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1000年以上の歴史を誇る日本屈指のやきものの生産地
愛知県瀬戸市は、古来の陶磁器窯のうち、
中世から現在まで生産が続く「日本六古窯」のひとつであり、
1000年以上の歴史を誇る日本屈指のやきものの生産地です。
瀬戸の街を歩いていると、いたる所に瀬戸焼のタイルが目に入ってきます。こちらは橋の袂にあったストライプの柱。
尾張瀬戸駅からジブリパークには車で20分足らずでいけるので、
パーク来園のついでに瀬戸に散策に立ち寄る人も多いそう。
瀬戸といえば、将棋の藤井聡太さんで話題の場所。商店街もあるし懐かしさを感じる路地も。
駅からテクテクと歩くとセトモノを販売しているお店も多数あります。
老舗の和菓子屋があったり、瀬戸の歴史を紐解く資料館があったり、
ゆったりとした時間が流れているような感覚になります。
グリーンのタイルが印象的なファサードと植物のグリーンが見事にマッチング!
そして歩くこと、約8分。
STUDIO 894は、歴史あるこのやきものの街で瀬戸のやきものの魅力を発信するため昨年9月にオープンしました。
ここでは『体験する』『鑑賞する』『憩う』をテーマに、
絵付け体験を通して世界に一つだけのやきものづくりができるスペース、
国内外で活躍するアーティストのプロジェクトの展示を行うギャラリー、
そして瀬戸の器で提供するコーヒースタンド、
さらには「STUDIO 894」オリジナルのアイテムなどを販売するエリアで構成されています。
グリーンのタイルが特徴的なカウンターは、ファサードにあったタイルと同じもの。かっこいい!
東京は三軒茶屋と広島で、スペシャルティコーヒーを提供している
「OBSCURA COFFEE ROASTERS(オブスキュラ コーヒー ロースターズ)」が、
全面的にサポートしたコーヒースタンドでは、「STUDIO 894」をイメージしてブレンドした
オリジナルコーヒーをはじめ、シーズナルドリンクなども提供。
もちろんコーヒー豆も購入できます。
店内にあるギャラリーでは、11月1日(金)から12月25日(水)まで、
ミロコマチコ展「ねこ そら もよう」を開催するとのことです。
個人的にも大好きなミロコさん。先日は、東京都美術館でも展覧会をしてましたが、
動物や植物を躍動感たっぷりに描くダイナミックな作風が特徴的で、
今回は、ミロコさんならでは独創的な猫の立体作品や絵付けタイルをはじめ、
これまでに描き上げた原画を展示するそうです。
ミロコさんの作った原型がそのまま立体になってます!なんとも愛らしい猫たちがたくさん!!
今回、初挑戦となる瀬戸焼の作品の中には、中外陶園の工場にこもり、
一枚一枚異なる絵柄を丹念に描き上げた貴重な1点もののタイル作品も登場するそう。
ミロコさんのラフスケッチをチラッと。なかなか見ることがないので興奮しました。
タイルへの絵付けは、ほぼほぼ一発勝負!
何度かの練習を経ていざ本番。
工房にこもってひたすら絵を描いていたそう。真剣な眼差しで1点1点どんな作品ができたのかとても楽しみです。
1点ものの瀬戸焼タイルの他に、複製画を手頃な価格で購入できる
小ぶりなタイルも用意されているそう。
これはこれでとても良い感じです!全部欲しくなってしまいそう。
全部で5種類。販売時は木枠のフレームが付くそうです。金額は 各7,150円(税込)
また、会場内では、書籍やカレンダー、ステーショナリーなどの
ミロコマチコさんのオリジナルグッズも販売するそう。
これからの季節、名古屋からも45分くらいで到着できるので、寄り道するのに良いスポットです!
STUDIO 894(スタジオ ヤクシ)
所在地: 〒489-0821 愛知県瀬戸市薬師町1番地
営業時間: 10:00~17:00(ワークショップ 最終受付15:30/コーヒースタンド ラストオーダー16:30)
休業日: 火曜日、年末年始
<電車でお越しの方> 名鉄瀬戸線 尾張瀬戸駅から徒歩8分
<お車でお越しの方> 東名高速道路「名古屋インター」から約30分、東海環状自動車道「せと赤津インター」から約5分 *駐車場 20台完備(内軽自動車用3台、身障者用1台)
ホームページ: https://studio894.jp
Instagram: @STUDIO894_IN_SETO
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Text:塚本太朗
RIDDLE DESIGN BANK/FOUNDER 。駅ナカなどの商業施設や路面店などライフスタイルを中心に
ショップディレクションしたりデザインしたり。
また、ドイツ語圏から買い付けてくる雑貨店「マルクト」も運営。instagram→こちら
同名の著書をはじめ、ウィーンの街歩き本「ウィーントラベルブック」(東京地図出版)
近著に「ウィーンこだわり旅ブック」(産業編集センター)など。
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