FASHION
ようやく寒くなってきた。セーターを着よう。それもおじさんが着ているような、オーソドックスでずっと使えるやつ。ジーンズと合わせるだけでアジのあるスタイルが完成するんだ。
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300年以上、時代を超越して愛される懐の深いガンジーセーター
ガンジーセーターの発祥は17世紀のイギリスといわれている。袖も身頃もストレートで、前後どちらに着てもOK。作業着由来だから動きやすくてタフなのもいい。チェックを重ねても、デニムをレイヤードしても調和する、まさに合わせるアイテムを選ばないセーターなのだ。
シンプルだけどこだわりあり!フランクに着たいリブセーター
何でもないようでいて、実はしっかりこだわりがある、これぞおじさんセーターの真骨頂。創業17世紀、英国《ケリーウーレンミルズ》の伝統的なリブ編みセーターは、肉厚で存在感があって暖かい。チェックシャツとフィッシングバッグでおじさん度を加速させよう。
タートルネックはミドルゲージがおじさんっぽくてGOOD
フランス北西部で誕生したワークウエアメーカー《アーメン》のハイクラスライン《モデルパティキュラー アーメン》。脇に縫い目のないホールガーメント製法でつくられたセーターは着心地良好。ネックは折り返さず、ラフに立ち上げてこなれ感を加えたいところ。
ずっと大切に着続けたい、美しすぎるアランセーター
左:イギリスはガンジー島にある工房でひとつずつ丁寧に編み立てられた風格の1枚。直線的な縄模様を前身頃、後ろ身頃、袖に配した都会的なデザイン。襟に白シャツをのぞかせてコントラストをつければ、着こなしがより立体的に見えてくる。右:山形のニットメーカー《米富繊維》のオリジナルブランド《ディス イズ ア セーター》の愛の結晶、アランセーター。ケーブルやハニカムなど30にも及ぶ編み柄が精巧に表現されている。コートの下に隠しちゃうのは勿体ないけど、存在感は絶大なり。
ワードローブに必携表情豊かなフェアアイルセーター
左:メンズサイズをゆったり着るのもいい感じ。《エル・エル・ビーン》ではフェアアイルセーターを筆頭に、ケーブルセーターやリブセーターなど、長く付き合いたい、いい塩梅のおじさんセーターが豊富にそろっている。、右:ブランドのアーカイブから伝統的なデザインを参考につくられた、フェアアイルセーターは、ソフトで暖かいラムウール素材。インにアウトに重ね着のしやすい、程よい厚みとコンパクトさが自慢。
洒落たおじさん気取るならクリケットセーター一択
クリケット、テニス、チルデン、呼び名はいろいろ。襟ぐり、袖口、裾に入ったラインがジーンズスタイルに洒落感を添える。伝統的な製法と素材にこだわる、100%メイド・イン・UKのファクトリーブランド《オールドダービー ニットウェア》で、周りと差をつけよう。
photograph_Kojima Yohei
styling_Akashi Emiko
hair & make-up_Onishi Akemi
model_Olya, Sia
edit_Hino Harumi,Yamazaki Takamichi〈KIP Inc.〉
design_Kawai Hiroyasu〈VIA BO, RINK〉
FUDGE vol.244 2023年11月号より
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