CULTURE & LIFE
街と共に生きる、緑豊かな熊澤酒造での気付きと出会い。
10年近く毎日持ち歩いているポーチがそろそろ選手交代かなと日々気になっていたのですが、なかなかこれ!というポーチと出会えずにいたある日、神奈川県茅ヶ崎市にある熊澤酒造で運命的な出会いを果たしました。

熊澤酒造は明治5年の創業以来、ひたむきに日本酒を造り続けて150年。熊澤酒造は湘南に残された、ただひとつの蔵元です。住宅が立ち並ぶ中、ひっそりとその姿を現します。訪れてみるとそこは小さな村のよう。レストラン、ベーカリー、カフェ、雑貨店、マルシェがあり、地元の人々で賑わっていました。住宅街と思えないほどの緑が広がっていて、美しい敷地。どの建物も古く、とても大事に使われている様子が伺えます。緑と白い蔵の壁が眩しく感じました。



湘南ビールを飲みたい!と思って訪れたのですが、想像以上に熊澤酒造が長年大事にしてきたことが空間や食べ物の様子、そしてスタッフや訪れている人々の表情を見ているだけでひしひしと伝わってきました。中でもMOKICHI TRATTORIAは、鎌倉山にあった400年以上の古民家を移築したとのこと。元からここにあったものではないとは!丁寧に改修したかのような建物や空間は、周りの緑豊かな環境としっくり馴染んでいて、とても心地良いものでした。
多くの国を訪れた一人の女性が作り出す、唯一無二の美しいテキスタイル。
敷地内にはレストランやベーカリー、カフェの他に雑貨店がありました。そこで出会ったのがwooのテキスタイル達。

北欧のような和風のような、個性的なのに上品な色と模様。なんだか楔形文字のようにも見えます。今まで出会ったことがなかった模様と色合いにすっかり一目惚れし、ずっとポーチを探していたので自分へのお土産に購入。最近リモートワークが増えたので、自宅で飲むドリンク用にコースターも一緒に選びました。


さらりとした生地は手触りも使いこごちもよく、ナチュラルカラーの麻混紡の生地に、個性的な模様をひとつひとつ手で丁寧にプリントしているそう。優しい揺らぎのある線と色鮮やかな色彩。コースターはどんなテーブルにも、ポーチはどんなカバンにも似合いそうです。

早速ポーチを使ってみました。手鏡、リップ、小さなアルコール消毒液、アトマイザー、イヤホンなどすっぽりとちょうどよく入ります。

wooのwebサイトやFacebookを見てみると、デザイナーのムヒーレゆかりさんの作るアイテムや、制作風景を見ることができます。プロフィールを見て魅力的なデザインに納得。たくさんの国を渡り、テキスタイルを学び、世界の音楽や手仕事が好きで身の回りの景色や旅の記憶などからインスピレーションを得て模様を作っているのだそう。ムヒーレゆかりさんの制作に対する想いや、優しさ、そして真っ直ぐに物づくりをする強さが伺えます。神奈川県を中心に個展や販売店があるようなので、定期的にチェック!そして次回の個展ではぜひご本人にご挨拶したいなと思っています。
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