CULTURE & LIFE
お子さんの成長に合わせて、部屋の数などを考え、現在の住まいへ引越されたKeiさん。賃貸でも好みの空間で暮らせるようにと、各所でDIYやこだわりのインテリアが光るお部屋についてお話を伺っていきます。
DIYと照明で大胆に変えたキッチン
Keiさんのお住まいは、お子さんの成長と愛犬との暮らしから考えられたものでした。
「2LDKのマンションに住んでいましたが、子どもの成長に合わせて3LDKの現在の住まいへ引越しました。我が家は犬がいるので住まいの選択肢は限られましたが、結果としてコロナ真っ最中で、主人の在宅ワークもあり独立した部屋が増えたのは良かったです」
「リビングダイニング合わせても狭いところが気になっていましたが、二面採光で大きな窓があり、午前中は日光が燦々と降り注ぐため、とても明るくて気持ちが良く、窓を開けると風通しの良い所も気に入っています」
部屋数も増えた住まいで、当初気になっていたのがキッチンスペース。
「もともとの備え付けのキッチンは好みじゃない所も多かったので、吊り戸棚やキッチンパネルをリメイクシートでDIYしています。今はステンレスキッチンに憧れていて、ステンレス調のシートを全面に貼っています。好みが変わったら剥がして、また好みのものを探すのも楽しいです」
タイル調の目地はマスキングテープを活用されたもの。離れてみると全く違和感がなくて驚きます。
「キッチンカウンターにはホームセンターでカットしてもらったコンパネを箱のように組み立て、両面テープで固定し、木の箱っぽく作ってみました」
カウンターの内側はもとの収納を活かしつつ、付いていた扉などは外されていました。
「キッチンをはじめ、収納スペースでは必要のない扉を外しオープン収納にしています。暮らしの中でのワンアクションを減らすことで、毎日の動きを楽になりました」
オープン収納でお気に入りの器やインテリアが楽しめるのも良いところですね。
収納では、他にも見える場所を無印良品の収納ケースで揃えることで、統一感ある収納となるよう意識されていました。
キッチンではこだわりのある収納家具も。
「ずっと使いたかったHAYのINDIAN PLATE RACKは、昨年秋に廃盤になるということで、ラストチャンス!と思い注文しました」
「賃貸では取り付けできないと諦めていたのですが、アイワ金属さんのスタンドバーを知って、自分で設置してみました」
キッチンは住まいの中でも一番手をかけているということで。日々使う場所だからこそ、好みの空間にしたいというこだわりが強く感じられる空間になっていました。
灯りとチェアで寛ぐ読書スペース
その時々の自身の好みに合わせて、お部屋のテイストから変えてしまうこともよくあるというKeiさん。模様替えも気づいた時に、小まめに行われていて、レイアウトを変更する中で新しく生まれたお気に入りのスペースもありました。
「リビングの一角に設けた読書スペースは、インテリアの配置替えをした時に偶然生まれたスペースです。私はもちろん、主人も座ってることが多いので気に入ってもらえていると思います」
「お気に入りのMontana(モンタナ)ワイヤーシェルフ、アウトドア用品のスノーピークのチェア、HAYのペーパーシェイドを設置。ここに座ってお気に入りの雑誌を読みながらコーヒーを飲むのが、癒しの時間になっています」
「モンタナワイヤーシェルフはワイドタイプを使っています。お気に入りの雑誌や、ポータブルライトなどを収納するスペースとして、またサイドテーブルにもなるので使い勝手が良いですね」
「HAYのペーパーシェードは購入して一番良かったと言っても過言ではありません。間接照明が好きで色々集めているのですが、賃貸のシンプルで殺風景な空間をお洒落に見せてくれているアイテムだと思っています。電球もswitchbotの電球を使い、暖色や寒色など調光できるようにしています」
照明は住まいの中でも使い方を大切にされていると話すKeiさん。
「リビング、キッチンには色んな箇所にお気に入りの照明を置いて、目的に合った使い方をしています。キッチンの電球をつけて洗い物をすると、不思議とやらないといけない家事が楽しくなったり、ふと目に入る優しい灯りに癒されたりします」
「その照明一つ一つに特徴があり、ただの光源としてではなくお部屋のエッセンスとなってくれている存在だなと感じていますね」
自分の好きな気持ちや、ライフスタイルに合ったもの選びがお気に入りの空間づくりに繋がっていました。
モノを増やさなくてもワクワクする空間づくり
DIYやインテリアで好みの空間が作れると知っているからこそ。理想を実現するためのアプローチも大切にされているKeiさん。
「賃貸住まいのため、たくさんのものを使うのは大変なので、なるべく物を購入したら減らす作業をしています。なるべく今あるものを最大限に活用したいため、ときめかなくなったものをDIYで色を変えてみたり色のあるものと掛け合わせたりと工夫をして再利用するようにしています」
グレーの額縁は、現在の住まいの床に合わせて、色合い一つでお部屋に合うインテリアへ大変身していました。
ソファは季節や気分に合わせたファブリックで変化を付けて。
「物を増やさなくても、模様替えや工夫をすることで常にワクワクする空間にできると思っています。お気に入りのロナン・ブルレックのアートポスター Drowing4はリビングや寝室など、その時々で場所を変えることで置いた場所の印象を変えてくれていますね」
物数を増やさず楽しむには、複数の場所で使えることもポイント。artekスツール60は、読書スペースで本を置いたり、ソファスペースでサーキュレーターや飲み物を置いたりとお部屋での過ごし方に合わせて、使い方を変えられるインテリアになっていました。
「購入する時は、色んなカラーがあり迷いましたが、DIYしたコンクリート風の床に合わせてホワイトが映えるかなと思い、オールホワイトを選びました。結果、使い勝手はもちろん、見た目もすごく気に入っています」
好きな気持ちを大切に、お部屋で出来ることを最大限楽しまれているKeiさん。将来的には住まいからお部屋づくりを楽しみたいのだそう。
「転勤族なので、いつこのお部屋を去るか分からないですが、賃貸の制限がある中で好きなことを最大限やる目標は達成出来ている気がしていて、次に住むならスケルトンにしたマンションリノベーションに挑戦してみたいです。選択する事も多く、住んでみて後悔することもあると思いますが、一生に一度は一からのお部屋作りをしてみたいですね」
イメージを具体的にもって常に取り組まれているKeiさんだからこそ。ワクワクするお部屋の可能性も無数に広がっていそうで、今後の住まいがどう変わっていくかも楽しみですね。
Keiさん(@___c.ms)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/___c.ms/
text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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