kiitos.
汗をかいたり蒸れたりする場所だからこそ、VIO脱毛が気になる! 安価で済むものもたくさんあるけれど、できるだけ身体にやさしい施術や、サスティナブルなものを選びたい。いまだからこそ「シュガーリング脱毛」!
取材したサロンは……
SUGARISTA TOKYO
エコと言われるシュガーリング脱毛の中でもさらに環境にやさしく、脱毛業界初のフェアトレード、オーガニック国際認定を受けた〈Tamara’s Sugar〉のシュガーペーストを使用。技術師、技術者の育成など普及活動も行う。完全予約制。
東京都港区南青山3-8-9 Room 青山 201
MAIL: sugaristatokyo@gmail.com
シュガーリング VIO脱毛1回 ¥9,000
https://www.sugaristatokyo.com/
Index
エコでサスティナブル! みんながハッピーになる脱毛とは
「長年、海外ではワックス脱毛が主流でしたが、ここ10 年ほどでシュガーリング脱毛に変わってきています。日本は広まって3〜4年くらいです」とは、南青山のサロン「SUGARISTA TOKYO」のHikariさん。
シュガーリングとは「とびきり環境にやさしい」脱毛であることが特徴だ。以前は、ワックス脱毛のためにミツロウが消費され、ミツバチ激減の一因であることが問題視された。人間が美しくなるために、生物の生態系を脅かしてはならない。そんな考えにも寄り添えるシュガーリングは、海外の活動家たちの間で話題になり、日本でも選ぶ人が増えてきている。
なんと言っても、レモン、砂糖、水のみでつくられたシュガーペーストは安心安全。肌に塗布すれば、レモンキャンディのように甘いにおいがとても心地よい。光量の強い機械を使わないのでスタッフの身体にも無害、天然の素材で丁寧に脱毛してもらえる。その上、施術スタッフが自分の膣と向き合ってくれるので、デリケートゾーンに対しての悩みや、言いにくいことも話せるような間柄になるそう。
膣は体調が悪いときににおいやかゆみが出ることがあるが、脱毛をきっかけに大事にケアすることで、自分の身体の変化に気づくようになる。「受ける側も、施術する側も、みんながしあわせになれるのがシュガーリングです。パートナーのためだけではなく、自分のために。ハッピーな女性が増えてくれたらいいな」
シュガーリングで気になる9のこと【後編】
エコな観点だけでなく、知られざる魅力がいっぱいで徐々に広がりを見せつつあり、今後さらに盛り上がっていく予感! みんなが知りたいいろいろをHikariさんに詳しく伺った。
Q. デメリットはある?
A. 難しい技術なのでお店選びが重要!
環境にも人にもやさしい。いいことづくしだけれど、高度な技術が必要なところがシュガーリングの難点。現在、「SUGARISTA TOKYO」でも技術者を育てるため、海外からベテランの講師を招いてのスクールを開催。昨年は4人だった受講生が、今年は28人に増え、施術者も増えつつあるそう。
間違ったテクニックでは毛根からしっかり取れず、埋もれ毛の原因になることもあるので、サロンの見極めが重要に。基本はシュガーペーストを人肌程度に温めるが、その人の体温や季節により状態が変わるペーストを、自在に扱えるかどうかがカギだ。誰もができてスピードと量が勝負の技術ではないからこそ、ひとりずつときちんと向き合ってくれているとも言える。
Q. 痛みはありますか?
A. 個人差があります
「痛みは少なからずあります。個人差があり、シュガーペーストを剥がしているときに思わず笑ってしまうほど痛いと言う人もいれば、まったく痛がらない人も」。満月に近ければ近いほど痛みを感じる、なんて話もあるとか。いずれにしても、帰る頃にはスッキリして、デトックスした感覚に! ちなみに、体調さえよければ生理の日でも施術可能。
Q. 施術後の注意点は?
A. 綿の下着をセレクトして
綿素材のショーツを選ぶのがベスト。通気性がよく、汗や湿気を逃がして肌当たりがやさしく刺激も少ない。ナイロンやポリエステルなどのショーツは、汗やムレが気になったり、摩擦が起こったりと、敏感になっている施術後のデリケートゾーンには負担大。蒸れた状態を放置すると、雑菌が繁殖してしまうことも。化学繊維の下着をつけるときも、デリケートゾーンが当たる部分だけは綿のものを選んで。
Q. どの辺が環境にいいの?
A. まずゴミが減ります!
ワックス脱毛は、使い捨てのペーパーや、木ベラなどでゴミが大量に出るのが問題視されるところ。以前はワックスの原料にミツロウが使われていたが、大量消費によってミツバチが減少しミツロウが高騰。代用品として、使われたのがプラスチック……。一方、シュガーリングで必要なのはシュガーペーストとグローブのみ。「使用後のシュガーペーストは、手のひらに収まるサイズで出るゴミは最小限。グローブ、プロダクトの容器や梱包材もリサイクル可のものや生分解できるものを選んでいます」
photograph:Masahiro Tamura[FREAKS] illustration :Tomomi Kikuno edit & text:Mayumi Hamaguchi re-edit:Kaori Hasegawa
kiitos. vol.20より抜粋
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