CULTURE & LIFE
こんにちは、フェーヴ作家の竹内美咲です。
今回は今年2月22日の猫の日に販売した、”メレンゲ猫のフェーヴ”の制作についてお話ししたいと思います。
料理家でapron roomを主宰している星谷菜々さんが
毎年猫の日に「猫のお菓子屋さん」というイベントを開催しています。
そこにお誘いいただいたのがきっかけで生まれたのが”メレンゲ猫のフェーヴ”。
アイディアが閃いたきっかけは、
ちょうど星谷さんのお菓子の写真を拝見している時にメレンゲのお菓子を見て、
なんだかメレンゲってペルシャ猫みたいと感じたんです。
そこで、「メレンゲみたいな猫のフェーヴを考えています」
とアイディアをお伝えしたところ、星谷さんから
「そしたらメレンゲとセットにしてボンボニエール箱に入れて販売するのはどうかしら?」
と素敵なご提案をいただいて、素敵なコラボ企画がスタート。
はじめにapron roomさんのアトリエにお邪魔してイメージを膨らませました。
メレンゲのデザートをいただきながら楽しい打ち合わせ。
イートンメスというメレンゲと生クリーム、フルーツを重ねてグラスに入れ
スプーンで崩しながら混ぜて食べるというイギリスのお菓子をいただきました。
星谷さんのアレンジでクリームは紅茶味、フルーツは金柑とオレンジの2種、
トッピングにはタイムが散らしてあって、
一緒に食べた時の絶妙なハーモニーにびっくり。
お土産にメレンゲをいただいて帰りました。制作の参考用です。
そして後日、いよいよメレンゲと向き合いながら制作スタート。
先ずは油粘土で原型の元になる形を試行錯誤。
油粘土は乾燥して硬くなることがないので、イメージがしっかり固まっていなくて時間がかかりそうな場合に使っています。
しっくりくる形が見つかるまで猫の写真を見たり、イメージをスケッチしてみたりしながら、
ようやく形がまとまり始めてきました。
油粘土は柔らかく、細かいところまで作り込めないので、
私はその後シリコンで型取→シリコン型に石膏を流す→
石膏の原型で細かいところを作る、というやり方で原型を作りました。
こちらが石膏で出来た原型。
原型が完成したら本型を取って量産に入ります。
メレンゲ感がするアングル。
本物のメレンゲと一緒に箱に入って完成した、メレンゲ猫のフェーヴはこちら。
釉薬はマットなミルキーホワイト色のものを選んで、
お目目はペルシャ猫っぽいアイスブルーに。
美味しいお菓子とともに楽しんで頂ける作品となりました♪
私にとって、新しい人との出会いや体験がきっかけで生まれ、形になってゆくアイディアは、
なんだか人生に贈られたギフトのように有難いものです。
text:竹内 美咲
◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より
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