CULTURE & LIFE
自身の挑戦や気持ちを新たにするためのお部屋探しで見つけた2DK。やりたい作業に集中出来る押し入れデスクに、習慣化させたい料理のために選ばれた広めのキッチンを中心としたお部屋づくりについてお話を伺ってきました。
DIYで使いやすさがアップした押入れデスク
たくさんの引っ越しを繰り返されてきたコアラさんが新しいお住まいの条件として考えていたのが、和室と広いキッチンがあること。
「内見に訪れた際に、築年数はかなり経っていたものの、リフォーム済みで内装が綺麗だったこと、各部屋の扉を開けることですべての部屋が繋がるような造りが開放的で素敵だなと思い決めました」
「北と南の両側に大きな窓があるため部屋全体に光が入って明るく、風通しが良いところも魅力でしたね」
ポイントの1つであった和室は寝室兼作業スペースとして活用されています。この部屋も大きな窓があり、日中はとっても明るい空間になっていました。
和室の中で印象的だったのが押し入れデスク。住みはじめからデスクとして使おうと考えられていたのだそう。
「勉強や仕事など何かを作業するのにいつも使っているスペースです。しばらくの間、在宅勤務でしたので、一日の中で過ごす時間が特に多い場所でした。押し入れ空間をデスクにすることで、三方が囲まれたブースのような雰囲気があり、集中して作業できるところが気に入っています」
コアラさんの押し入れデスクは、押し入れをそのまま使うのではなく、デスクとしての使いやすさをよくするため、いくつか工夫が施されています。
「もともとは2段収納の押し入れをDIYして使いやすい空間にしました。夜作業する際に、照明がなくどうしても暗くなってしまうため、延長コードを使ってスポットライトを天井に設置。広範囲に明るさが行き届くので、とても作業がしやすくなりました」
「デスクとしてはリメイクシートを使って、木材のガタつきやザラつきを軽減しています」
実際に触ってみても滑らかで、新品のデスクのような仕上がりになっていました。
手元だけでなく、足元にも長時間の作業が苦にならないよう、ワンポイント施されていました。
「デスクチェアを使う上で畳面を傷付けず、押し入れとの段差でもガタつくことのないように床にはシートを貼って居心地がよくなるようにしています」
心落ち着く和室空間を、集中出来るワークスペースに大変身させたコアラさん。今となっては元からデスクとして作られたのではないかと思わせるほどのスペースになっています。
「家族の協力もあり、綺麗に仕上がったので、現状復帰しなくても、このまま次の人に貸し出しても喜ばれるのではと思っています。笑」
料理に挑戦したくなるキッチン
和室と同様に住まいの決め手だったキッチンは、新たな暮らしに向けての決意が背景にあったと話すコアラさん。
「料理をする習慣がなかなか作れず、新しい住まいでは少しでも慣れていこうと思っていました。料理を作る気持ちになれないのは作業スペースの狭さから面倒に感じてしまう部分があると思っていたので、キッチンはもちろんダイニングのあるお部屋を選びたいと思っていました」
「IKEAで購入した大きめのダイニングテーブルを料理の作業台としても使っており、調理スペースが広く取れるため、実際にこの部屋に住み始めてから料理する機会も増えましたね」
収納もラックやボックスを駆使してオープンに。これだとスムーズに家事も進められそうです。
またフックを使って吊るす収納が多く用いられているのも使い勝手が良さそうでした。
「大きな窓があるため、明るく風通しの良い、とても気持ちのいい場所になっています。他のどのお部屋よりも涼しいので、暑い季節はここで仕事をしたりもしますね」
まずは1つやってみたいことから住まいの条件を設定してみる。何かを始めるきっかけに住まいを考えてみるのも面白いかもしれませんね。
大好きな漫画に集中出来るリビング
ここまで紹介してもらった、和室とキッチンの間に位置しているのが洋室のリビングスペース。寛ぐことに特化し、大好きだと話す漫画を読むのにぴったりな空間になっています。
「住み始めてから1年ほど経って購入したunicoの本棚が気に入っています。お部屋を圧迫しすぎず、それでいてインテリアの中心になるような存在感のある本棚を探していたところ、unicoでぴったりのものを見つけて購入しました」
「足が高く、側面が上にいくにつれて薄くなっているデザインなのでスッキリして見え、且つ本もたくさん入るのでとても気に入っています」
「とにかく漫画が大好きなので、大半は漫画が占めています。大好きな作品はやっぱり紙で、手元に残しておきたいという思いがあるのですが、スペース的にもまだまだ余裕があるので充実させていけるのが楽しみですね」
こうした漫画を読むスペースにもこだわりのインテリアがありました。
「前から欲しいと思っていたイデーのMINI PUUF(ミニプーフ)が使い勝手も良く買ってよかったインテリアです。上に座ったり、昼寝する時に枕として使ったり、机代わりに上にiPadを置いて映画を見たり、ソファに座って足置きにしたりと様々な使い方をしています」
「大きさや高さがちょうど良く、毎日愛用しています。私はアジアンブルーという色のカバーをつけているのですが、この優しい青色と形も見ていて癒されます。プーフと言う商品名も可愛くて好きですね」
プーフと同じく青のクッションが並ぶイデーのAOソファ。
その上にはunicoのさかな型ミラーとなんだかちょっぴり海を思わせるコーディネートも良いですね。
こだわりのインテリアはありつつ、全体的にはスッキリして見えるコアラさんのお部屋ですが、目指すのは、この先の暮らしも見据えてもっとシンプルなお部屋なのだそう。
「現在は物がたくさんあるなという感覚で、少しずつ減らしたいと思っています。ありきたりではありますが、新しいものを購入したらその代わりに今あるもので不要な物はないかを都度見直し、フリマアプリで売るなどしてプラスになりすぎないよう気をつけていますね」
「綺麗に収納したり、工夫して整頓するのが得意な方ではないので、少しでも量を減らして管理をラクにしたいと思っています」
「もともと住まい環境を変えることが好きで、色々な場所で引っ越しを繰り返してきました。現在のお部屋も大好きでとても気に入っていますが、将来住んでみたい場所が見つかったり、やりたいことが出てきたりしたら、身軽に移動ができるよう、物の数の調整と趣味を存分楽しめるようなバランスの良い暮らしを続けていきたいです」
住まいを変えながら新しい場所でお部屋や暮らしに少しずつ変化や挑戦を続けられているコアラさん。
次の住まいは、どんなきっかけとともに探されることになるのか、お部屋とともにお話を伺えるのが楽しみです。
コアラ(koalanoseikatsu)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/koalanoseikatsu/
text & photo : Tsubottlee
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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