CULTURE & LIFE

連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。

 

 

有名どころだろうが本でご紹介済みだろうが構わずに、ayacoの好きなお店を片っ端からご紹介しているシリーズの7回目です!

今回ご紹介するのは、おかゆ屋さん。

 

台湾には「清粥小菜」といって、「味のついていないおかゆと小皿料理」のお店がたくさんあります。

「おかゆ街」と呼ばれる場所に何軒か有名どころがあるなかで、いろいろ行ってみて結局リピートしているのはここ、「無名子」。

滞在中は、毎日食べてもいい…と思っているくらい好きなお店です。

 

場所は、MRTの大安と科技大樓のちょうど真ん中あたり(どちらからも10分以内)。

大安の方が大きくてメジャーな駅なのでそちらを選びがちですが、

科技大樓の付近には「勝立」という面白い生活雑貨屋さん(書籍やブログでも何回もご紹介しています)があるし、大好きなお弁当屋さんもスタバもマックもあるし、駅も単純なので、科技大樓を使うことをオススメします(文湖線以外を使うならわざわざ乗り換えずに大安から行きましょう)。

 

 

お店に入って最初に目に入るのは、ピンク色の光に照らされるたくさんの料理たち。

ここのシステムは、小皿料理それぞれに値段があるので(席でチェックされた際にわかるのでドキドキするけれど、大体が安価なのでご安心を)、食べたい物をどんどん店員さんに伝えて(指差しでOK)盛ってもらってトレイで席まで運びます。

 

 

席にはおかゆが鍋ごと置いてあり、食べ放題。

おかゆ代は数十元と格安です。

 

 

黄色いのはさつまいも。

おいしいので取り合いになりますが、取りすぎるとすぐお腹がいっぱいになる罠なので、気を付けましょう。

ちなみに、こういったお店のおかゆは、日本で食べているような塩味はついていないので食べにくいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

台湾人はバンバンおかずをおかゆに投入して食べていくのですが、実は私は味のないおかゆがそんなに得意ではない派…。

というわけで、機内食でとっておいたお塩を持参して、自分の器にちょっとずつ入れて美味しくいただいています。

 

料理のお話に戻ります。

小皿料理は品数が多すぎて、何を頼んだらいいか分からなくなると思うので、参考になるかはわかりませんが、ayacoの「いつものやつ」をご紹介します!

 

 

左上:酢豚の魚バージョン

いわゆる「糖醋魚」。甘酸っぱいあんが食欲をそそります。

これ目当てでお店に行くので、昼に行った時になくて聞いたら「夜限定だよ!」とのこと。それからは夜にしか行っていません(笑)

日によって、えびバージョンになったり酢豚になったりします。

 

右上:小さなカキの台湾バジル炒め

台湾でよく食べられている小さなカキを、「九層塔」というミントのような風味の葉っぱ(台湾でジェノベーゼを頼むと、この味ということが多い)と一緒に炒めた物。

味が濃いのでおかゆが進みます。

 

左下:トマトとたまごの炒め物

日本でも見かけることが多くなった「蕃茄炒蛋」。間違いなくおいしいです。

お腹の余裕があれば、おかわりします。

 

右下:豆の味噌炒め。

正体はよくわかってないんですが、台湾人はこの一皿を「豆子(ドウズ)」と呼びます。

なので、豆だということしかわかっていませんが、ほぼインゲンです。なのでインゲンなのかもしれません。

見た目に反して箸が止まらない美味しさです。

 

これプラス1〜2品オーダーして、2人でシェアして1人500円くらいでおさまる嬉しさ!

しかも、営業時間が早朝4:00〜11:00の時間帯以外は開いているという便利さです。

 

旅行者に嬉しい都合のつけやすさなので、ぜひ行ってみて欲しい!

大人数で行くと小皿料理がいろんな種類食べられるのでオススメです。

 

 

無名子清粥小菜

住所:台北市大安區復興南路二段130號

OPEN:昼11:00〜翌朝4:00

※コロナの影響で変化している可能性があります。

 

 

 

:2020.8.26追記:
現在はこの店舗は閉店してしまったようです。
ただこのお店は閉店したり移転したりまた戻ってきたりを繰り返しているので、
またどこかで営業を再開したら「台湾のたびしおりブログ」の方でお伝えいたします!

 

 

text:ayaco

台湾を第二の故郷として愛しているハンコ作家。行く時は旅のテーマを決めてちょっとロングステイをし、台湾の新しい魅力探しを楽しんでいる。
著書にはクラフト本として「ayacoのはんこノート」「ayacoの手帖のつくりかた」(共にワニブックス)があり、台湾旅行記として「台湾のたびしおり」「もっと!台湾のたびしおり」(共にワニブックス)「ayacoの台湾みやげ話」(幻冬舎)、「ayacoの台湾あいうえお」(朝日新聞出版)がある。

Blog 「台湾のたびしおり」https://heppy.exblog.jp
Blog「ハンコ作家ayacoのブログ」https://inayaco.exblog.jp
Instagram @ayaco_hanco

 

 

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