フェムテックとは

フェムテック（Fem Tech）とは、Female（女性）・Technology（テクノロジー）の略語で、現代のテクノロジーを駆使して、女性の健康にまつわる課題を解決するためのサービスやプロダクトのこと。近年、海外での市場が急速に拡大し、日本でも盛り上がりを見せてきている。

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トラブルに負けないためには、毎日の意識が重要。まずは膣の常在菌を育む理想の生活を心がけましょう。健やかな膣をキープすれば、異常にも素早く気づけるはず！

注目すべきは次の2点。

• 膣の善玉菌をうまく働かせる生活習慣に
• 常在菌に快適な膣環境をキープする

 

Good Habits①「食生活」は和食中心を心がける

膣の常在菌を守るためには、まず腸内環境を弱酸性に整えることがカギ。腸内に負担のかからない「和食」で整えましょう。日本古来の和食は納豆や味噌汁、漬物などの発酵食が主で、乳酸菌が豊富です。また非加熱の野菜は食物繊維がどっさり摂れて、栄養の観点でもおすすめ。現代のコンビニ食や欧米式の食事はアレルギーの原因となり得る精製食品が多く、カンジダ菌が好む糖質もたっぷりと含まれています。なるべく控えるのが膣の常在菌のためにはベター。

Check！「エストロゲン」（女性ホルモン）を補うには

膣内の乳酸菌を増やす女性ホルモン「エストロゲン」は、卵巣から分泌されて血液を循環して膣や子宮に届きます。身体の変化によってエストロゲンの分泌量は増減するものなので、エストロゲンに似た働きをする「大豆イソフラボン」を、納豆や豆腐などの食材から取り入れてみましょう。

Good Habits②「ストレス」を溜めない

昔に比べて女性が活躍する場が増えたことと比例して、ストレスも増加の一途をたどっています。ストレスが溜まり身体が弱っているときは免疫力も低下して、膣内環境の悪化にもつながりやすく。適度な運動など、上手に発散する方法を見つけて、リフレッシュしましょう。

Check！睡眠の質も重要

膣内環境に影響を与えるエストロゲン（女性ホルモン）は、ストレスだけでなく睡眠不足によって分泌量が減少。十分な睡眠時間は個人差がありますが、良質な睡眠であればOK。自分にとって満足な睡眠時間を確保しましょう。

Good Habits③「アンダーヘア」の処理も膣まわりを清潔に保つために有効

膣を清潔に保つため、アンダーヘアの処理も視野に入れてみて。膣は肛門とも近く、きれいに拭いたつもりでも尿や便などの雑菌がアンダーヘアについてしまうのは避けられません。膣のケアをしたくても、毛が邪魔をして効果が得られないという場合も。トラブルがあまりにも続くようであれば、雑菌を予防するという意味でもアンダーヘアの処理の処理を試してみてはいかがでしょうか？ 脱毛サロンに通う時間が取れない人は、気になったときにセルフケアができるアイテムを取り入れるのも◎。

（右）部位や毛量に合わせて強さを選べる光美容器
照射部分の周囲を冷却し、刺激を軽減。凹凸のないヘッドで、処理効率もアップ。サロニア 「フラッシュ クリスタル シルクエピ」 ¥76,780／サロニア（I-ne）
お問い合わせ先：サロニア（I-ne）
お問い合わせフォーム：https://i-ne.co.jp/contact/
WEB：https://i-ne.co.jp/
Instagram：@ine__1

（左）お風呂でも使用OK ネット刃で仕上がりも◎
VIO専用シェーバー。防水で、より肌にやさしくスピーディー。パナソニックビューティ 「VIOフェリエ ES-WV61」 ¥6,000前後[編集部調べ]（パナソニック）
お問い合わせ先：パナソニック
TEL：0120-878-365
WEB：https://panasonic.jp/beauty/
Instagram：@panasonicjp

Good Habits④「膣を洗う」なら弱酸性でやさしく！

膣の不快感が気になってボディソープなどでゴシゴシ洗ってしまうと、膣を守る乳酸菌まで洗い流されて、逆に悪玉菌を増殖させてしまうことに。負担をかけることなく洗える、膣の環境に近い弱酸性の専用アイテムをチョイスしてみましょう。力を入れて洗わず、やさしく円を描くように膣口にのみ触れて洗うのがポイント。膣の中まで洗わないように気をつけて。

（右）3つのハーブ成分が乾燥やかゆみの軽減に
きめ細かいフォームで、やさしく洗い上げる。清涼感あるティーツリーの香りがさわやか。 ナリン 「インティメイトフォーム」 200mL ¥2,750／ナリン（コスメキッチン）
お問い合わせ先：ナリン（コスメキッチン）
お問い合わせフォーム：https://www.nahrin.jp/contact/
WEB：https://www.cosmekitchen-webstore.jp/Form/Product/ProductList.aspx?shop=0&cat=BRDNRN
Instagram：@nahrin_japan

（左）アロマケアで女性の身体に寄り添う
植物由来の乳酸でpH 値を調整。ファファラ 「インティメイト クレンジングフォーム ウーマンフッド」 150mL ¥2,970／ファファラ（ロゴナジャパン）
お問い合わせ先：ファファラ（ロゴナジャパン）
TEL：03-3288-3122
WEB：https://www.logona-friends.jp/?mode=grp&gid=1775393
Instagram：@farfalla_japan

Check！膣内洗浄ツールは使っていいの？

膣カンジダなどのトラブルがあり、不快感が気になる人は使うのも手。ただしゴシゴシ洗いと同様、間違うと善玉菌が減ってしまう可能性もあります。症状がありながらクリニックでの診察を受けていないなら、現状の膣にどんな菌がいるか検査をしましょう。よりよい改善策が見つかるかもしれませんよ。

Good Habits⑤「下着やナプキン」は通気性を重視

おりものシートや生理用ナプキンを使用するときは、高温多湿という日本の気候も相まって、雑菌を繁殖しやすい環境をつくってしまいがち。膣に直接あたる部分の化学素材や締めつけが刺激になることも…。そこで、風通しがよくムレにくい布ナプキンがオススメです。におい防止のアイテムも併用して、フェムゾーンもリフレッシュしてみましょう。

洗って繰り返し使えるエコな吸水パッド
しっかりと吸収しながら肌にあたる部分はサラサラ。装着タイプのパッド。Mサイズなら最大4時間連続使用可能。 「MOONPANTS ムーンパッド／ピンク M」 ¥3,740（ラブピースクラブ）
お問い合わせ先：ラブピースクラブ
TEL：048-640-2626
WEB：https://www.lovepiececlub.com/shop/
Instagram：@wearelovepiececlub

Check！おりものの状態で体調を見極める

おりものは膣から剥がれた細胞と分泌物からできている老廃物で、乳酸菌をたくさん含んでいます。酸性が保たれた健康な膣から出たおりものは、透明か乳白色でヨーグルトのような酸っぱいにおい。個人差があるので、自分のおりものの状態を知って体調の変化に気づきましょう。

Good Habits⑥「アフターケア」でうるおいを与えて

膣まわりは乾燥しやすく、放っておくとトラブルにつながることも。また膣には角質がないので、シワになりやすいという面もあるため、清潔にした後は保湿ケアも忘れずに。顔のスキンケア同様、安心できる成分であることはもちろんのこと、ケアを楽しめる香りや使い心地にも注目してみましょう。

（右）サラッとベタつかない乳酸菌配合のクリーム
肌にスッと伸びて浸透。ニューニュアンス 「モイスチャライズクリーム」 135g ¥3,960／ニューニュアンス（RAW.）
お問い合わせ先：ニューニュアンス（RAW.）
お問い合わせフォーム：https://newnuance.jp/shop/contact/draft
WEB：https://newnuance.jp/
Instagram：@newnuance.jp

（左）女性ホルモンに働きかけるエッセンシャルオイル配合
フェムゾーンのマッサージをしながら、柔軟な肌へ導く。「hinalea インティメイトオイル」 50mL ¥7,700／アマラ（コスメキッチン）
お問い合わせ先：アマラ（コスメキッチン）
お問い合わせフォーム：https://amara.jp/pages/contact
WEB：https://amara.jp/
Instagram：@amara__official

Good Habits⑦「異常」を感じたらすぐにクリニックへ

おかしいと感じたら、クリニックの診察を受けることは大前提。けれど、現実には忙しさや勇気が出ないという理由で足が遠のきがちですよね。それならばセルフチェックに挑戦してみてください。自分の膣の状態を把握することで、受診への後押しになりそう。

（上）婦人科医が開発した おりもの検査キット
採取した自分のおりものを郵送し、検査してもらえる。結果はWEBで確認、アフターケアも可能。「FemCHECK」 ¥14,800（ルナドクター）
お問い合わせ先：ルナドクター株式会社
お問い合わせ窓口：femcheck@luna-dr.com
WEB：https://luna-dr.com/femcheck/

（下）クリニックと同等の精度で膣内の菌と割合を分析
自宅で簡単にできる膣内フローラチェック。アドバイスブックつきで妊活にも有効。「mederi Flora Check」 ¥26,400 （mederi）
お問い合わせ先：ルナドクター株式会社
お問い合わせフォーム：https://mederi.tayori.com/f/mederibaby
WEB：https://mederi.jp/baby/floracheck/
Instagram：@mederi_baby

 

Illustration:Yuka Tamura,edit&text:Mayumi Hamaguchi,re-edit:Yuri Iwata［press lab］

（kiitos. vol.24より抜粋）

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