CULTURE & LIFE
前田エマちゃんによる、韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』(2024年6月20日発売)を記念して、以前にFUDGE.jpで連載していた「前田エマの東京ぐるり」が「ソウルをぐるり」として短期連載で帰ってきました!(おかえりなさいっ)ここでは、WEB限定でエマちゃんお気に入りのお店を紹介します。
お久しぶりです!
前田エマです。
2023年、かねてから文化や歴史について興味関心のあった韓国へ留学し、半年ほど生活しました。
そこで出会ったたくさんの人たちのことを書いた本、『アニョハセヨ韓国』を出版させてもらうことになりました。
この本には、かわいいお店や美味しい店、クリエイターやファッションを仕事にしている人などが登場します。
美術館や博物館、文学や映画ガイドも…と盛りだくさんの内容です。
ここでは本に掲載しきれなかった好きなお店についてご紹介したいと思います。
Index
ー似合う人《AMOMENT》ー
おしゃれな人たちには周知の事実なのでしょうが、私は留学するまで、韓国のファッションがこんなにも豊かで面白いことを知りませんでした。
「流行主義」「安い」
そんな凝り固まったイメージがあったのです。
ところがどっこい!
魅力的なデザインやコンセプト、しかも長く愛用できそうなブランドがたくさんあるではありませんか!!
『FUDGE』5月号でも、韓国ブランドの特集がありましたよね。
私は留学中、韓国ブランドのデザイナーさんたちにインタビューして連載にするくらい、この国のファッションに夢中になりました。
今回紹介する《AMOMENT》は、シンプルなデザインでありながら、こだわりと個性を感じる、そんなセレクトショップです。
メンズとレディース、どちらのアイテムも充実していますし、国内外の100以上のブランドが揃っています。
私がソウルの街中ですれ違った「あ、おしゃれだな」と思う若者たちは、いい意味で飾り気が無く、健康的なカジュアルさの中に、ひと匙エッジが効いているような、そんな雰囲気を持っていました。
《AMOMENT》のセレクトはまさに、モダンさとシンプルさがいいバランスなのです。
私が考える“おしゃれ”とは、自分を表現したり、自分を愛するためのものでもありますが、“空間に馴染む”ということを大切にすることです。
それは空気を読んで周りの人と同じ格好をするとか、無難な服装をするという意味ではなく、その空間に似合う自分でいられることや、隣にいる人と心地よく過ごせる雰囲気を纏うこと。
《AMOMENT》のディレクター、イ・ミギョンさんのインタビューを読んでいると、私が考えいたことと少し近いものを感じ、嬉しくなりました。
ミギョンさんはインテリアデザインを専攻していたそう。
なるほど! 納得!
4つある直営店は、少しずつ雰囲気が異なり、空間の演出が面白いんです。
ECサイトでのショッピングが増えている現代でも、いつもお客さんで賑わっている理由は、そんなところにもあるのかもしれませんね。
《今週のぐるり服》
お店のアイテムたちで、ブラウンコーデを組んでみました!
トップス/Niccolò Pasqualetti、スカート/gimaguas、帽子/FUMIKA UCHIDA、タイツ、靴/不明
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文・モデル:前田エマ Maeda Emma
1992年神奈川県生まれ。東京造形大学在学中にオーストリア ウィーン芸術アカデミーへ留学。モデル、エッセイ、写真、ペインティング、ラジオパーソナリティなど幅広く活動。アート、本、映画、ファッションにまつわるエッセイを雑誌やWEBに寄稿。連載も多数。2022年、初の小説集『動物になる日』(ミシマ社)を上梓。2023年3月から半年間、ソウルの延世大学校 韓国語学堂で学ぶ。2024年6月20日に韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』(三栄)が発売。Instagram:@emma_maeda
写真:長田果純 Osada Kasumi
1991年、 静岡県生まれ。14歳の頃、実家の物置小屋から一台のフィルムカメ
information
SHOP AMOMENTO YULGOKRO店(ショップアモーメント)
ソウル市鍾路区渓谷路1 4階
Instagram:@shop_amomento
※最新の情報はInstagramをご確認ください。
《AMOMENTO》はソウル市内に4店舗を運営。なかでも最初の店舗である《SHOP AMOMENTO YULGOKRO店》は、朝鮮時代の王宮だった景福宮(キョンボックン)がある街に位置する。国立現代美術館(MMCA)を中心に、ソウルで最も多くのアートギャラリーが点在しているので、ショッピングがてらギャラリー巡りをするのもいい。店舗のある4階からは、現代的な高層ビルと伝統的な景福宮の壮大な景色を眺めることができる。
ファッションやライフスタイルを含む合計100以上の国内外ブランドをセレクトしているので、好みのアイテムが必ず見つかるはず。この夏は〈GABRIEL COLL GARMENTS〉のミニマルながらもブランドのユニークな色の入ったスタイリングや、〈SC103〉のように自分だけのスタイルを作ることができるブランドのアイテムで着こなしてみるのがおすすめ。
text:Matsumoto Shoko
cooperation:Horaguchi Mika
\前田エマによる、韓国カルチャーガイドブック『アニョハセヨ韓国』/
2024年6月20日に発売決定!
ソウルの注目スポット散歩、アーティストたちの現在
会いに行きたい人がいる、韓国文化を味わえる場所
食、アート、骨董、工芸、タトゥー、香り、文房具……ひとりひとり、情熱を持って仕事に向き合っている人たちが営む韓国・ソウルのカルチャースポットを前田エマさんのテキストで紹介。長田果純さん撮影の写真も現地の雰囲気を伝えてくれます。ソウルへ行く予定があれば必携、予定がなくても眺めるだけで楽しいソウルのカルチャーガイドになっています。
韓国のクリエイターとファッションシューティング
カメラマン、ヘアメイク、スタイリストとソウルのスタジオとストリートで、前田エマさんをモデルにファッション撮影を敢行。撮影の舞台裏についてトークしています。また、ライブハウス〈モレネ極楽〉を拠点に活動するバンド〈CHS〉にインタビュー。イラストと文章でベストセラーを生み出す〈ダンシングスネイル〉さんにも、じっくり話を聞いています。日本でも話題のシンプルでインパクトのある映画ポスターを制作しているデザインスタジオ〈PROPAGANDA〉訪問記も。
文学、アート、日常で訪れた場所……個人的おすすめリスト
韓国で愛されている「詩」について、茨木のり子と尹東柱、おすすめの文学、ハングルの話、美術館や博物館のガイド、日本にいながら韓国に出合える場所などを前田エマさんの視点で紹介。非武装地帯DMZを訪れたツアーのこと、韓国のハワイとも呼ばれる済州島への旅、そして留学中に通った店や韓国の記念日の風景を記録したスナップショット・ダイアリー。韓国文化を、もっと知るための手掛かりになれば幸いです。
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