CULTURE & LIFE

築30年の3LDK。北欧ヴィンテージの家具や、日本の家具。ひとつひとつ丁寧に、空間に似合うものを選び、すっきりと見えて使いやすい収納にもこだわってつくる、三人暮らしのリビングを拝見しました。

 

「ときめくもの」だけが集まったダイニングスペース

Nagiさんが旦那さま、1歳のお子さんと三人で暮らしていらっしゃるのは、築30年ほど、約70㎡の3LDK。

お子さんが産まれたことをきっかけに、子育てをするなら住み慣れた街でとご家族で地元の九州に移住されたのだそう。

築年数は経っているものの、ゆとりのある広い間取りで、ヴィンテージの家具など「自分がときめくもの」だけを置いた素敵な空間をつくられています。

 

特にお気に入りなのが、ダイニングスペース。海外のヴィンテージ家具と日本の木の家具が、うまく調和して組み合わせられている空間です。

 

リビングやダイニングの周りには、あまり大きな家具をおかず、すっきりとした空間をつくるようにしていると Nagiさん。ダイニング横にはお気に入りのサイドボードがひとつだけ。Nagiさんのお勤め先でもある、オーダー家具のお店「SYNC-FURNITURE(シンクファニチャー)」のもので、ショールームで使っていたものを譲り受けたのだそう。

 

サイドボードの上におくものはそのときどきの気分によって頻繁に変えていらっしゃるそう。
「ダイニングテーブルの高さにも合った小さなサイドボードがひとつあれば、置くアイテムを変えるだけで雰囲気が変わりますし、大きな買い物をしなくてもいろいろ楽しめるのでおすすめです」

 

中に収められているのは、好きな本とカリグラフィーの道具など子育ての隙間時間にさっと出して使いたいもの、好きなもの。文房具など生活に必要な細々としたものは、あえてここには置かず、少し不便でも廊下の収納にまとめているんだそう。

 

ダイニングテーブルは、名古屋のヴィンテージ家具店「Favor」の新着家具展で出会った、1950年代のスェーデンのもの。エクステンションタイプで、広げて使うための天板をすっきりとテーブルの中にしまうことができるギミックに惹かれて購入。

 

ダイニングに合わせられているハンス・J・ウェグナーのCH30は、「SYNC-FURNITURE」で初めて自分のお金で買ったという思い入れのあるアイテム。長らく生産中止となっていたのが2019年にCARL HANSEN & SØNから復刻し、すぐに購入したのだそう。座面の幅が広く座り心地がよいのはもちろん、背もたれ部分の十字形の契りが美しく、お気に入りのポイント。

 

NO NAME PARISH」で入荷したとの情報を得て購入したのは、ニールス・モラーデザインの「No.75」。木を削り出してつくられている背もたれのアール部分が独創的。座り心地はもちろん、そのフォルムの美しさに惹かれたそう。

 

ソファは、旦那さまが「2、3年恋焦がれていた」という、ハンス・J・ウェグナーのGE259。背もたれをひっぱることで座面が広くなり、ベッドとしても使えます。
「修理をする前のものに出会えたので、座面と背面のファブリックの種類を選ぶことができ、オーク材の家具ですが、ダイニングに合わせたチーク寄りになるように濃い色味のオイルで仕上げてもらいました」(ハンス・J・ウェグナーの名作チェア・ソファまとめはこちら

 

テレビボードは旦那さまによるDIY。ヴィンテージの家具や、日本の新しい家具、それにDIYの家具。どれも、「この空間に合うもの」をひとつひとつ丁寧に選ばれ、つくられているのがわかります。

 

部屋に取り入れるものは、「安いから」といってその場しのぎでは買わないようにしているとNagiさん。
「ときめくものであることが第一で、作り手さんの顔が見えたり、制作背景まで愛せることが大切です。買ってからしまいこんでしまうのではなくて、お気に入りで、毎日使えるものを部屋に置くようにしています」

 

「見せる収納」にこだわるキッチン

キッチンには、IKEA のユニット収納「IVAR」を置いて見せる収納に。賃貸でこの先も何度か引越しをすることを考え、ライフスタイルが変われば構成を変えたり拡張したりできるものをと選ばれたそう。実際にこちらに引っ越してくる際、キッチンのスペースに合わせ、右側の一列を買い足されています。

 

カウンター越しにダイニングスペースからも見える場所なので、素材や色味など「仲間」をまとめて配置するようにし、散らかった印象にならないよう気をつけていらっしゃるそう。

 

コンロの周りにも、お気に入りのキッチン道具が並びます。

 

賃貸で、収納スペースが限られている中でも美しく、使いやすくと工夫されているポイントがたくさん。キッチンカウンターの上には、AXCIS のシェーカーオーバルトレイにまとめられたカトラリー類が。

 

見た目も美しく、ダイニングで使う細々としたものをまとめておけるシェーカーボックスは、Nagi さんのお部屋でなくてはならないアイテムのひとつ。リビングのサイドボード上のものはAXCIS、こちらはstudio Clipで購入。

 

コード類や、お子さん用のアイテムなども、ふだんは箱の中に隠しておいてすっきり。使うときにはさっと手元に持ってくることができます。

 

築年数の経った賃貸のお部屋でも、お気に入りの空間になるように。

ひとつひとつ丁寧なもの選び、それに、見せ方、使い方にもこだわった収納の工夫ですっきりとすみこなしている、素敵なお部屋でした。

 

Nagi さんの Instagram アカウントはこちら
https://www.instagram.com/____i.nagi/

 

text : Miha Tamura / photo : @____i.nagi

 

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出典: goodroom journal 

記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)

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