FASHION
太陽が湖に溶け始める時、私は今日もここにいた。誰かに見せるためでなく、ただ私の好きな服を来て誰かに聴かせるためでなく、ただ私のために奏でよう。幻想的で曖昧な、秋の夕景が包む愛おしい時間。
ニュアンスカラーが似合う季節
刻々と移ろう季節の真ん中で、今しかできないお洒落をしようと選んだスエードのジャケットとパファー素材のスカート。やわらかな色と素材が、夏と冬をつなぐグラデーションの風景に溶け込んだ。オレンジがかった心地よい風が、私の鳴らす音をのびやかに響かせる。
内に秘めた挑戦心に気づいた日
次はこの曲にしよう。キラキラと輝く湖面はまるで私に拍手をくれているみたいで、嬉しくなってもう1 曲。思い切って新しい楽譜を手に取ったのは、このジャケットに背中を押されたから。異素材を組み合わせた付け襟が斬新なリズムを加え、オーセンティックを軽やかに超えていく。
強さをくれるミニスカート
ウールとカシミヤで編まれたセーターが気持ちいい。少しずつ冷たくなる空気に気づきながら、それでもミニスカートを選んだ。《プラダ》のミニスカートはきっと、女性らしさを誰かに見せるためでなく、自分が自分を楽しむためのもの。不思議な力と自信が湧いてくる。
夕日が照らすハンサムなシャツ
ハンサムという言葉の似合う女性になりたくて、今日はシャツに袖を通した。ネクタイやエポーレット、フラップポケットなど、メンズユニフォームが持つ特徴的なディテールが、静かに強く主張する。マジックアワーを待ちながら、毎日思うこと。きっと明日もまた、私はここへ来るだろう。
私を輝かせるバッグ。
100年以上続くメゾンのはじまりは、革製品から。ゆえにバッグは、そのヘリテージを色濃く受け継ぎ、メゾンの過去と現代をつないでいる。今期新たに加わった最新モデルから、《プラダ》の魅力を紐解いて。
メゾンの旗艦店から名づけられた、《プラダ》を象徴するバッグ「ガレリア」。素材には創業者マリオ・プラダによって特許が取得された、耐傷性、耐水性に優れたサフィアーノレザーを採用。歴史と技術が詰まったそのレザー素材に、大胆にもアイコニックなトライアングルモチーフをパターンとして配し、新たな独創性を重ねる。
三日月のような曲線的なシルエットが印象的な「アーケ」。女性らしいやわらかさを残しながら、コーディネートを凛と引き締める。ハンドル部分は3 段階に長さ調整が可能で、クロスボディバッグとしても活躍。用途やスタイルに合わせて寄り添うデザインは、現代のアクティブな女性にふさわしい。
photograph_Serizawa Shinji
styling_Tamura Kazuyuki
hair&make-up_Onishi Akemi
model_Nadia
edit_Shibata Moe
design_Araki Masakuni〈Luck Tap〉
FUDGE vol.243 2023年10月号より
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