CULTURE & LIFE

こんにちは。

上からよんでも

下からよんでも

前田エマです。

 

 

私、文学少女とかじゃないのですが

(少女という歳でもないけれど…)

(海外文学、まったく読めないし)

(外人の名前が覚えられない…)

まあ、本は好きなほうだとおもいます。

高校生の頃、学校のしょぼい図書室にある

日本文学、全部読んだんですよ。

つまらないやつとか、自分に合わないやつもあったから

途中で挫折したものもあるけれど。

そのときに

「あー、本の背表紙に触れただけで

自分が好きな内容か嫌いな内容か

すぐ分かればラクなのにな〜」って思っていて…(苦笑)。

今となってはね、あの時間も大切だったこと

分かるんです、うん。

苦手だなって思っていた本を

のちのち好きになったりもするしね。

嫌いだなって思う作家がいるって

それはそれで面白いしね。

理解できない文学と出会う楽しさもある。

 

 

その頃の私はときどき、しょぼい図書室を抜け出して

大きい本屋さんとか図書館に行っていました。

そして毎回、絶望していました。

「あーーーー!!世の中に本、ありすぎ!多すぎ!

私の人生で消化しきれないじゃん!残酷!(怒)」

あの頃の私は、本に埋もれて死にたいと思っていた。

取り付かれたように本にすがって生きていた。

そして結局、しょぼい図書室に戻って、

そんなに冊数も置いていない日本文学の本棚を

片っ端から網羅していきました。

 

 

人生って、そんなに時間がないんです。

出会える本も、悲しいことに限られているんです。

だから私は、あの暗黒だった高校時代に

質のいい文学を揃えてくれる小さな図書室があったら

幸せだったなあ、って思うのです。

 

 

ここ、《POST》は

美術書専門の小さな本屋さん(ギャラリーもあります)。

世界中の面白いアートブックが、ぎゅっと集まっていて嬉しくなる場所です。

普通の本屋さんって、なるべくたくさんの本を置こうとするから

本を立ててしまうので、背表紙だけがずらーっと並んでいる。

だから表紙を見ることもなく素通りしてしまうことも多いですよね。

でもここは、ほとんどの本が平置きにしてあって表紙が見やすいので

「本の中身を見てみたい!読んでみたい!」っていう気持ちになる。

CDをジャケット買いする人がいますが

本も表紙が魅力的だと、手にしたい気持ちになります。

 

 

お店の入り口には、とても大きな素敵な本棚があるのですが

ここには毎回、ひとつの出版社から出ている本が

ずらーっと並べてあるんです。

出版社ごとに写真集を見る機会って

あまりないからたのしい発見がある。

普段は出会わないような本を見つけたりもできる。

学生の頃から、ここは私にとって

「面白いことを教えてくれる留学帰りの近所のお兄さん」的な

秘密にしておきたいような、自慢したいような、そんな場所です。

 

《今週のぐるり服》

photograh_Osada Kasumi

夏に着る黒が好きです。潔く真っ黒、上品な感じが気分。ただ、涼しい素材感を大切にしたり、麦わら帽子を合わせるなど、夏ならではのブラックコーデを楽しみたいです。

帽子/カシラ、ワンピース/ビュルデサボン、中に着たワンピース/ユニクロ、シューズ/Odette e Odeile、バッグ/ アーツアンドサイエンス

 

**********************************************

前田エマ Maeda Emma

1992年、神奈川県生まれ。 東京造形大学卒業。オーストリア ウィーン芸術アカデミーに留学経験を持ち、在学中から、モデル、エッセイ、写真、ペインティング、朗読、ナレーションなど、その分野にとらわれない活動が注目を集める。Instagram:@emma_maeda

SHOP information

「POST」

東京都渋谷区恵比寿南2-10-3
TEL:03-3713-8670
開館時間:12時~20時
定休日:月
http://post-books.info

 

【展示のお知らせ】

「Nobody Pavilion(ノーバディ・パビリオン)」

期間:2019年8月24日(土)〜9月29日(日)

 

イギリス出身の写真家、Stephen Gill(スティーブン・ギル)による、出版社Nobody Books(ノーバディ・ブックス)の展示を開催します。

Nobody Books(ノーバディ・ブックス)は2005年設立した出版社。写真家として、撮影した場所で見つけた蟻や植物、ガラス片などをカメラの中に入れて撮影するなど、実験的なアイデアで美しい幻想的な写真を発信していたギル。その型にはまらない自由な発送は本作りにも活かされ、代表作『Hackney Wick』で一躍有名に。当初から世界各国のアートブックフェアに参加し、DIY精神が詰まった一際目を引くブースで写真集を販売していました。

実際にそのブースを体感してもらうべく、今年7月に開催したTOKYO ART BOOK FAIR (TABF) 2019にて、ブースのレプリカをインスタレーションで披露する予定でしたが、写真集を含む展示作品一式が途中で紛失してしまい“ノーバディ(誰もいない)・パビリオン”に。

奇跡的に2日目に荷物が届きましたが、TABFで何もない状態のパビリオンしか見れなかった方や、まだ観ていない人たちのために、今回、DIY精神が詰まったブースを再現して展示をします!

初期の代表作『Hackney Wick』、本を土の中に埋めて敢えて泥まみれにした『Buried』やトリニダード・ドバコへの旅の印象を表現するために全ページをシュレッターにかけた『Trinidad 44 Photographs』、今年のアルル国際写真祭で写真集アワードを受賞した『The Pillar』など、これまで手がけた写真集が一堂に揃い、実際に手に取って見れるチャンス。

一切の妥協なく作られたユニークな写真集で、多くのアーティストや出版社に影響を与えてきたNobody Booksの世界観をぜひお楽しみください。

 

 

edit:Takehara Shizuka

 

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