CULTURE & LIFE
友人との期限付きルームシェアから、好みのエリアで自分だけの住まいへ引っ越したCanakoさん。はじめての一人暮らしで選ばれた住まいは好きなインテリアと植物を楽しみつつ、開放感ある空間を大切に空間づくりを考えられていました。
気持ちのよい1日に準備が整うスペースたち
Canakoさんのお住まいは、日々の暮らしを楽しめそうな環境を重視して選ばれたもの。
「住まいは、エリアを絞って探していきました。実家にも帰りやすく、カフェや居酒屋もたくさんある。毎日が楽しく過ごせそうかを重要視していましたね。」
「この物件は、8.5畳とインテリアを楽しめる広さがあったことに加え、東向きで日当たりも良く、植物を育てるためのベランダもあるという3つの条件が揃っていたので決めました。以前住んでいたお部屋より天井が高く開放感があるのも良かったですね。」
1日の始まりから終わりまで、生活を整えてくれているのがベッドサイドの出窓スペース。 「出窓は、冬でも日差しが部屋まで届くため、朝から気持ちよく起きられるところが気に入っています。」
「ディスプレイスペースとしても楽しんでいて、海外で購入したワイングラスやプレゼントでもらった花瓶など、お気に入りのものを置いています。両親もインテリアが好きで、実家で良いなと思ったものを買ってもらうこともありますね。」
定期的に模様替えしながら、愛着のあるものたちを見て楽しめ、住まいにも変化をつけられる場所になっていました。
外出前には、お部屋の一角に設けられた姿見周辺のスペースで身支度を整えられるそう。 「出かける前の準備はもちろん、悩みに悩んで購入した大きめの姿見や、ムートンラグ、draw a line などお気に入りのインテリア類がまとまっている場所としても好きなスペースです。友人にプレゼントしてもらった間接照明を置いてさらに素敵な空間にできたのではないかと思います。」
「姿見スペースの中でも、draw a lineは部屋にあるインテリアの中で一番購入してよかったものかもしれません。お店のディスプレイとして使われていたのを見て購入しましたが、突っ張り棒なので場所をとらないのに存在感があり、色々なパーツの組み合わせで楽しめるところが気に入っています。」
draw a lineには衣類掛けのフックから好きなインテリアも楽しめるトレイパーツを取り付けて。
1部屋でもスペースと使い方を分けながら、1日を気持ちよくスタートできるお部屋になっていました。
開放感を大切にした空間づくり
暮らしもインテリアも楽しめる住まいづくりのため、大切にされているのが「開放感」だと話すCanakoさん。お部屋づくりでも、もの選びからレイアウトなど窮屈にならないよう考えられています。
「お部屋の開放感を大事にしたくて遮光機能の低いレースのみを設置し、朝から光を部屋にたくさん取り込めるようにしています。」
「私は朝がとても弱いのですが、日光で部屋が明るくなるので、目覚めも良くなりました。一方で、外から部屋の中が見えてしまうことが心配だったので遮像機能は必須で選んでいます。」
カーテンと同様にお部屋の印象を大きく変える床にもこだわりがありました。 「部屋の中で多くの面積を占める床も重要だと感じています。一番最初に物件探しをしていた際は「床が好みの物件」で絞り込んでいたほどです。色々調べていくうちに床もDIYできることを知って物件探しの幅が広がりましたね。」
「設置タイプや素材などを最初にたくさん調べ、はめ込み式の置くだけフロアタイルをタンスのゲンで購入。引越す事も見込んで再利用できるタイプを選択したので、前の家で使用していたものを そのまま使うことが出来ています。」
光やベースカラーとともに、もの選びではレイアウトも大切にされています。 「何かのコンテンツで見た時に納得感が高かったことから、部屋の入口から窓までの線上に家具を置かないよう気を付けるようにしています。実際に取り組んでみて、部屋に入ったときに視線を遮る家具がないと開放感と抜け感が生まれて、部屋自体も広く感じるようになりました。」
視線を遮らないよう、インテリアも窓までの直線上には背丈が低いものを選ぶように。 「寛げる椅子が欲しいけどソファを置いてしまうと部屋が狭く見えてしまいそうと思い、代わりに購入したのがYogibo Miniです。」
「掃除もしやすく、カバーも簡単に洗濯できるのでお手入れもしやすいです。座り心地がよすぎてたまに寝落ちしてしまうため、疲れた時は座らないようにしています。(笑)」
Yogibo Miniとセットで、いろんな用途に使えて便利だと話されていたのがHOLSTO のチェススツール。 「相模原の植物園で一目ぼれして購入しました。ずっしり重く冷たい素材なのに柔らかい。曲線のフォルムがとても気に入っています。気分で植物やお香を置いたり、友人が遊びに来てくれた時は椅子やテーブルの代わりにもなる万能アイテムです。」
明るさと、余白を意識したもの選びとレイアウトで空間にも気持ちにも余裕が生まれるお部屋に。
理想の空間のために情報を集め、実践することで日々の暮らしを楽しまれている様子が印象的でした。
たくさんの草花を楽しむ暮らし
明るさを大切にしたお部屋の窓辺で、たくさんの植物を育てられているCanakoさん。植物はまだまだ増やしていきたいと思う、暮らしに欠かせないものになっています。
「実家を出てルームシェアをはじめた時に父と母から1つずつ植物をもらったのをきっかけに、好きになっていきました。」
「今のお部屋では、もともと自分が育てていたものに加えて、仕事で海外に行っている友人のものも預かっているのでかなり数が多くなっています。明るい窓辺を中心に、床に置いたり、吊るしたりと緑が広がっている感じが良いです。」
植物を楽しむアイテムでお気に入りとして紹介してくれたのが、1点ものの、きものNAKAYAの花器。 「日用美というインテリアショップで、コロンとしたフォルムに一目惚れして購入したものです。」
「本物のサクラの木を削ってつくられているというところにも惹かれました。いつかマイホームを持ったら、同じく木の色合いが美しいランプシェードも欲しいなと思っています。」
初めての一人暮らしで、好きなインテリアや草花を思う存分楽しまれているCanakoさん。今後に向けてはさらに生活が充実する住まいづくりをしていきたいと話します。
「インテリアにはかなり満足していますが、今後に向けてはレコードを置けたらと思っています。
一人暮らしを初めて料理やお香、植物等趣味が増えて暮らしがかなり充実しているので、音楽の趣味も増やしていきたいですね。」
住空間を自分で考え、作り進めたことでさらにお部屋の夢も膨らみ、次は中学生の頃から憧れているコンクリート打ちっぱなしの住まいをめざして。試行錯誤を重ね、好きなものも増やしながら、さらに愛着の湧く空間が作られていきそうで、ワクワクするお部屋でした。
canakoさん(@canako_room)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/canako_room/
text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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