CULTURE & LIFE
二人暮らしをきっかけに見つけたお部屋は、風通しも日当たりも良いリノベーション済みの物件。お互い一人暮らしの頃は十分に楽しめなかった植物やインテリアなどを少しずつ増やしながら楽しまれているお部屋づくりについてお話を伺ってきました。
日当たりを活かした緑あふれるお部屋づくり
YoheyさんとAiさんは二人暮らしをきっかけにお部屋探しをスタート。それぞれが職場に通いやすく、予算とほどよい活気のある街並みを条件に見つけられたのが現在のお部屋でした。
「新築へのこだわりはなく、リノベーションの物件を探していた中で、無垢風フローリングなど今の部屋が理想的で惹かれました。内見で、日当たりがよかったことやリビングと寝室が一体的に使えることが決め手でしたね」(Yoheyさん)
お部屋の決め手でもあった日当たりの良さを活かして、楽しまれているのが植物。
今回の住まいでの生活に合わせて、その数も一気に増やされていました。
「植物をたくさん育てたいというのは、物件探しの時から2人の希望でした。植物の多くは、引越しの際にオザキフラワーパークで購入。南面で日当たりも良く、植物もぐんぐん成長し、緑あふれる窓際になってきました」(Aiさん)
お気に入りのスペースを眺めるのに最適だと話されていたのが、リビングスペースの椅子として使っているNychairX(ニーチェアエックス)。 もともと使いたいと思っていたものを二人暮らしになるのと合わせて購入されたそう。
「SNSで他の住まいを見ながら、暮らしの中で使うイメージはずっと持っていたのですが、今回の住まいをきっかけに購入しました。この椅子に揺られながら、植物を眺めたり、本を読んだりしています。我が家のシンボルとも言えるインテリアですね」(Yoheyさん)
ニーチェアからお部屋を眺めると、既にたくさんの緑に溢れる居心地の良い空間ですが、今後もまだまだその数は増やしていきたいと話すAiさん。
「今は床に置いて飾っているものが多いので、天井から吊るすことで高さも活かしながら楽しめたらと思っています。森のような空間をイメージしながら、もう少しあたたかくなった春の植え替えが楽しみです」(Aiさん)
好きなものを集めつつ、統一した雰囲気づくり
YoheyさんとAiさんがお部屋づくりの際に大切にされているのが、家具と植物でナチュラルであたたかな空間を作り出すこと。
物の数の多さも雰囲気やテーマを統一させることで、ごちゃついた感じはなく、まとまりのあるお部屋が出来上がっています。
そんなお部屋でお二人のお気に入りが集まっていると話されていたのが、リビングのディスプレイスペース。
Yoheyさんが長年使ってきた無印良品の棚には、本やアートと合わせて動物の置き物や小物が随時追加されているそう。
「個人的に思い入れがあるのは、ポンピドゥーセンターのアート作品です。パリ留学中に足繁く通っていた思い出の建物で、イギリスの作家Luke Adam Hawkerさんがスケッチされたものを初任給で購入しました」(Yoheyさん)
「それぞれ持ち寄った分、数は多いですが意外とまとまりのある雰囲気になって気に入っています。なかでも木彫りの熊は、2人で北海道旅行に行った際に木彫り熊専門店で購入した思い出のあるものです。抽象的な形の熊に一目惚れしました」(Aiさん)
思い出は誰かの作品だけでなく、お二人自身の写真としても残されていました。
お部屋の壁にはたくさんのチェキが、デスクにはまだ貼られていない写真も多く重ねられており、お二人がお互いの思い出も一緒の思い出も大切に積み重ねてお部屋を作られている姿が印象的でした。
複数の居場所を設ける
こだわりのお部屋にご友人を招いて、ホームパーティーをするのも好きだと話すお二人。
お部屋はその都度レイアウトを変えながら、また複数人でも寛げるスペースを作ることでみんなが楽しめるようになっていました。
「来客時に役立っているのが、最大4人座ることが出来るDIYしたベンチです。2人ともお酒が好きで、収集したウイスキーやジン、焼酎をインテリアとしても見せれる収納スペースを考え、作ってみました」(Yoheyさん)
二人とも料理好きで、キッチンは頻繁に使用しているということで、どちらかが料理をしていてもベンチに腰かけることによって、近くで話す時間ができ、一緒に過ごす時間を増やすことにも繋がっているそうです。
キッチン自体にも使いやすいように意識されている様子を伺うことができます。
収納アイテムには、工業用ラックを使用して、誰でも使いやすいオープンな収納に食器やコーヒー、家電が配置されています。
スパイス類にはラベルメーカーで、エンボス加工されたカッコいいネームタグが貼られていました。
「磁石もくっつくので、色んなものを貼り付けてます。換気扇フードにも調理器具をぶら下げて、見せる収納を意識してます」(Aiさん)
キッチン、ダイニング以外に寛ぐための場所は、ベランダスペースにもありました。デッキタイルを敷き詰め、チェアとテーブルを置く事で、太陽の光や風を感じながら寛げる空間を用意、涼しい時期にここでビールを一杯なんてできたら最高だろうなぁ。
限られた賃貸の空間でも多様な居場所が考えられていると、普段の生活の上でもお部屋の楽しみ方が広がって良いですね。
この春、二人暮らしも2年目を迎えることで、楽しみ方はまだまだ広がっていきそうなお部屋。SNS上では着々と次のDIYや植物も加わってきており、また時間を空けてその変化を見に、再訪したくなるお部屋でした。
Yoheyさん、Aiさん(@pi_yo___)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/pi_yo___/
text & photo : Tsubottlee
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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