FASHION
力仕事や過酷な環境下で働く人たちのために誕生した作業着は、今やファッションのいちアイテムとして欠かせない存在に。そんな歴史あるワークウエアをこよなく愛する女の子、キキ。彼女のスタイリングを参考にしながら、ワークアイテムの知識を深めよう。
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ワックスドコットンジャケットをワークかつ男前に着こなす
英国の港町、サウスシールズで誕生した《バブアー》。多くの漁師や港湾労働者が厳しい寒さや悪天候の中、少しでも快適に働けるようにと生まれたのがこの「ワックスドコットンジャケット」。そんな無骨なジャケットには、ボートレース選手がユニフォームとして愛用したヘンリーネックシャツを合わせて、とことんワークに着こなしたい。
ジャケット¥58300 / Barbour(ビショップ)、カットソー¥5500 / Robert P.Miller(GSI アブロス)、バンダナ¥1540 / BLUE BLUE(ハリウッド ランチ マーケット)、パンツ¥42900 / beautifu people(ビューティフルピープル 青山店)、メガネ/スタイリスト私物
レインコートの歴史を語る上で《マッキントッシュ》は外せない
19 世紀の英国は、街に馬車が行き交う時代。当時から天候の悪い日が多く、雨風を凌ぐのに大変苦労していたとのこと。その中で生まれたのが、2 枚の生地の間に溶かしたゴムを塗り、圧着させることで高い防水性を実現した《マッキントッシュ》のゴム引きコート。配色やパネル使いの装飾によってモダンにアップデートされた1 着を、晴天の日に羽織る悦びたるや。
コート¥242000 / MACKINTOSH(マッキントッシュ青山店)、シャツ¥25300、パンツ¥28600 /ともにMHL.(エムエイチエル. 代官山店)、メガネ/スタイリスト私物
陸に上がって全力疾走、ミリタリーパンツを穿く水兵さん!?
これぞ《ハーベストムーン》と言わんばかりのダボっとしたカーゴパンツが主役。フロントにタック、裾にダーツを施した大胆なボリュームシルエットに加え、サイドの大きなポケットがメンズライクな印象を与える。白のハンチングにセーラーカラーのトップスを合わせたら、気分はすっかりセーラーズ。
カーゴパンツ¥20680 / HARVESTY(ハーベストムーン)、トップス¥18150 / Vent d’ouest par Le minor(岩久)、ハンチング¥9900 /(THE H.W.DOG&CO.)、シューズ¥12100 /J&S Franklin Equipment(グラストンベリーショールーム)、その他/スタイリスト私物
70 年代にスロバキア軍が穿いていたシェフパンツがベースの、ボタン付きパッチポケットが目を引く1 着。裾に付属したボタンのアジャスト機能が、シルエットに変化をもたらす。カーキでまとめた装いに爽やかなボーダーセーターを合わせて、抜け感をプラスするのがちょうどいい。
パンツ¥24200 / OMNIGOD(オムニゴッド事業部)、ジャケット(メンズ)¥82500 / Aquascutum(アクアスキュータム)、セーター¥21500/Le Tricoteur(ビショップ)、シューズ¥59400 / Sanders(グラストンベリーショールーム)、タンブラー¥1320 / RIVERS(スタンスケープ)、その他/スタイリスト私物
パン職人が履いていたパンツが名前の由来とされるベイカーパンツ(諸説あり)。メンズライクなアイテムながらどこか女性らしさを感じるのは、程よく効いたテーパードシルエットのおかげ。レディに仕上げず、ベレー帽とネクタイ、ベストを合わせて紳士に決めるのが彼女らしい。
パンツ¥20900 / Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア ルミネ有楽町店)、シャツ¥26400 / INDIVIDUALIZED SHIRTS( メイデン・カンパニー)、ベスト¥39600 /Jackman ×Lavenham(ジャックマンエビス)、ネクタイ¥11000/ ts(s)(ティーエスエス 代官山ストア)、ベレー帽¥17600 / LAULHÈRE(クオリネスト)、シューズ¥68200 / HEREU(ビショップ)、その他/スタイリスト私物
別名6 ポケットパンツと呼ばれるカーゴパンツ。その元祖とされる「M-51」をベースに、40 ~50 年代の上質なコットンバックサテンを使用した、鈍い光沢と自然な色落ち感が特徴の1 本。そんなパンツと相性がいいのは、ワーク感に拍車をかけるデニムジャケットでしょ!
パンツ¥30800 / Sewing Chop O’alls(ジョンブルカスタマーセンター)、デニムジャケット¥26400 /OMNIGOD(オムニゴッド事業部)、シャツ¥14300/ Manual Alphabet(エムケースクエア)、時計¥148500 / SEIKO( セイコーウオッチ お客様相談室)、シューズ¥41800 / REGAL(リーガル コーポレーション)、その他/スタイリスト私物
photograph_Kojima Yohei(model),Suganuma Shotaro(item)
styling_Nakako Nao
hair & make-up_Ohgimoto Naoyuki 〈POIL〉
model_Kiki
edit_Nozaki Nanami 〈KIP Inc.〉
design_Yamamoto Katsura
FUDGE vol.231 2022年10月号より
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