CULTURE & LIFE
上京をきっかけに現在の住まいへ引っ越したなつさん。好みの間取りにオシャレな内装が魅力的な住まいで進められているお部屋づくりについてお話を伺っていきます。
見せる収納も楽しめるオープンなキッチン
関西出身のなつさんが、土地勘のない東京で進められた住まい探し。ご友人に勧められたエリアは、利便性の高さと街の雰囲気がお気に入り。
「どこに行くにもほぼ乗り換えなしで行ける立地と治安が良く下町感もありとても住みやすい街が気に入りました。物件に関しては、ダイニングキッチンとおしゃれな内装が魅力的で、お部屋の広さ・駅から徒歩5分圏内などの条件もマッチしたのでこの住まいに決めました」
内見時、特に惹かれたと話すのがキッチンスペース。「この部屋の規模で全面オープンなキッチンをあまりみたことがなく、料理をよくする私にとっては決め手となるポイントでした。このお部屋の一番のお気に入りスペースになっています」
「自炊をすることが多くキッチンにいる時間も長いので、広々としているのはもちろん。収納のスペースが豊富だったのも良かったポイントでした」
キッチンの横に設けられているのが4×2の備え付けの棚。
「この部屋で過ごす時間とともに、棚が充実していくのが見ていて嬉しいですね。食器が好きで少しずつ集めた食器が並んでいっています。見せる収納なので取り出しやすさも良いポイントです」
器の中でお気に入りなのが KOMAKI Kohei さんの pekori glass。
「SNSで見つけて、絶対欲しいと思って購入しました。とても可愛くて1点1点、形もぺこり具合も違います。お気に入りの2つを購入して、1つを友達の誕生日プレゼントにあげたらとても喜んでくれました。このグラスに入れるだけで缶酎ハイでもおしゃれになります。笑」
自炊がメインのなつさんにとって、日々の食卓を支えているのがSTAUBの鍋。
「私は炊飯器をもっておらず、8割は炊飯に使用しています。お米を研ぐときの1回目だけミネラルウォーターにするのも必須ですがとってもふっくらであまくておいしく出来上がるのでお勧めです。 他にも野菜スープを作ったりスペアリブやチャーシュー、ブリ大根など煮込み料理を作るときにも使用しています」
「食パン好きな私は美味しくパンを食べたくて、以前から気になっていた有名なバルミューダのトースターを買いました。白や黒も迷ったのですが、お部屋の色に合わせて直営店とオンライン限定のグレーにしました」
会社での仕事は別に、オンラインでアイシングクッキー屋さんを友達と経営されているなつさん。 観賞用のアイシングクッキーがメインということで、お部屋にはインテリアとして飾られていました。
オープンなキッチンと収納で、お気に入りの器や調理器具に囲まれながらの料理。
キッチンに立つだけでも気分が上がりそうですね。
仕事や勉強のモチベーションがあがるワークスペース
住まいを選ぶ際に、食事をする部屋と寝る部屋を分けたかったと話すなつさん。寝室の一角に設けられているのがワークスペースです。
「家でテレワークや勉強をする時間が長く、モチベーションをあげられる空間づくりを考えました」
「思い切って購入したのがIDEEのSTILT TABLE(スティルトテーブル)です。椅子も座ってる時間が長いからこそ、良いものにしないといけないと感じていて、高性能だけどインテリアとしてのデザインのバランスもとれたイトーキの椅子にしました」
「とても座りごこちがよく、勉強や仕事を長時間しても疲れません。仕事と勉強の間は、ほぼここに座っています」
「デスクとチェアにはこだわりましたが、ものがたくさんあると集中力が散漫になりそうなので、他にはあえて何も置いてません」
デスク上は物数を最小限にしつつ、引き出しの中には大切に集められているものがありました。「ショップカードを集めるのが趣味で、実際に食べたり購入したりしたお店のものを保管しています」
「一つ一つ思い出が蘇るし、お店ごとに作成のこだわりがあって面白いです。夜な夜な、色を統一して並べて眺めるの時間が好きですね。笑」
ワークスペースを除くと、ベッドだけのコンパクトな寝室。
「この住まいに引っ越して、収納ペースは前より増えたのですが、それに甘えてものを増やさないようにしています。飽き性なところもあるので、貰い物や思い出の品は除いて、物数は少なくが理想です」
色合いと余白を大切にする
なつさんがお部屋づくりで大切にされているのが、色合いと余白。
「お部屋の中で、メインの色を3色にすること。背の低い家具を選び、もののレイアウトで余白を作ることは大切にしています」
「色合いはグレー×白×ベージュ系統。家具はローベッド、ローテーブルなどを選んで、棚などは置かないようにしています。理由はいずれもお部屋を広く見せるためです」
差し色には植物や趣味で触れることも多い生花を取り入れられていました。
特に植物は日当たりの悪さがマイナスポイントのお部屋で、植物育成ライトを購入し、対策を立てられていました。
「観葉植物は、6年前にいただいたもので、当時は10㎝くらいの小さな苗木でした。会社で育てていましたが、だんだん大きくなり鉢が小さく根腐れで枯れてしまったこともあります。一か八かで植え替え、毎日話しかけて日光浴をさせてたら元気に回復してくれた経験が2回もあり、今では元気に育ってくれてるので愛着のある宝物です。私に何かあったらこの子は持って逃げると思います。笑」
「もので溢れかえっていたり、圧迫感があったりするお部屋が苦手なので、全体的に余白は大事にしています。椅子に座ってご飯が食べたいと思い、ワークデスクとして使っているハイテーブルをリビングに置いてみたこともありましたが、圧迫感があり一気にお部屋を狭く感じたため、結局ローテーブルに戻しています」
東京での生活をはじめ、いろんな場所に足を運ぶ中で住まいの選択肢についても視野が広がってきていると話すなつさん。
「最初は右も左もわかりませんでしたが、ようやく落ち着いてきて、物件もリノベーションされたアパートや団地が今とても気になっています。無垢材が好きなので、古材のアンティークな家具を置いて、好きなものに囲まれたお部屋に住んでみたいです」
ご自身の活動や、SNSでの情報も参考に、住まいのみならず、古民家カフェや民泊のような施設づくりにも関心がでてきたそう。住む街で一歩踏み出したところから仕事も暮らし方も多様な選択肢が開かれていました。
なつさん(@natsuchan____)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/natsuchan____/
text & photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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