CULTURE & LIFE

 

あけましておめでとうございます。あっという間に新年です。

 

今回は、年末の思い出を。

クリスマスの日の教会のミサでは1年の様々な出来事を思い出しました。

嬉しかったことはやはり大好きな人たちと過ごした時間です。

 

ここ半年、私の生徒さんや近所の教会のシスターたちに招待された時の、食卓をご紹介します。

 

 

コロナの影響でホテルやレストランが閉まっていた時期のこと。

三つ星レストランのお魚担当のシェフが出張で料理を作ってくださるということで、生徒さん宅にお邪魔をする機会がありました。

 

 

せっかくプロのお料理をいただけるので、特別なパーティーになるようにメニュー表とネームカードをカリグラフィーで書いて伺いました。

皆さんの驚きの反応が私の喜びです!

 

 

アミューズはズッキーニの花とキャベツのグリエ。

前菜は活け締めしたお魚とトマトときゅうり、アマルフィ産のレモン、ライスのサラダ。

メインはイベリコ豚、アーティチョーク、グアンチャーレ(豚の塩漬け)のバリ グール風(プロヴァンス地方のお料理)。

デザートはアプリコット、アーモンドのブランマンジェ、バニラアイス。

 

 

素敵な方々とご一緒できて盛り上がったランチ会でした。

 

 

 

こちらはグルメな生徒さん、Yさん宅にご招待いただいた時の食卓です。

 

 

お料理教室に通っていらっしゃって、美味しいレストランやワイン、お店をよくご存知です。お家で美しいお料理が余裕でチャチャっと作れちゃうイメージ。

グラスにお酒がなくなると絶妙なタイミングでササッとついでくださる。お酒が好きなメンバーで楽しいひとときでした。

 

 

 

こちらは生徒さんMさん宅での食卓です。

オクラの味噌和え、空芯菜の炒め物、レモングラス入りソーセージとパクチーのカンボジア料理、サバ南蛮漬け、ゴーヤチャンプルなど立派な家庭料理が出てきました。

10数年以上食べていない食材がずらり、オクラやゴーヤがパリで手に入るとは知りませんでした。毎日食べにきたいお母さんの味。

 

 

 

そしてこちらは5年ぶりに招待された修道女の方々とのランチ。

私たちのお店メロディ グラフィックの裏には修道女の方々が住み、中庭やチャペルがあるのです。

 

 

私の夫がイタリア人ということでパスタソースを作ってほしいと事前に頼まれ夫は引き受けましたが…なんと25人分のソースを作らなければならないと聞いて準備が大変でした。

当日はトマトソース数kg分が入った鍋を持ってキッチンをお借りしました。パスタも大きなボウル山盛りです。

 

こちらでは食事前には全員起立して修道女の方のお祈りが始まり、聖歌を歌います。いつも教会で歌われているだけあってかなりの声量です。

食事中はお話してはいけないという決まりがあるので皆んな目で合図、クラシック音楽だけが流れています。
それでも夫がエプロン姿でパスタの鍋をサービスしに来た時は笑いが起きました。

 

前菜はガスパチョ、メインはパスタ、デザートはヌガーグラッセ、パスタ以外は料理担当のシスターが作ってくださいました。

食後は中庭でのコーヒータイム、皆さんと楽しいおしゃべりが続いてその後は教会内のイコン(聖像画)制作中の絵画を見せてもらったり。貴重なイコンを見せてもらいました。

 

 

 

こちらは大好きな生徒さんが日本に完全帰国されるということで送別会のメニューをSさん宅で。

Sさんもお料理教室で学んでいらっしゃってテーブルコーディネートもお手のものです。

 

 

アミューズは前菜は人参のヴェローテ。

前菜はカッペリーニ、ビーツのスープにブラータチーズに赤紫蘇、ナスの前菜はSさんのスペシャリテ。

メインは鴨でオレンジソース、デザートはバニラアイスとバルサミコソース。

貝の形の可愛いマドレーヌたち。

こんなに色とりどりで美しく、美味しいお料理の数々!帰国された生徒さんにとっても、パリの楽しい思い出になったんじゃないかなと思います。

 

 

 

最後は、旦那さまがシェフだという生徒さん、Yさんのご自宅へ。

旦那さまは20年、京都、東京、パリの有名レストランで働いて研鑽を積んでいるお方。

アパートに伺うと玄関からサロンで石畳の壁や暖炉があって雰囲気のある隠れ家レストランという感じでした。

 

前菜は帆立と発酵白菜のタルタル、マス子と昆布ジュレ、鴨出汁巻き。

スープは椎茸とシャントレ、鴨つみれの鴨出汁スープ 酢橘と一緒に。

メインは目の前の暖炉で焼いてくださった鴨胸肉の藁焼き 焼き葱ソースと自家製柚子胡椒 ふわふわの鰻の天ぷら 梅肉ソース。

鰻の蒲焼きも活け締めした鰻を目の前で串刺しにして暖炉で焼いてくださいました。

〆には鴨とシャントレ、葱の蕎麦。

 

 

全皿がスペシャリテ級の気の使い方。感動しました。

 

皆さんの個性や人柄が出ていて本当に素敵なテーブルばかり。

いつも私たちと関わってくださる皆さま、ありがとうございました。

今年も良い1年になりますように。

 

 

text:竹内 仁海

パリ在住11年目。
イタリア人の夫とパリ4区にあるカリグラフィー専門店 “メロディ グラフィック”を経営する傍らカリグラファーとして活躍。結婚式やパーティ、パリコレの招待状や宛名書き、メッセージの代筆、ロゴ制作、フランス映画・コマーシャルの演出アイテムとしてカリグラフィーを担当。
パリから“暮らしの美学”をお届けします。

Instagram:@melodiesgraphiques

 

 

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