友人や仲の良い同僚が結婚したら、新しい門出を祝ってぜひ「結婚祝い」を贈りたいですよね。とはいえ意外と「結婚祝いは結婚式に持参するものなのか、事前に贈るものなのか、後から贈るものなのか」「何を贈るべきなのか」など様々なマナーを知らない方も多いのでは。また下手に結婚祝いを贈って、相手の家庭にとって邪魔になるのも良くないし……と思う方もいるはず。今回は結婚祝いの基本的なマナーから、おすすめの結婚祝いギフトの例、お祝いメッセージのマナーまでご紹介します。

 

そもそも「結婚祝い」っていつ、何を贈るべき？基本的なマナー

結婚祝いを贈る時期

結婚祝いを贈るタイミングは、相手が結婚式をするかどうか、また結婚式へ参列するかどうかなど、状況によって変わります。基本的には、①結婚式に参列する場合は招待状が届いた後挙式の1~2カ月前まで、②結婚式に欠席する場合は挙式1週間前まで、③結婚式に招待されていない場合は挙式後１カ月以内、④結婚式をあげない・未定の場合は結婚報告後1カ月以内、などがそれぞれのベストなタイミングとなります。結婚式当日は荷物になりますので、適切な時期に贈るのが大切です。

 

金額相場と贈る品物

結婚祝いは贈る相手との関係性で金額相場が異なり、ご祝儀に「お祝い金」が含まれていると考えられるため、結婚式に参列するかどうかでも相場が変わります。友人や同僚への結婚祝いは、①結婚式に参列する場合（ご祝儀3万円にプラスする場合）は3〜5千円、②結婚式に参列しない場合は1〜2万円が基本的な相場になります。相場より高すぎても低すぎても失礼にあたるため、結婚祝いは相場内で贈るのがマナー。また、贈る品物は、新生活の助けとなるものや、結婚の記念になるお揃いのもの、少し高級な日用品、ふたりの趣味を反映したものが喜ばれます。リクエストを聞くのも◎。

 

結婚祝いの贈り方

結婚祝いは、正式には「大安」や「先勝」といった縁起のいい日柄の午前中に、相手の自宅を訪問してお渡しするのが良いとされています。でも実際に手渡しすることが難しく郵送する人も多いです。その場合、誰からの贈りものかきちんと分かるようにすることも大事です。新婚夫婦は結婚式や新生活の準備で忙しいので、良い日を選びつつ相手の事情を考えて負担にならない贈り方にしましょう。

 

のしの種類

結婚祝いには、のし（熨斗）をかけることが一般的なマナー。表書きは「御結婚御祝」や「寿」などを書くのが一般的。水引は一度きりのお祝いに用いられる「結び切り10本」を選択しましょう。水引の下に贈り主の名前をフルネームで書きます。のしのかけ方は、包装紙の上からかける「外のし」と、包装紙の内側に掛ける「内のし」があり、どちらを選んでもOKです。手渡しの場合はどんな贈りものがすぐわかる様に「外のし」するのがおすすめですよ。

 

結婚した友達に贈る「気の利いた結婚祝い」の品物の例

コーヒーギフト

様々な香りのコーヒーが楽しめる《丸山珈琲》はギフトの種類も豊富。こちらのコーヒーバッグは、ポップなデザインが印象的でナッツのような独特の味わいが特徴。コーヒーバッグ（ナッツ）5個入 深煎り　￥1,350／丸山珈琲参照はコチラ

最近は豆から挽いて楽しむ人のためにコーヒー豆を贈ったり、ドリップタイプ、コーヒーバッグ（ティーバッグの様にコーヒーを淹れるもの）、ミルクと割って使う濃縮タイプのリキッドコーヒーなど種類も豊富に。また、カフェインが気になる方へのノンカフェインコーヒーや、簡単にお湯を注ぐだけで飲めるインスタントコーヒーもあり、贈る人の好みに合わせて選ぶことが大切です。

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タオル

タオルを作り続けて50年以上の日本のタオルメーカー《エイズイ》のタオル。（白）プチフェイス[20×40㎝]￥1650、（カーキ）フェイスタオル￥2420[34×85㎝]、（ピンク）バスタオル[60×120㎝]￥5280／すべて育てるタオル（エイズイ）参照はコチラ

 結婚祝いの定番といえばやっぱりタオル。ふたりの新生活をイメージしてとっておきのタオルを贈ってみては？ 《エイズイ》の「育てるタオル」は使うほどに“育つ”不思議なタオル。おろしたてはなめらかに整ったパイルが、洗うたびにふんわりと心地よく育っていきます。新生活をふわふわのタオルで幸せに過ごしてほしい、そんな思いを込めて素敵なギフトボックスで贈りましょう。

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キッチングッズ・洗剤

見た目もお洒落な《フェール・シュヴァル》のディッシュソープは、結婚祝いにもぴったりなアイテム。天然成分由来のホームクリーナーなどとセットで贈れば、人にも環境にもやさしいエコな洗剤を使って新生活を始められます。洗剤のほかキッチングッズも人気ですが、インテリアの要素もあるキッチングッズの場合は、贈る前にどんなものが必要かリクエストを聞くのもいいかもしれませんね。

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スイーツ・食品

結婚祝いにどんなものを選べば良いのかわからないときは、後に残らない食品ギフトがおすすめです。かつては結婚祝いの贈答品に、食べ物のような「消えもの」はふさわしくないという考え方もありまししたが、近年では昔の習わしを気にする人が少なくなり、失礼にはならない傾向にあります。見た目もキュートなスイーツや、ちょっと豪華なお肉ギフトなど、贈る相手の好みをしっかり反映しつつ、自分では買わないような特別感のあるものを選んでみてはいかがでしょうか？
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結婚祝いは「気持ち」が大事！お祝いメッセージの書き方のマナー

友人や気心が知れた同僚へのお祝いメッセージでは、上司や目上の方へのお祝いほど格式張る必要はありません。けれどきちんとお祝いの気持ちが伝わるようにある程度のマナーは大事。結婚祝いの品物に同梱するお祝いメッセージの書き方のマナーも覚えておきましょう。

 

手紙や一筆箋などの手書きメッセージがおすすめ

お祝いメッセージは、便箋や一筆箋などに手書きで書くのがおすすめです。用紙などに特に決まりはありませんが、便箋などに手書き文字やオリジナルイラストを添えるだけでも喜ばれます。

 

どんな気持ちを込めてメッセージを書くかを考えよう

例文は後述しますが、例文だけにとらわれず素直にお祝いの気持ちを書きましょう。ちなみに気心知れた相手へのメッセージであれば、たとえばフォーマルなメッセージの文末に「最高かよ」「お幸せに！」などフランクな言葉を付けるだけでも親しみやすい仕上がりになりますよ。

 

忌み言葉には要注意！「離れ」「切れ」などの言葉は避ける

結婚祝いのメッセージとしてタブーとなる、「離れる」「切れる」「別れる」「終わる」「消える」「去る」「忙しい」「亡くなる」など“別れ”を連想させる忌み言葉は避けましょう。結婚を繰り返すという意味合いから、言葉を重ねる重ね言葉もNGです。また、「壊れる」「嫌う」などネガティブな言葉も、意外と使ってしまいそうなキーワードがあるので注意が必要です。

 

LINEやSNSでデジタルのメッセージを贈る場合はどうしたらいい？

LINEやSNSでお祝いメッセージを贈る場合は、「結婚祝いを購入したショップ」経由で配送するような、ショップのオプションでメッセージカードの同梱があるパターンが多いでしょう。カードにもお祝いを記載しつつ、そこに書ききれなかった思いをLINEなどで送ると良いでしょう。

 

結婚祝いに同封する「お祝いメッセージ」の例文

友人へ贈る場合のポイント・例文

友人へのメッセージでのポイントは、「友人との関係性が伝わる自分の思いを書く」、「堅苦しくないようしつつ砕けすぎない」「友人の配偶者や家族などへのメッセージを添える」などがあります。

例文
「結婚おめでとう！　学生時代から楽しい時間を一緒に過ごしてきた
○○が幸せになってくれることが自分のことのように嬉しい！
やさしい旦那さんと笑顔あふれる家庭を築いてね
ふたりの新生活の話もたくさん聞きたいな♪　末永くお幸せに！」

 

同僚へ贈る場合のポイント・例文

同僚へのメッセージは、マナーを守りつつ、丁寧な中にも親しみを込めた表現がいいでしょう。

例文
「ご結婚おめでとうございます！
いつも周りを気遣ってくれる〇〇さんは誰よりも頼りになる仲間です
いつも本当にありがとう！ 　これからもよろしくね
お仕事だけではなくご夫婦の時間も大切にしてください！」

 

結婚祝いについてよくある質問

結婚祝いで贈ると縁起が悪い品物は？

一般的に弔事に使われることの多い日本茶や、涙を拭うハンカチなど。ちなみに「ナイフ」は縁起が悪いとされがちですが、一部の地域では「悪いものを断ち切って未来を切り開く」縁起物です。相手によっては喜ばれることもあるので、刃物を贈る場合は事前に確認してからにしましょう。

 

異性の友人に結婚祝いを贈る場合の品物の選び方は？

結婚相手の方のことも考え、友人の好みだけに偏ったものは避けましょう。結婚相手の方が「自分のことまで気遣ってくれている」と感じるような、夫婦で一緒に使える食器やペアグラスなどがおすすめです。

 

気心の知れた同僚や友人相手の結婚祝いでも「のし」は必要？

フォーマルな贈り物なので友人へのお祝いでもあった方が良いでしょう。「のし」を付けることで丁寧な印象を与えて、より特別なお祝い感が伝わるはずですよ。

 

まとめ

結婚式という大きな門出を迎える大切な友人・同僚に対して、できるだけ心のこもったプレゼントとメッセージを贈りたいですよね。素敵な結婚祝いになるよう、基本的なマナーもチェックしつつ、思い出に残るギフトを贈ってくださいね！

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