CULTURE & LIFE
連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。
世界中で猛威を振るうコロナウィルスの影響で、バンコクでも非常事態宣言を発表した3月下旬から約2ヶ月弱にわたり、スーパーや薬局以外のほぼ全ての商店や公共施設がクローズしていました。
現在も段階的に制限解除が行なわれているものの、夜間外出禁止など厳しい措置が継続中です。そんな中、ようやく飲食店やショッピングモールの営業再開が認められ、バンコクでも「ニューノーマル」な日常が始まっています。
今回紹介する「Patisserie Rosie」は、おしゃれなカフェやインテリアショップが多く在住日本人にも人気のエリア、トンローにあるフレンチスタイルのパティスリーです。
こちらもしばらくデリバリーのみでの営業を余儀なくされていましたが、ようやくイートインの営業が再開されましたので、詳しくレポートしていきたいと思います!
まるでフランス映画に出てきそうな可愛いグリーンの扉を開けると、中は広々とした吹き抜けになっています。
シックな色調で統一した家具と、フランスから輸入したアンティークの雑貨がおしゃれ。オープン直後から、多くの女性客で賑わうお店です。
2014年に、タイ人オーナーパティシエのChampさんがオープンした「Patisserie Rosie」。当時はバンコクで本格的なフランス菓子を食べられる専門店が少なく、高級ホテルやフレンチレストランでの提供がメインだったそう。
タイの人々にもっと気軽にクオリティの高いフランス菓子を味わってほしいという思いから、念願のパティスリーを開いたのです。
吹き抜けのカフェスペースの奥には階段があり、2階はソファ席がメインのスペースになっています。
カジュアルな1階に比べて、2階はエレガントな家具や絵画でデコレーションされており、アフタヌーンティーを楽しむのにぴったりの空間になっています。
Index
「Patisserie Rosie」のおすすめメニュー
アフタヌーンティーセット THB 1,045
2種のサンドイッチ、キッシュとスコーン、シグネチャーのミニケーキ4種、ティーポットがセットになった二人分のアフタヌーンティーセット。
クロワッサンにサンドされたスモークサーモンまで自家製で、なんと4日間かけてスモークしているのだとか。そして中段のスコーンも、外側はカリッと中はモイスチャーな生地で、自家製クロテッドクリーム&ラズベリージャムとの相性が抜群です。
アフタヌーンティーでは美しいスイーツに目を奪われがちですが、トータルの味のバランスが素晴らしく何度でもリピートしたくなる美味しさ。甘さがやや過剰気味なバンコクのスイーツ界において、「Patisserie Rosie」のケーキの上品な甘さはとても日本人好みだと思います。
Ikebana THB 290
名前の通り、生け花がモチーフのモダンなショートケーキ。ほうじ茶と柚子など和の食材を使用しています。
Cherry ripe(左) THB 230、Eastern express(右) THB 260
チェリーの形をしたフォトジェニックなケーキは、中にチェリーのコンポートとダークチョコレートのガナッシュが入ったムース。
ボウタイのデザインがおしゃれなキューブ状のチョコレートムースは、ヴァローナ社の希少な「キュヴェ・バリ」チョコレートを使用しています。
原料にこだわり、世界中の様々な食材を試して現代的で洗練されたフランス菓子を追求するパティシエのChampさん。普段はトンブリーにあるセントラルキッチンでスタッフを指導しながら、このお店で提供する全てのケーキを作っていらっしゃいます。
フランス菓子には欠かせないチョコレートも、今ではタイ産のカカオ農家が出てきているので、今後品質と生産量が安定してきたらぜひメニューに取り入れていきたいと考えているそうです。
店内では贈り物にぴったりのポストカードやステッカーといった雑貨も販売されています。可愛いデザインで、バンコク旅のお土産にもぴったりです。来店の際にはこちらもチェックしてみてくださいね。
Patisserie Rosie
113/2 Soi Thong lo 10,
Wattana, Bangkok 10110, Thailand
営業時間:11:00〜20:00
問い合わせ: +66 0-2711-5815 またはメール patisserierosie@gmail.com
アフタヌーンティーは利用日の前日までにご予約ください。
https://www.patisserierosie.com/
text & photographs:dii bangkok
東京で20年間女性誌やWEBメディアの編集者としてファッション、フード、トラベル記事を多数執筆。2019年よりバンコク在住。写真と動画でバンコクの最新トレンドを伝えるビジュアルシティガイド「dii bangkok」をスタート。
Instagram:@dotsloop
WEB:https://dii-bangkok.com/
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