CULTURE & LIFE
私たちのお店 “メロディ グラフィック”の常連のお客様といつもお喋りしていることは、コンサートや映画、開催中の個展について。
その中でも最近特に話題になっていた個展はルイ・ヴィトン財団の「モロゾフ展」。
私のカリグラフィーの生徒さんはなんと4回も観に行ったとのこと!強くお勧めされたので、私も行って来ました。
「モロゾフ展」では、ロシアの資産家モロゾフ兄弟がコレクションした膨大な量のロシア絵画とフランス絵画が、ロシアから初めて国外に貸し出しされ、お披露目されています。
驚くのは展示の量と質、なによりフランス現代絵画を代表するアーティストたちの絵画が、200点ほど一斉に勢ぞろいしているということ!ルノワール、ボナール、マティス、ピカソ、ゴーギャン、ゴッホ、モネ、セザンヌ、ドガ、シスレー、モーリス・ドニ、ムンク…など見応えあるものばかりで、どれも慎重に選ばれ購入されたことがわかります。
ミハイル・モロゾフは21歳からパリに赴き、33歳で亡くなるまで39点の絵画の収集を続けました。その後一歳歳下のイヴァンがさらに240点の絵画の収集をして、豪邸の中の壁には絵画がびっしりと飾られました。
ですが共産主義のロシアの政治体制で、その後全ての絵画と豪邸、9000人の従業員がいた繊維工場が政府のものになってしまいました。
その後イヴァンはロシア国外に移住し、49歳の若さで亡くなってしまいまいます。
その後、モロゾフ家の豪邸は美術館になりました。
肖像画の背景がピンクだなんて、絵画の歴史を覆してしまったルノワール。作品名は「夢見る人」

ピカソ

モネの「ひなげし畑」

モーリス・ドニの3連作

ゴーギャンが亡くなる前の最後の作品。

マティス

セザンヌの傑作

ゴッホが精神病院で描いた作品!これを観るために長蛇の列ができていました。

本当に圧倒されるコレクションでした。
モロゾフ兄弟の審美眼にブラボー!です。
text:竹内 仁海

パリ在住11年目。
イタリア人の夫とパリ4区にあるカリグラフィー専門店 “メロディ グラフィック”を経営する傍らカリグラファーとして活躍。結婚式やパーティ、パリコレの招待状や宛名書き、メッセージの代筆、ロゴ制作、フランス映画・コマーシャルの演出アイテムとしてカリグラフィーを担当。
パリから“暮らしの美学”をお届けします。
Instagram:@melodiesgraphiques
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