hanji
edit_Nozaki Nanami <KIP Inc.>
design_Honda Yasuki <LETTER DESIGN>
FUDGE vol.248 2024年3月号より
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