映画好きの《Homecomings 畳野彩加》が選曲した、「私の好きなサウンドトラック」【火曜日のプレイリスト】 | プレイリスト | カルチャー & ライフ | FUDGE.jp

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隔週にてアーティストに登場いただき、「インタビュー」、「プレイリスト」、ファッションの「マイ・ルール」をお届けする、連載《火曜日のプレイリスト》。

前回より、大ヒット映画「愛がなんだ」の主題歌を担当するなど、活躍の場を広げている《Homecomings(ホームカミングス)》のヴォーカル・ギター畳野彩加さんをピックアップ。

今回は、映画好きの彼女が「私の好きなサウンドトラック」をテーマにプレイリストを作成してくれました。

☞アルバム『Moving Days』インタビュー記事はこちら

 

 

私の好きなサウンドトラック

Homecomings 畳野彩加よりテーマの解説:

「サウンドトラックの曲を聴いていると、頭にふわっと映像が浮かんでくる感じが好きなんです。電車に乗ってる時とか散歩をしている時でも、サントラの曲を聴くと、その映画のなかに入っていけるような気がして。これまで主題歌をやらせてもらったことはあるんですけど、いつか劇伴もやってみたいですね。」

 

 

・Gilbert O’Sullivan「Alone Again」

『ヴァージン・スーサイズ』を観た時、こんなにも美しくて儚い物語があることに衝撃を受けました。サウンドトラックが好きになるきっかけにもなった映画で、この曲を聴くと真っ白のワンピースを着た少女たちの姿がすぐに頭の中で再生されます。映画全体の質感がぼんやりとしたパステルカラーで統一されているのも好きで、何度でも観られるんですよね。同時期に『ロスト・イン・トランスレーション』を観て、ソフィア・コッポラにハマっていました。

 

・Wilco「If Ever Was a Child」

『THIS IS US』はアメリカのテレビドラマで、毎日1話、大切に見ています。とにかく良い話が詰まっていて、ちょっとした嫌なことも忘れてしまうくらい素晴らしいドラマなんです。群像劇で黒人差別の話とか同性愛の話も混ざっているんですけど、すごく優しくて誰も傷つけない。登場人物一人一人の話を全部やってくれるので、すごく感情移入するんです。ドラマに流れてくる曲も全部最高。ウィルコが流れた時は驚きました。

 

・Karen O「The Moon Son」

映画『her/世界でひとつの彼女』で流れる曲です。この映画は公開当時、バンド・メンバー4人で映画館に観に行った思い出の作品なんです。ちょっと未来の話でSFチックなところも良かった。観た後は、しばらく映画の余韻に浸っていましたね。なかでもこの曲は印象的で、映画を観た後すぐに弾き語りでヴァーしました。

 

・Ezra Furman「Im Coming Clean 」

Netflixで配信されているイギリスのドラマ『セックス・エデュケーション』のサントラから。自粛期間中にハマったドラムのひとつで、ティーンのあらゆる問題を描いた物語ですが、一気見してしまうくらい面白くて元気になれるドラマです。エズラ・ファーマンさんがサントラの曲を全部やっているんですけど、すごくいいサントラでジャケットも素敵なんですよね。

 

・Elliot Smith「Say Yes」

『グッド・ウィルハンティング/旅立ち』という映画で流れる曲です。何回も観返している大好きな映画なんですけど、ベースのほなちゃんから教えてもらって観たのがきっかけです。エリオット・スミスの曲とストーリーがぴったりすぎて、毎回この曲が流れるシーンで泣いてしまいます。休みの日に、このサントラのレコードをぼーっとしながら聴くのが好きです。

 

☞アルバム『Moving Days』インタビュー記事はこちら

 

photograh_Osada Kasumi

《Homecomings 》畳野彩加(Vo./Gt.) 、福田穂美(Ba. / Cho) 、石田成美(Dr./Cho)、福富優樹(Gt.)からなる4ピースバンド。これまで4枚のアルバムをリリースし、台湾やイギリスなどでの海外ツアーや、4度に渡る「FUJI ROCK FESTIVAL」への出演など、2012年の結成から精力的に活動を展開。心地よいメロディに、日常のなかにある細やかな描写を紡ぐような歌詞が色を添え、耽美でどこか懐かしさを感じさせる歌声が聞く人の耳に寄り添う音楽で支持を広げている。2021年春、ポニーキャニオン内のOfficial 男dismを始めとするアーティストが所属する新レーベルIRORI Recordsよりメジャーデビュー!5月に通算4枚目となるアルバム「Moving Days」をリリース。本作には江口のりこ主演・テレビ東京系ドラマ25「ソロ活女子のススメ」のエンディングテーマ「Herge(エルジェ)」の他、2019年4月公開の大ヒット映画「愛がなんだ」主題歌「Cakes」のアルバムバージョンや、「すき家」CMソング「Pedal」など全11曲が収録。7月にはアルバム発売を記念して、東京、名古屋、大阪にてワンマンツアー“Tour Moving Days”を開催。https://homecomings.jp/


FUDGE.jpが「Pick up」する、注目のアーティストの新譜を紹介!

select:Faye Webster 『A Dream With a Baseball Player』

甘い歌声に酔いしれる

アメリカのインディ・シーンで注目を集めているシンガー・ソングライター、フェイ・ウェブスターは、小学生の頃に独学でギターを弾き始めて、16歳でデビュー・アルバムを自主制作した早熟な才女。R&Bやカントリーを独自のさじ加減でブレンドしたのが彼女の歌の魅力で、前作『Atlanta Millionaires Club』が高い評価を受けるなか、日本ではJOURNAL STANDARDとコラボレートアイテムを制作。モデルとしても活動するなど、ファッション界でも話題の彼女が新作アルバム『I Know I’m Funny Haha』を発表した。アルバムに収録された「A Dream with a Baseball Player」は、彼女が少女時代に好きだった野球の選手のことを歌った曲。サックスをアクセントにしたメロウなグルーヴにフェイの甘い歌声が乗って、彼女と一緒に夢を見ているような気持ちにさせてくれる。

 

text_Murao Yasuo

design_Koinuma Kenichi

edit_Takehara Shizuka

 

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