CULTURE & LIFE
岡山県倉敷市にあるドライフラワー専門店「土と風の植物園」さんと一緒に贈る連載。第20回目は、2月から3月頃に旬を迎える、ミモザの飾り方をご紹介します。
Index
代表的なミモザの種類は、2種類あります
これからの季節に旬を迎えるミモザは、丸いつぶつぶとした形がかわいらしく、鮮やかな黄色の花をつけます。比較的どこのお花屋さんでも手に入れることができるため、花を飾る初心者の方にもおすすめなんです。
そんなミモザには、代表的なものが2種類あります。どんな風に飾りたいかから選んでも面白いですよ。
ギンヨウアカシア(銀葉アカシア)
日本で一般的なミモザは、ギンヨウアカシアと呼ばれるものです。葉は、エメラルドグリーンで、羽のような形をしています。出回る時期は2月初旬~3月ころ。実際に自宅や庭で咲くのは、もう少し遅いタイミングになります。
お花の色はレモンイエローに近いのが特徴です。ドライフラワーにすると、花は水分が抜け、繊細な雰囲気に。(画像のミモザは、開ききっていないものをドライにしているため、花のボリュームが小さめです)
フサアカシア(房アカシア)
ヨーロッパで一般的なミモザは、フサアカシアと呼ばれるもの。葉は、シックなグリーンで、長くふさふさとしています。細かく切れ目が入った形も特徴的ですね。ギンヨウアカシアよりも少し早めの、1月下旬~3月ころに出回り始めます。
お花の色はオレンジ色に近く、香りが高いことで知られています。ヨーロッパでは香水の原料とされることもあるんだとか。
ドライにしても比較的お花の大きさを保ちやすく、ボリューム感を愉しめます。ギンヨウアカシアと比べて、ドライになった後も花が落ちにくいのもうれしいポイントです。
最近よく聞く「ミモザの日」ってどんな日?
3月8日は「国際女性デー」。イタリアではこの日、男性が女性にミモザの花を贈る習慣があります。日本でも最近SNSなどで見かけるようになりましたよね。
国際女性デーとは、1904年3月8日に、アメリカのニューヨークで女性労働者たちが婦人参政権を求めてデモをしたことをきっかけに、「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念となった日です。
毎年国際女性デー(International Women’s Day)の時期に咲くミモザの花をシンボルとして、男性が女性にミモザの花を贈り、「ミモザの日」とも呼ばれるようになりました。
ミモザはドライフラワーに向いている?
ミモザは、はじめてドライフラワーに挑戦する方にもおすすめな花です。なぜなら、ミモザがもともと乾燥しやすいお花だから。お水に生けたままでも、気がつけばドライフラワーになっていることもあるほどです。
ミモザをドライにする方法
乾燥の仕方としては、数本まとめて麻ひもでしばり、逆さに吊って乾燥させるのがおすすめです。ドライフラワーになったときに、花や枝が垂れ下がった印象になることなく、仕上がります。
スワッグのように壁や天井から吊り下げると、インテリアとしても楽しむことができますよ。
ミモザの飾り方
1. 枝のまま生ける
お花屋さんによっては、枝のまま売られていることも多い、ミモザ。花もちが良くなり、生花のままなるべくきれいに飾るための工夫をご紹介します。
・花瓶の水はたっぷりと入れる
・切り口を十字に深く割ったり、金槌などで枝の切り口を叩いて、繊維をほぐす
・水に浸かる下葉や花は、取り除く
取り除いた花や葉は、小瓶に入れて飾ってもかわいいですよ。トイレやキッチンに置いたら、いつでも明るい気持ちになれますね。
2. リースにする
玄関などの扉に飾ることはもちろんのこと、テーブルに置いて飾っても良いですね。中にキャンドルを入れて、特別な日の食卓に取り入れると、グッとおしゃれな雰囲気に。
ミモザの花は散りやすいので、アンティーク調のお皿の上に飾ってもきっと素敵ですよ。
3. スワッグにしてお部屋のインテリアに
定番のスワッグは、お店でも気軽に購入することができます。ミモザ単体でももちろんいいですし、他のお花と合わせて飾っても、違ったイメージになりますよ。
いつも時期を逃して飾れなかった方も、毎年飾っている方も。ご自身の部屋のイメージに合わせて、様々な飾り方のアレンジをしてみてくださいね。
土と風の植物園
スワッグ・ドライフラワーのある暮らしを提案するオンラインショップ。倉敷市の中心部から少し離れた緑豊かな小さなアトリエで制作したドライフラワーを販売。厳選したドライフラワーや道具、動画を見ながら作れるスワッグ手作りキットなど、各種取り揃えています。
HP:https://tsuchikaze.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/tsuchikaze_official/?hl=ja
text : ASAKO SAKURAI
出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
デザイナーズ、リノベーションなど、おしゃれな賃貸サイト・アプリ「goodroom」を運営しています。
インテリアや、ひとり暮らし、ふたり暮らしのアイディアなど、賃貸でも自分らしい暮らしを楽しむためのヒントをお届けします。
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