CULTURE & LIFE
都心にもアクセスの良いエリアで、駅を挟んだ少し広めのお部屋にお引っ越し。大好きな本や雑貨に植物で暮らしを通して気分が高まるお部屋を作り上げられているakiさんにお話を伺ってきました。
物語とDIYで遊び心あるお部屋づくり
住まいに窮屈さを感じ引っ越しを決められたと話すakiさん。現在の住まいは希望の家賃で一番広い空間を軸に探し、リノベされつつも所々に昭和な雰囲気が漂っていることが後押しになったのだそう。
雑貨メーカーで企画開発やデザイナーとして働かれているakiさんのお部屋は何と言ってもその遊び心溢れる空間づくりが印象的でした。
「遊び心がある空間にしたいので、アイテムに物語を付けて飾ったり、気分によって配置を変えたりしています。例えば、この子は植物と出会って何だろうと探っているシーン」
「玄関は複数のキャラクターたちからどの子を選ぶか選択肢を与えられているシーン」
「こちらは宇宙飛行士が、降り立った地で恐竜と遭遇しているシーンです」
こうした物語を踏まえたレイアウトにすることで、ふとそのアイテムを見て物語を思い出しては楽しくなったり、次のレイアウト変更のきっかけになったりするそう。こうした小さな創作がお仕事にも繋がっていそうです。
飾るものにもこだわりがありました。アイテムとしてリビングのディスプレイの中でもお気に入りだと話されていたのがURBAN OUTFITTERSのムーン サイクルバナー。月の満ち欠けを現したデザインが美しいインテリアです。
「月のモチーフが好きなので、一目惚れして購入しました。海外のお部屋の雰囲気に憧れていたため、これを取り付けてから一気に理想の家に近づきましたね」
住まいの中では、ご自身でDIYして作りあげられている空間もありました。
「楽しくキッチンに立てるようなインテリアに手を加えて気分を上げています。最近、食器棚をピンク色に塗り、カラーボックスを緑色にして食器棚にしました」
「お気に入りのグラスがいくつもあるので、日によって使い分けて楽しんでいます」
カラフルな色合いが好きだと話すakiさん。遊び心溢れたお部屋で過ごす日々の暮らしから、お仕事に繋がるようなアイデアも生まれてくるそう。
「カラフルな色合いも、雑貨も昔から好きでした。仕事での市場調査なども自分が好きなこととリンクしているので、暮らしと仕事は割り切らずにライフワーク全体として楽しめていますね」
気分を切り替えるポイントづくり
お部屋は楽しむ空間であるとともに、1日の気分を整える場としても大切にされているakiさん。リビングの窓際で並んでいたのが、今回の引っ越しを機に育て始められたのだという植物たち。
「前の住まいは日当たりが悪く、育てる気持ちが起こらなくて。引っ越しを機に育てるようになりました。育て始めは水をあげ忘れたりしたこともあったのですが、今では毎朝の水やりが日課になり、毎日ちょっとずつ伸びる姿に驚きと小さな感動をいつも貰っています」
植物はリビングのみならず、寝室にも配置。
「家のどこにいても植物が視界に入るようにすることで、日々癒されリフレッシュ出来るようにしています」
帰宅後から就寝まではリラックス出来る環境を大切にされていました。
「眠りが浅い方だったので、睡眠の質を上げるために、夜は間接照明のみをつけて落ち着けるお部屋づくりを意識しています。リビングではKameyamaのキャンドルウォーマーランプがお風呂から上がって寝るまでの間に間接照明として活躍してくれています。火を使わずにアロマキャンドルが楽しめるので安心して使用でき、火より早く香りが広がる感じがして、そこも気に入っています」
寝室にもリラックスするための工夫がありました。
「寝る前も目覚めた時も自分が心地よく過ごせる空間づくりを意識しています。ベットの枕はブレインスリープピローに、カーテンは遮光カーテンにすることで良い眠りに繋がるもの選びをしました」
睡眠に繋がるもの選び意外にもお部屋も色使いはリビングとは対照的に、視線の高さの壁は余白を意識して、色数が少ない装飾も印象的です。
目に見えるものだけでなく、香りからも眠りのための空間作りを。
「忙しい時期などは無印良品のアロマオイルで気持ちをリラックスさせています」
朝起きて、出勤する前は玄関で最後の準備。
「仕事に行く時に気分を上げて出掛けられるように、香水を振りかけてから出るのでいつしか気持ちを切り替える場所になっています。靴箱の上も年2回ほど模様替えをして飽きのこないようにしていますね」
1日のはじまりから終わりまで、こうした気分を切り替えるポイントが用意されていると、気分をしっかり整えて過ごせそうです。
インテリアのサイズから色合いを考える
自分のお部屋を楽しみながら、生活を整える場としても考えられているakiさん。そんなakiさんお部屋を考える際に考えられているのもまた視覚的な色合いのバランスでした。
「統一感を出すために、リビングの大きめの家具は木目調や植物に合うものを選んでいます」
「アンティークな雰囲気が好きなこともあり、建築現場の足場をリメイクした机に惹かれ購入したのがOLD ASHIBA Hシリーズのローテーブルです。テレビボードも同じシリーズで、木の柔らかな印象がインテリアに馴染み、温かな気持ちにさせてくれます」
木の色合いは現在のお住まいからシックで落ち着いたものを中心に選ぶようにされているそう。
「既製品に限らず、棚として利用しているりんごの木箱は机とテレビボードが無塗装なので差をつけるために、ワックスを塗って焦げ茶色に仕上げています。底面はワックスを塗らないようにすることで、重たい印象にならないようにしました」
「カラフルなものが気分も上がって好きだということもありますが、木の色合いのインテリアをベースにしつつ、綺麗にまとまりすぎないようにしていますね」
お部屋の理想は海外の屋根裏部屋やアンティークショップ、植物園のようにいろんな要素が詰まった自分らしい空間だと話すakiさん。
今後、さらに住まいを磨かれて行く中で、どんな空間ができ、またそこで得られた発見からどんな商品が生まれていくのか。引き続き、その変貌を見ていきたいお部屋でした。
aki(aki_egg_room)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/aki_egg_room/
text & photo : Tsubottlee
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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