CULTURE & LIFE
パッケージデザインとCOFFE & BAGEL KINOのおいしいコンセプトが相性抜群!
デザインのお仕事で、後藤美月さんという切り絵イラストレーターさんとご一緒する機会がありました。後藤さんのイラストはとても可愛くて、どこか懐かしくて、そしてどこか少し切ない、唯一無二の世界観。独特な形状と色使いなのに、ちゃんと人、クマ、ねずみ、花、と理解することができます。こどももたちまち虜になる、とても不思議な魅力があるんです。
そんな後藤さんがパッケージを手掛けられた美味しいコーヒー&ベーグル屋さんがあると聞き、前のめりでオンラインショップに。どんなに美味しいものでも、パッケージデザインとの相性が良くないと台無しです。お店の名前は「COFFEE & BAGEL KINO」。早速購入すると、なんと全面に後藤さんのイラストが書かれている、捨てることなんて許されないほどの可愛いボックスが届きました!
開ける前からこんな幸せな気持ちになれるギフトボックスなんて今までにあったでしょうか。かわいさのあまり何度も写真を撮って載せたくなってしまうくらい。後藤さんの独特なキャラクターのシルエットがユーモアたっぷりで素敵です。
ばばーん。開けるとこんなボリューム。ベーグルが4つに、マフィンが2つ、手作りジャム2種類に、ジンジャーシロップが1つ。もりもりです。
届いたベーグルはつやっつや。表面はパリ!中はモチモチ!とクセになりそうな食感と歯応え。小麦の味がよくわかります。マフィンは想像以上にさっぱりで、ベタっとした印象はありません。ほんのりさっぱり香る小麦の甘い香りが優しい。ん〜〜、これは美味しい!毎朝食べたいくらい。
ジャムのパッケージももちろん唯一無二。丁寧にかわいい糸で括られていて、作り手の愛情をとっても感じることができます。
ショップカードや食べ方の説明書まで後藤さんのイラストを贅沢に使っていて、世界観をしっかり伝え切っているところがすごいです。かわいすぎて、す、捨てられない。
パッケージのイラストと、この丁寧に作られているベーグルやジャムたちとの相性はまさにパーフェクト!食べてしまうのがもったいないほどの世界観。自分が作るデザインもそんなデザインでありたい。と、学ばせていただきました。
愛知県西尾市吉良町にある「COFFEE & BAGEL KINO」は美味しいベーグルと直焙煎コーヒー、夜はビールとワインが飲めるカフェです。「食べる」ことが、ただ食欲を満たすだけでなく、ほっとしたり、ちょこっと幸せを感じるひとときになるといいなあという願いをこめてできた「COFFEE & BAGEL KINO」。いつかカフェにも伺ってみたいと思います。そんな素敵なカフェの近くに、実はアートをめいっぱい楽しめる島が三河湾にあります。カフェに寄りつつ、アートも楽しめちゃう。素敵なルートが出来上がりです。
瀬戸内海だけにあらず! めいっぱいアートを体験できる隠れ家島
アートな島といえば瀬戸内に浮かぶ島々を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、実はアートがある島は瀬戸内の島だけではないのです。アートの島、佐久島は三河湾のほぼ真ん中に浮かぶ離島。名古屋から電車とバスを使って西尾市の一色港まで約1時間半、一色港から佐久島西港までは定期船で約20分で到着です。
到着してすぐに時間の流れがとてもゆっくりなことに気づきます。とても静かで可愛い小さな港がお出迎え。
島の80%以上が里山という「にほんの里100選」でもある佐久島は、人口約250人。紀元前3000年頃から人が住み始めたという島の歴史も深く、豊かな自然と昔ながらの懐かしい集落の風景が見られます。信号もコンビニもない佐久島は、過疎化と高齢化対策のひとつとして1996年からアートによる島おこしに取り組んでおり、1年を通じてアートピクニック(島内に展示されたアート作品を巡るスタンプラリー)が楽しめます。
西集落の黒壁をモチーフにした黒い箱、「おひるねハウス」。佐久島アートを代表する作品のひとつ。自分でハシゴを設置し、好きな場所に入り込み、寝ることができます。
ユニークなアート作品を見ていると、島の日常のモノや風景までアートに見えてきます。黒壁の家が並ぶ集落、海の中の電柱。佐久島にはおもしろいものがいっぱい。レンタサイクルで地図を見ながらの島探検はワクワクです。
東地区にある東屋なので「イーストハウス」。対岸に見える「おひるねハウス」とは対照的な白い箱。階段から屋上に上がることもできます。ここからの眺めは最高です。「イーストハウス」のすぐ周りは海。そんな海の中にはアートのような電柱が!なんだか映画の世界の中に入り込んだかのよう。お天気が良くなかったことだけが悔やまれます。
え? これもアート!? と一瞬どちらかわからないような場所にソフトクリームが!
これまでアートといえばほとんどの作品が美術館で見ることができていました。あるはずがない場所にあるアート。「自然」と「人の手で作られたもの」のコントラストのようなものが不思議と心地よいのです。
90年代に入ってから、世界各都市で街づくりや地域おこしのために現代アートを活用する事例が増えていきました。その多くは地域の資源や特色を生かして会場を作り、世界中からアーティストと観客を呼び込みます。1895年に始まったベネチア・ビエンナーレが最も古く、日本では横浜や瀬戸内、新潟妻有、名古屋などさまざまな都市・地域で芸術祭が行われています。しかし、各都市・各地域の魅力はアートだけではありません。島を回ったり、景色を眺めたりしているうちに、日本の自然の豊かさ、島の人々の温かさを実感できることも魅力のひとつです。自然の中のアートを身体中で感じ、日本人本来の感性を研ぎ澄まし、アートの先にあるいろいろな考えや思いを喚起してくれる。そんな貴重な体験ができるのです。佐久島も、季節に合わせて何度も訪れたいと思う魅力たっぷりの島でした。
身近な日本の軌跡と奇跡。旅するデザイナーrumiのInstagram。
@find_rumi
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