FASHION
赤いバレリーナシューズの大人っぽさと可愛さと
一見するとふつうっぽい着こなしに赤をきかせ、ベーシックのその先を行くというのはパリジェンヌたちなら誰もが得意とするお洒落ワザ。たとえばデニムに《repetto(レペット)》のバレリーナシューズ。数あるバレリーナシューズの中から赤を選んで素足で履く――大人っぽくてカジュアルで、それでいてこなれて映る、それがパリジェンヌ流です。そこから着想し、デニムパンツをデニムジャケットに変えてみると……。今度はちょっぴりエレガント。ジャケットは少しだけ大きめのものをセレクトしてゆるさを演出するのがカギ。そんな着こなしにマットな赤のバレリーナシューズをトッピングしてみると。リラックス感があるのにこなれたスタイルが完成します。
バレリーナシューズを筆頭にパリジェンヌから愛されるフランスのラグジュアリーダンスブランド
《レペット》はフランスのラグジュアリーダンスブランド。いまではバッグやウエアも展開していますが、1947年、ローズ・レペットが創設した当初はパリのオペラ座近くのアトリエで手掛けられるダンスシューズブランドでした。1956年、女優ブリジット・バルドーが映画「素直な悪女」のなかで履くための靴をオーダーしたことで真っ赤なバレリーナシューズが誕生。映画を通じて世界中に知られることになったバレリーナシューズはまたたくまに大ヒット商品となり、現在に至るまでお洒落な女性たちを虜にし続けています。上質で柔軟、足に優しく寄り添うような履き心地は多くの著名なバレエダンサーやバレエ団から支持されていることからもよくわかります。ユニークなところでは、ひも付きのダンスシューズを俳優セルジュ・ゲーンズブールが愛用していたそう。特にフランスでは男性にとってもレペットはその歴史や丁寧な製作工程から信頼のおけるブランドなのでしょう。
シューズ¥45100/Repetto(ルック ブティック事業部)、デニムジャケット¥13200/Levis®︎(リーバイ・ストラウス ジャパン)
【お問い合わせ先】
ルック ブティック事業部 03-6439-1647
リーバイ・ストラウス ジャパン 0120₋099₋501
年がら年中、FUDGEガールの相棒で、日々大活躍のデニムだけれど、暖かくなってこれからますます着たくなる気分。そこで今回は、白T+ジーンズのようなシンプルにまとめたデニムコーデにアクセントを加えてくれる「バッグ&シューズ」が集結!今年らしい小さめサイズを中心としたバッグと、きちんと感とぬけ感が絶妙なシューズのラインナップの中から、この春夏のとっておきを見つけて。
photograph_Kitamura Keisuke
styling_Hosonuma Chie
hair & make-up_Murakami Aya
model_Jessica
text_Koba.A
edit_Ogura Fumika, Oguchi Eiko
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