CULTURE & LIFE
働き方が変わっていくなかで、憧れだった環境での暮らしをおくりたいと現在の住まいを選ばれていた三納さん。住まいから見える海の景色を活かしたお部屋づくりについてお話を伺っていきます。
海に浮かぶギャラリーをイメージしたリビング
現在のお住まいは、環境の変化を受けて、理想の暮らしをめざしたところから始まったとはなす三納さん。
「コロナ禍を経て在宅ワークの比率がかなり高まってきたため、ノマドワーカーやワーケーションに憧れていました。ただ残念ながら完全リモートができる職種ではないため、都内で海が見えるマンションを探してワーケーション風の暮らしができないかな?と考えたのがきっかけです」
「海とレインボーブリッジが見える最高の眺望に、これまでよりも広めのバルコニー、日当たり・風通しも良かったことが決め手で即決しました」
お部屋のメインスペースとなっているリビングのイメージは、「海に浮かぶギャラリー」。DIYやインテリアで好みの空間に近づけられていました。
「ギャラリーのような空間になるよう、淡いグレーのフロアタイルを敷いてDIYしています。シンプルなスペースには、お気に入りのアンティーク家具や、大好きな作家さんの作品などを飾っています」
お気に入りの作品が並ぶのは、casicaで購入されたアンティークのショーケース。
「いつの時代のものかはっきりしませんが、おそらく明治・大正あたりで使われていた店舗用ショーケースのようで、脚の部分がめちゃくちゃ可愛いところが推しポイントです」
「最初は、かなり赤みがかった色で、ホコリやキズの目立つ箇所もあったため、自ら修繕しました。掃除と傷補正を行い、仕上げにグレーのワックスをかけたら、インテリアにうまくなじんでくれたのでとても気に入っています」
ショーケースとともに合わせて飾られている鏡も大切にされている作品の1つ。
「⻄⽥麗美さんの『reimimirror』という作品です。私のイメージする“和のような洋のような”テイストどちらにも合わせられる美しいデザインの鏡で、ショーケースと完全にマッチしたことに感動しています。即完売が多く⼊⼿がなかなか難しいのですが、再販があれば別の形も欲しいと思っていて、まさに⼀⽣モノの鏡です」
ディスプレイと同様に、ギャラリーのイメージに欠かせなかったと話すのがインテリアグリーン。
「大きなシンボルツリーが室内に欲しくて、たくさんのインテリアショップを探し回った結果、ようやくこのエバ―フレッシュに出会いました。ちょっと癖のある盆栽のようなくねった感じがとても気に入っています」
「植物についてはまだまだ勉強中なのですが、エバ―フレッシュはエキゾチックな雰囲気になりすぎず、ちょっと松のような素朴な雰囲気があるので、和のテイストとも合わせやすくておすすめです」
「リビングは12畳ほどなので、ソファは置かず、なるべく広々とした空間でスッキリさを保つことを心がけています。日本のアンティークの棚を置いていますが、それ以外は現代の作家さん・ブランド・メーカーの物を多く使わせていただいていて、“古いような新しいような、和のような洋のような”自分が好きと思うものをチョイスするようにしていますね」
朝から夜まで飽きない景色のあるベランダ
リビングスペースの先に広がるのが綺麗な海。これまでもベランダやバルコニーのある住まいを選ばれてきたという三納さん。
「これまで住んできたお部屋でも、広めのベランダにはウッドデッキを敷いて、テーブルを置きカフェのように過ごせるようにしていました。今のベランダは、これまでで⼀番といって良いほどお気に⼊りの空間になっています」
「天気がいい日は朝起きてキラキラの海の光でシャキッと目を覚ますことができます。心地よい気温の時期は、日中に海を眺めながら、ベランダでのんびりコーヒーを楽しめるので、テラス付きのカフェに0秒で到着するような気分です」
「いろんな船や海鳥が通っていたり、季節ごとに夜景のライトアップが変わったりと、本当に毎日見ていて飽きません。冬は東京湾の花火イベントをベランダから見れて感動しました」
光がたっぷり注ぐ、明るいベランダを活かしてソーラーパネルも設置。 日中貯めた電気で、夜間は照明が点されていました。
「ベランダには、オリーブの木を置いています。テーブルやチェアと合わせてフォーカルポイントを作ることによってリビングが広くなったような視覚的効果があります。室内にグリーンを置くスペースがなくても、オリーブは外で丈夫に育ってくれるので、おすすめの植物です」
フレキシブルに使えるもの選びで自由度の高い空間づくり
二人暮らしながらスッキリとした印象を受ける三納さんのお部屋。その背景には、お部屋を構成するもの選びのポイントがありました。
「二人暮らしで空間も限られているので、狭さを感じず快適に暮らせるような工夫をしています」
家具は1つの場所でなく、フレキシブルに使えるものを選定。
「ワークデスクはリビングと寝室どちらにも移動できるようにしていて、その日のスケジュールや作業内容によって配置を変える工夫をしています」
その時々の状況に合わせて変えられるのもフレキシブルなアイテムを使うことのメリット。 「寝具もシングルベッド+シングルマットレスを併⽤していて、パートナーの起床スケジュールに合わせてリビング・寝室で別々に寝たり、掃除のときはマットレスを畳んだりと、限られた間取りをうまく使う⼯夫をしていますね。」
「最近はレディースもオーバーサイズのアウターがトレンドで、ユニセックスで着れるデザインも豊富に展開されてきています。このコートは袖の絞りがボタンで調節できるようになっているので、2人で共用しています。慶弔・ビジネスで使えるスタンダードなデザインのアウターが一枚あると安心ですね」
生活に必要なものも、⼆⼈でシェアできるものは共⽤アイテムとしてうまく活⽤されていました。
「“ビジネス出張や冠婚葬祭の場でも使いまわせるものか”が購⼊の判断ポイントです。例えば、袱紗(ふくさ)は2人でそれぞれ持つ必要がないので慶弔両⽤1つに集約したり、傘やリュック、スーツケースなどはユニセックスで使える黒のアイテムを共⽤しています。私はスッキリしたファッションが好きなので、シンプルで気に入っています」
理想のお部屋へは、まだまだアップデートできる要素がたくさんあるということで日々手を加えていきたいと話す三納さん。
住まいのテーマである「海に浮かぶギャラリー」のイメージに合うインテリアを加えたり、時期ごとのデコレーションを考えたりと今後もさらに洗練されていきそうな様子に期待が膨らむお部屋でした。
soyolifeさん(@soyolife___minimal)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/soyolife___minimal/
text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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