FASHION
この春夏は何を着ようか。ずっと愛用しているワードローブにプラスして、新しい私に出会えるアイテムをいくつかチェックしてみない?
今回は、近頃多くのお洒落さんが注目している話題のブランド《PHOTOCOPIEU(フォトコピュー)》と、その最新コレクションをご紹介。日本人デザイナーが手掛ける、パリ生まれのブランドが提案するシックなワードローブとは?
Index
2019年、パリで生まれた《PHOTOCOPIEU》
今回フィーチャーする《フォトコピュー》は、憧れの街・パリで誕生したファッションブランド。
自分らしく、ありのままに強く生きるパリの女性たちをモデルに仕立てられるモダンな服の数々は、2019年のファーストシーズンからお洒落な人々の間で話題に。取り扱いのあるセレクトショップや百貨店を続々と増やし続けています。
ブランドのシグネチャーは、ワークドレス
ブランドを象徴するアイテムは、女性的なシルエットのワンピースにワークウエアのディテールを取り入れたデイリーユースな“ワークドレス”。デザイナー自身も愛用する一品。そのシグネチャーアイテムの他にも、エレガントなトップスやボトムスも人気で、過去には、恐竜モチーフのニットセーターやゼブラ柄のスカートなどユーモアのあるデザインのアイテムも話題になりました。
どれもパリで生活する現代女性をイメージし具現化された洋服で、芯がありながら上品でいて、ロマンティックさも兼ね備えるデザインが特徴。加えて、身にまとえば知性をも漂わせてくれる服は、FUDGEガールにも手に取ってみて欲しいものばかり。
このブランドを知る上でもうひとつ押さえておきたいのは、《フォトコピュー》の服は全て、選び抜かれた極上のファブリックで仕立てられたタイムレスなものだということ。まさに、お気に入りのアイテムを長く愛用したい、そんな私たちの洋服選びのポリシーにもマッチ!
勉強や仕事に励む日も、一生の思い出に残るような特別な日も、そっとそばで支えてくれる服のひとつとして、《フォトコピュー》のコレクションを選んでみては?
パリで学んだ日本人デザイナーが手がける、女性のための服
《フォトコピュー》のデザイナーは、竹内 美彩さん。
東京で4年間、企業のデザイナーとして勤めて、渡仏。パリの名門服飾学校・サンディカを卒業し、イザベルマランでの勤務を経て、2019年にパリで自身のブランド《フォトコピュー》を設立。
ブランドの強みは、竹内さんの経験に基づく巧みな技術やセンス、そして何より“女性デザイナーが作る、現代女性のための服”であるという点。アイテムはそれぞれデザイナーの手遊びによって作り出されたシルエットからなり、生活に馴染みながらも、モダンで新鮮なフォルムが印象的。選び抜かれたファブリックと自立心のある佇まいの洋服は、纏う人の人生をも変えてくれるような、生活のための衣服となることでしょう。
また、竹内さんの実力は確かなもので、数々のファッションコンテストでの受賞歴が。2006年に、世界で活躍できるファッションデザイナーを発掘する「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」というアワードの「ウィメンズ部門」で優秀賞。2013年は、神戸のファッションコンテストでも賞を取り、2019年には、またも「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」で賞され、この時は「プロ部門」で入賞を果たしています。
2022年春夏のキーワードは「デニムとフェミニン」
そんな竹内さんが手がける、《フォトコピュー》の最新作が到着!
2022年春夏シーズンもワーク&ミリタリーといったヴィンテージ服の要素を生かしながら、新しくて美しい、洗練されたワークドレスをはじめ、ブラウスやボトムなど、現代女性のためのリアルクローズを提案。
今シーズンのテーマ「デニムとフェミニンの新解釈」に沿って展開される新作は主に、春から初夏にかけて街中でもしばしば目にする「デニムにレースのトップスを合わせるスタイル」から着想されたもの。その定番とも言える春夏の女子たちのスタイルをブランドなりに解釈、ブラッシュアップしてコレクションに。
特に印象的なアイテムは、デニムで仕立てた“ワークドレス”と、アンティークさながらの風格を放つ“リヨンレースのブラウス”。
ともにファブリック制作から着手しており、ドレスは、デニムをパッチワークして他にはない生地を仕立てたり、ブラウスにフランスで昔使用されていたアンティークのレース織り機を再稼働させて仕立てたレースを用いたりと、ゼロからのものづくりによって生まれたアイテムばかりです。
本記事では、その中でも特に、FUDGEガールにおすすめしたい5つのルックをピックアップ。
私たちが日頃から愛してやまないTシャツやデニムパンツと合わせて、カジュアルに着こなしても素敵な《フォトコピュー》の最新アイテムを紹介します。
FUDGEガールにレコメンド!《PHOTOCOPIEU》2022年春夏新作、5つの注目ルック
01.「ABBEY」
シーズンを象徴する、デニムのパッチワークドレス
PATCHWORK WORK DRESS「ABBEY」
《フォトコピュー》のシグネチャーアイテムである“ワークドレス”は、パリのアトリエで最初に生まれた服。デザイナー自身も働く際に着用しているそうで、お洒落さだけでなく機能面も重視して仕立てられたもの。
今期はブランドを代表するそのドレスに、ヴィンテージショップに置いてある作業着のようなパッチワーク加工を施すことで、よりワークウエアとしての側面を際立たせてアップデート。
この「ABBEY」は、デニム生地一枚一枚の色味や風合いも楽しみながら愛用したい一着。前を開けて、コートのように羽織っても素敵です。
02.「ARIA」&「TRINITY」
バックオープンドレス×プリントTシャツのレイヤードで
OPEN BACK DRESS「ARIA」
シルクリネンの糸で織られた生地を使った軽やかなドレス「ARIA」。上質でシックなドレスだけど、プリントTシャツやデニムなど、FUDGEガールの定番アイテムを合わせ、カジュアルダウンしてデイリーに楽しみたい一着。
このワンピースの特徴の一つでもある袖のデザインは、今シーズン展開されているブラウス「MARINA」にも共通するもので、“肘パッチ”というおなじみのディテールを、新鮮に作り変えたいという思いから着手し、最終的にこのモダンでブランドらしい形に。
大胆に背中が開いたデザインなので、今季のプリントTシャツ「TRINITY」を合わせたスタイリングもおすすめ。
PRINT T-SHIRT「TRINITY」
バックプリントに“女性に名誉と平和を”と書かれたTシャツ「TRINITY」。このメッセージは、ブランドが目指す今後のヴィジョン。サイズ展開があり、ユニセックスで着られるアイテムなのでパートナーとおそろいで楽しむのもよさそう!
なお、本品の売上の10%は、ジェンダーギャップを減らしていく活動の費用(寄付等)に充てられてるといいます。
03.「MAYA」&「IRI」
クラシカルなレースブラウスとデニムスカートでフレンチシックな着こなしに
CROPPED BLOUSE「MAYA」、Bi-COLOR SKIRT「IRI」
上質なヴィンテージアイテムのようなレースブラウス「MAYA」は、今シーズンのスペシャルピースともいえるアイテム。このブラウスに用いられている“リヨンレース”は、1800年代後半よりフランスのリヨンで実際に使用されていた機械で作られたもの。現在、稼働可能なその機械は世界にたった3台しかなく、1時間で30cmしか編むことはできません。そのとっても貴重なレースを使用し、細かなパーツの切り替えを入れたブラウス。言うならば、オートクチュールに匹敵するような代物でしょう。
これに合わせたのはデニムスカート「IRI」。ロマンティックなレースとカジュアルなデニムの組み合わせは、この春、FUDGEガールにぜひトライしてみてほしいスタイルです。
バックスタイルのレースアップの仕様もクラシカルで素敵なレースブラウス「MAYA」。インナーの色や素材感で異なる印象も楽しんで。
「IRI」は、リバーシブル仕様のスカート。本来は裏側として仕立てられる始末をあえて表面に施したディテールが、日々のスタイリングに新鮮なアクセントを与えてくれるはず!裏面は、表面とは相反する穏やかなデザインになっている点もブランドらしい。シルエットだけでなく、ステッチも含めた有機的なデザインに注目してみてくださいね。
04.「JASMINE」&「PAIGE」
リラクシーなムードが今っぽい、こなれ感ジャケットスタイル
PIPED-TRIM JACKET「JASMINE」、RELAX PANTS「PAIGE」
おでかけの時だけでなく、ルームウエアとしても愛用したい心地よい着心地のジャケットとパンツ。ルックのようにセットアップで着用すれば、FUDGEガールにもぴったりのハンサムな着こなしが即完成。もちろんセパレートでの着用もOK!
パイピングがポイントのジャケットは、春先の羽織りモノとしても活躍間違いなし。リラックスパンツは、裾のサイドスリットからお気に入りのソックスを覗かせたり、さりげなく肌見せをして抜け感を出したりとスタイリングのアイデアが広がる一着。
リラックス感がありながらも、いわゆるカジュアルスタイルとは一味違ったニュアンスを醸し出すアイテム。この雰囲気を生かして、FUDGEガールの定番ワードローブのローファーやベレー帽といったクラシカルなアイテムとのコーディネートを楽しんでみては?
05.「RIM」&「TOSCA W」
キャミドレス×タンクトップのヘルシーな夏ルック
右のモデル着用:CAMISOLE DRESS「RIM」、TANKTOP「TOSCA W」
夏のワードローブに取り入れたい、シルクリネンのキャミソールドレス「RIM」は、ストレッチ性のある肩紐や大きなマジックテープ留めの仕様など、体に馴染みやすいディテールが散りばめられているモダンなリラックスウエア。今の時期なら長袖のトップスやカーディガンを羽織ってもいいし、夏の暑い日には、ルックのようにタンクトップと合わせて、涼しくさらりと着こなしたい。
着用のタンクトップ「TOSCA W」は、ワッフル素材。一見、シンプルなタンクトップだけど、肩の部分にギャザーが入っていて、前身頃のフォルムに自然なアクセントのある仕立てになっています。インナーとしてはもちろん、主役のトップスとして着用するのも◎!
上のルックではブラックを着用していたけれど、こちらのナチュラルカラーもエレガント。どちらのカラーがお好み?また、ブラックのワンピースにホワイトのタンクトップを合わせてもグッド!
気になるアイテムは見つかった?今回紹介のコレクションは、以下の取り扱いショップをはじめ順次展開中です。
伊勢丹新宿店本館 3F リ・スタイル/EDITION 各店舗/International Gallery BEAMS
お問合せ:PHOTOCOPIEU
TEL:03-6804-2182
WEB:https://www.photocopieu.fr/
協力:Tokyo新人デザイナーファッション大賞事務局
WEB:http://www.creators-tokyo.com/about/
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