CULTURE & LIFE
一人暮らしをきっかけに、可愛いお部屋づくりに取り組んでみたいと考えるようになったというえりこさん。好きな色を中心に、カラフルな色合いを楽しまれているお部屋についてお話を伺っていきます。
使う色を決めて、南国感のあるお部屋を楽しむ
えりこさんの物件探しは、内装と立地を重視して見つけられたもの。
「今のお部屋はオンラインで内件しました。築年数は古かったのですが、リフォーム直後で部屋がとても綺麗だったこと。仕事に行きやすく、プライベートの時間も楽しむ上で、駅からの近さが決め手になりました」
「お部屋をつくる上では、カラフルでもごちゃごちゃした印象にならないように使う色を決めました。個人的に好きな水色を中心に、紫やピンクを多く取り入れています。逆に赤や黒はあまり使わないようにしていますね」
コードなどどうしても黒が見えてしまうものも、マスキングテープで色が出ないよう工夫されていました。
「好きな色は昔から変わってなくて、洋服はそういった色合いのものを昔から着ていましたが、今回の住まいで、居心地のよい空間になるようお部屋に好きな色を散りばめようと思うようになりました」
お部屋にはこんなに同じカラーの商品ってあるんですか、と思わず聞いてしまうものもたくさん。ここにはえりこさんのこだわりがありました。
「実家で母がペイントや手芸をよくやっていて、好きな色合いを足していくアイデア自体は小さな頃から身についていたと思います」
「今回のお部屋をつくる上では彩度が近い色味を選んで統一感を出すことを大切にしていて、東急ハンズで売っている水性塗料を使い、ベッドの脚や植物のプランター、ゴミ箱やテレビの縁など何でも自分の好きな色にこだわってペイントしています」
特にテレビ周りは、お部屋づくりの中で中心になっているスペース。テレビは壁掛けで配線はすっきりと、周りをカラフルな観葉植物やお花で満たして、充実した空間になっていました。
「ワンルームの暮らしでテレビ前に座ってる時間が多いので、視界に入るテレビ周りのスペースが好きな空間になるよう考えました。テレビを中心に壁を全体的に見て、好みのディスプレイになるようにしています」
「“南国感のあるカラフルなお部屋”をテーマにしていて、テレビのふちやプランターなどは自分で好きな色にペイントしました。テレビの裏にはテープライトを巻き付けており、好きな色に光らせることができるのもポイントです」
テレビ周りには他にも、ネオンアートや照明など、夜のおうち時間を楽しむアイテムがたくさん。日中と異なるお部屋の楽しみ方が出来るのが良いですね。
「近所のアンティークショップで購入した間接照明は、ライトの模様が個性的で気に入っています」
「ふちの白い布部分が黄ばんでいたので、自分で青色にペイントしてリメイクしたのもポイント。やわらかい暖色の光がとても優しく、夜はほとんどこの照明で過ごしています」
メインルーム以外にも、色合いある空間を楽しまれているえりこさん。
「Youtubeで森星さんのお部屋を見て、お風呂場も南国のようにしたかったのですが、窓がなくて太陽光が入らないためフェイクグリーンを活用しています」
ただ並べるだけではない、ディスプレイもポイントの一つ。
「天井から吊るして立体感を出したのがポイントです。マグネットで張り付く棚を設置してお気に入りの入浴剤やボディオイル、防水スピーカーも置いています」
圧迫感の出ないもの選び
ワンルームのコンパクトな空間だからこそ、使うインテリアも考えて心地よいお部屋づくりをされているえりこさん。
「大きなアイテムは圧迫感が出ないようにかなり吟味して購入しました。他にも素材感やデザインには常に気を配るようにしています」
アイテムが密集しがちなテレビ前のスペースは、透け感のあるデザインのインテリアが選ばれていました。テレビを観たり、本を読んだりとお部屋で寛ぐ際に座っているイスは、Francfrancで購入されたもの。
「店舗に置かれていたのを見て、形と色に一目惚れして2脚購入しました。おしゃれなリゾートスタイルのお部屋でよく見かけるデザインのイスですが、ビビットな配色のものは珍しいと思います。
見た目重視で購入したのですが案外座り心地も良く気に入っています」
ローテーブルも、ガラスの透け感と金具のないデザインがポイント。ガラス越しに好きなアイテムが見えるのも良いのだそう。
「ガラステーブル越しに見えるURBAN OUTFITTERSのラグの華やかな色合いのハイビスカスにいつも元気を貰っています。部屋の印象を左右するラグですが、海外のバスマットが狭めの部屋を圧迫しないちょうどいいサイズ感だと気づき購入しました」
ルームシューズとも色合いが揃っていて、良い組み合わせになっていますね。
他にもベッドはフレームが無く、脚が細いものを選ばれていると話すえりこさん。
大胆な色使いに対して、細かなインテリア選びの配慮がバランスの良いお部屋に繋がっているように感じられました。
余白を埋めていくお部屋づくり
お部屋づくりを進める中で、気になるようになってきたのがお部屋の余白。空間を最大限楽しめるよう、壁紙やウォールステッカーも使って、余白を減らし色合いあるお部屋を楽しまれています。
「物を置いていくだけだと、どんどん部屋が狭くなってしまうので、なんとか出来ないかとネットで探して見つけたのがValue DeCo Parkのウォールステッカーでした」
「デザインがリアルなのがお気に入りです。かなりの大きさがあるのでひとつ貼るだけでも印象がガラッと変わって、徐々に貼る場所を増やしていきました。今ではドアや冷蔵庫、お風呂場の壁などあらゆる場所にステッカーを貼っています」
貼るのに少々コツが要るそうですが、シールのクオリティは高くお値段も1枚数千円台ということで、良心的なのもよいですね。
廊下など手をつけるのが難しく、余白が出来がちな空間には、フェイクグリーンを活用。
「配電盤が浮かないようにラインを揃えてつけています。玄関から入って部屋まで繋がっている感じが良くて上手く手を加えられましたね」
廊下の空間自体も高めのテーブルとハイチェアで集中スペースに。
「読書や勉強など集中したいときには、このスペースを使うようにしています」
生活を初めて1年以上が経ち、必要なものは一通り揃ったと話すえりこさん。
今後に向けては、さらに色合い溢れる空間づくりに取り組んでいきたいと話します。
「エアコンの白が浮いているので、ウォールステッカーを上手くつかっていきたいのと、植物ももう少し数を増やしつつ、高さのある棚を買って立体感や高低差のあるディスプレイにも取り組めたらと思っています」
好きなアイテムと色合いを足しながら自分らしいお部屋づくりを進めた先に、どんな空間が出来上がるのか。今後の発信も楽しみです。
えりこさん(@eriko_slvls_)さんのInstagramアカウントはこちら
https://www.instagram.com/eriko_slvls_/
text&photo : Tsubottle
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出典: goodroom journal
記事提供元:リノベーション・デザイナーズ賃貸 goodroom(グッドルーム)
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