CULTURE & LIFE
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品よくかわいい京スイーツ
パリジェンヌの旅に、やっぱりスイーツは欠かせません。流行りのスイーツはたくさんあるけれど、食べたいのは丹精こもった真面目なスイーツ。品よく佇む姿も、なんだか愛おしいのです。
〈tubaracafe〉生つばら
1803年創業の老舗和菓子店〈鶴屋 信〉直営のカフェで味わえる「生つばら」。もっちりと柔らかい生地で餡を包んだ本店の代表銘菓「つばらつばら」と同じ生地を用い、餡は最高級の白餡とマスカルポーネチーズをブレンドしてクリーミーにアレンジ。職人が仕立てる上質な餡の美味しさを、スイーツとして軽やかに楽しめる。フレーバーは定番と季節限定を合わせて全5種類。
「生つばら」各¥291~378
敷居が高いと思われがちな和菓子文化をより身近に、という想いから本店の隣にオープン。本店で使用しているものと同じ上質な材料を使ったお菓子を、美しい庭を望みながらコーヒーや紅茶と一緒に堪能して。
京都府京都市上京区西船橋町340-5
075-411-0118
11:30~17:30/火・水 定休
〈ジュヴァンセル〉さがの路
レアチーズケーキの中によもぎと柚子を使った大福餅を閉じ込め、求肥をトッピング。レアチーズの爽やかな酸味と大福餅の上品な甘さが溶け合い、“なめらか”と“もっちり”の食感バランスも絶妙。他では出会えない新感覚の美味しさながら、実は創業から30年以上愛され続けるスイーツ。控えめな甘さに笹の葉が香る繊細な味わいに、京都の風情を感じて。
「さがの路」¥432
伝統が息づく京都らしい感性を、洋菓子に落とし込んだ“京洋菓子”のお店。和と洋それぞれのよさが混ざるスイーツが人気。八坂神社近くの街並みに佇む祇園店は、旅のひと休みにも最適なロケーション。
京都市東山区八坂鳥居前南入清井町482 京ばんビル2F
075-551-1511
9:30~19:00/火 定休(祝日の場合は営業)
〈HOSOO〉かさね色目のマカロン
京都の菓子職人との共作で生まれた、平安時代の女性のきものの配色美“かさね色目”をまとう美しいマカロン。季節ごとに変わるフレーバーと色合いに、四季折々の変化を楽しむ日本らしい感性が注がれる。2月末までのフレーバーは、「椿(よもぎ葉)」「初雪(甘酒)」「松重(黒糖生姜)」の3種。1つ1つに込められたストーリーとともに味わいたい。
「かさね色目のマカロン」各¥440
西陣織の老舗〈細尾〉が手がけるテキスタイルメゾン〈HOSOO〉の旗艦店1階に広がるカフェラウンジ。建物からインテリアまで、伝統工芸の技が息づく贅沢な空間で、スイーツやお茶が楽しめる。
京都府京都市中京区柿本町412
075-221-8888
10:30~18:00/祝祭日 定休
〈kew〉カスタードドーナツ
こだわりの生地は、前日に1次発酵、早朝に2次発酵と、自然発酵によって手間と時間をかけてできあがる。生クリームとカスタードクリームを混ぜてたっぷり絞り入れることで、ふっくらと丸い形に。自立する姿がなんとも愛らしい。食べ応えがありそうに見えるけれど、生地は油っぽさのない軽く歯切のよい食感で、パクッと食べられてしまうから不思議。
「カスタードドーナツセット」¥910
店主が働いていたロンドンの有名店〈セントジョン ブレッド アンド ワイン〉で教わったレシピをもとにした焼菓子が人気。受け継いだレシピへのリスペクトから、質を下げない量に絞って、全工程を店主1人で行う。
京都府京都市右京区竜安寺五反田町15
075-406-0763
11:00~18:00/月・火・金 定休
※現在予約制(最新情報はHP、Instagramを要確認)
京都生まれのチョコレートにときめいて
実は京都にはショコラトリーの名店がたくさん。和食材を使ったものや、見た目にも美しいものなど、それぞれ個性が際立つチョコレートはどれも魅力的。大切な人へのお土産にするのもいいかもね!
NEW STANDARD CHOCOLATE kyoto by 久遠
“歴史ある京都からチョコレートの新しいスタンダードを”という想いから誕生した、昔ながらの商店街の一角に佇むチョコレート店。1番人気の「久遠テリーヌ」は、余計な油分を加えず工房でハンドメイドするピュアチョコレートに、ナッツやドライフルーツをトッピングしたもの。抹茶やほうじ茶、黒豆など、和の素材を用いたフレーバーも見逃せない。味も食感も様々で、見た目にも楽しい!
「久遠テリーヌ 」(上から)ミルク、ホワイト、抹茶、いちご、レモン各¥248
京都府京都市上京区堀川出水上ル桝屋町2 8 堀川商店街内
075-432-7563
11:00~18:00 不定休
Chocolaterie HISASHI
製菓の国際コンクール“WPTC”に日本代表として出場し優勝、ワールドチョコレートマスターズにて準優勝など世界的な高い評価を得るショコラティエ、小野林範氏が手掛けるお店。サクサク食感の最中の中にヘーゼルナッツが香るチョコレートムースを忍ばせた「Monaショコラ」は、開店当初からの人気商品。ムースに入ったライスパフと塩気が好アクセント。ショコラ(左)と宇治茶専門店〈丸宗〉の“京の緑”を使った抹茶(右)。
「Monaショコラ」各¥380
京都府京都市東山区夷町1 6 6 – 1 6
075-744-0310
10:30~17:30/月・火定休
Chocolat BEL AMER 京都別邸 三条店
“日本と世界を結ぶ京都のショコラ”を目指す《ベルアメール京都別邸》の「スティックショコラ」は、華やかな見た目に思わず心が躍る。左から、ピスタチオが香る「あまおう苺」、高級茶のブランド“八女茶”の茶葉が入った「八女茶」、黒糖風味のミルクチョコにナッツなどで食感を加えた「黒糖きなこ」、練り胡麻と玄米あられでアレンジした「抹茶」など、フレーバーは全15種類。
「スティックショコラ」各¥540
京都府京都市中京区 ル桝屋町6 6
075-221-7025
10:00~20:00 不定休
photograph_Taniguchi Daisuke
styling_Kitagawa Saori
hair & make_Onishi Akemi
model_Ksenia, Julia
edit_Shibata Moe〈KIP Inc.〉
design_Kawai Hiroyasu〈VIA BO, RINK〉
FUDGE vol.224 2022年3月号より
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