CULTURE & LIFE

映画と『FUDGE』のコラボレーションを記念したWEB限定インタビュー
vol.1 声優|當真あみ&嵐莉菜

発売中の『FUDGE』4月号では、ベルエポックと呼ばれた100年前のパリを舞台に、夢を目指して頑張る2人の女の子の姿を描いた劇場アニメ『パリに咲くエトワール』を大特集!

画家を目指して1人でパリに渡るフジコを、『終点のあの子』『ちはやふる-めぐり-』など主演の映画やドラマが相次ぐ當真あみさん。古武術・薙刀(ナギナタ)を教える一家に生まれながらバレリーナを目指す千鶴を、モデル出身で最近では女優としても注目を集める嵐莉菜さんが演じました。この作品で出会い、今や仲良しという2人は、映画や『FUDGE』のインスピレーション源になっているパリにも興味を持った様子。声の演技のこと、パリのこと、ファッションのことなど、映画にまつわるあれこれを聞いてみました。

 

劇場アニメ『パリに咲くエトワール』フジコと千鶴

 

ーーまず、お2人が演じた役についてお話を聞かせてください。當真さんはフジコに対してどんな印象を持ちましたか?

當真あみ「すごくはつらつとした明るい女の子ですね。当時、女の子が親元を離れて一人で夢を追いかけるなんてことはあまりなかったと思うんですよ。しかも、海外に出るなんて」

ーーすごい勇気ですよね。

當真「そんなフジコの力強さにすごく惹かれました。カッコいいなって。私は高校に進学するタイミングで東京に出てきたのでフジコの気持ちがわかるんですよ。東京に出るときは不安は一切なくて、すごく楽しみだったんです。だから、フジコもすごくワクワクしてパリに出てきたんだろうなって思いました」

ーーフジコと自分の状況と重なったんですね。嵐さんは千鶴のことをどう思いました?

嵐莉菜「千鶴は私とは逆の性格なんです。私はどちらかというとフジコに近いので、落ち着きがあって芯が強い千鶴に憧れました。千鶴はバレエと出会って、そしてフジコと出会ってどんどん自分の内面を表現するようになって、夢を追いかけるようになる。そんな千鶴を演じてみたいと思ったんです」

 

劇中のフジコと同じ黄色の鮮やかなワンピースを着用した當真あみさん(右)、モデルでもある嵐莉菜さんは個性あるジャカードのワンピースを着こなして。ドレス¥132000/MURRAL(THE WALL SHOWROOM)

 

ーー嵐さんは声の演技は初挑戦でしたがいかがでした?

「難しかったですね。普段のお芝居とは違って、声でしか表現できないので最初は苦戦しました。監督からは、まず距離感を意識して声を出すように言われたんです。マイクに向かって喋るのではなく、相手との距離を意識するようにと。そうすることで演技も変わりました」

ーー声を入れる時はドラマのように共演者と向き合って演技するのではなく、スクリーンの映像を見ながらですから、そこは大きく違いますね。

「そうなんです。あと、演技をする前に薙刀(ナギナタ)を触らせてもらって、実際に薙刀を振ってみることで本番で声が出しやすくなりました。普段のお芝居でも演じる前にいろいろ準備をするんですけど、声の演技も実際に経験することでその感情や動作が声にしっかりと表れるのだと実感し、改めて勉強になりました」

ーー當真さんは今回2度目の声優チャレンジでしたが新たな発見はありましたか?

當真「前作で演じた役はフジコと逆で、引っ込み思案で自分の殻を破れない女の子でした。普段の私と近い雰囲気があったので、監督からは”自然体で”と言われていたんです。フジコは私とは反対に活発な女の子なので、その元気さや明るさが声で伝わるようにしました。あと、走っているシーンが多いので、自分が走る時の呼吸を思い出しながら演じたりもしました」

 

 

ーー声しか表現できないぶん、いろいろと想像力が必要なんですね。今作の現場が、2人にとって初共演だったそうですが共演の感想は?

當真「これまでドラマの顔合わせで2~3回会ってはいたんです。顔は知っているけど話はしたことがないクラスメイトみたいな感じでした。でも、それがよかったと思います。この物語でも2人が出会うところから始まるので」

「この作品のアフレコ収録をした後に別のドラマで共演したんです。そのドラマでも2人の友情を描くシーンがあったので、すごく奇跡的だなって思いました。もし、先にドラマをやって仲良くなっていたら、逆にやりにくかったかもしれないですね。『喉、大丈夫?』とか、相手のことを探りながら共演していたのがよかったかも」

 

『FUDGE』4月号「”パリに咲くエトワール”を探して」より。詳しくはこちら

 

ーーフジコと千鶴と同じように、2人はこの映画で出会って仲良くなったんですね。この映画は舞台になった100年前のパリの風景も魅力的です。『FUDGE』4月号では、コンコルド広場とかモンマルトルとかセーヌ川とか映画の舞台になった場所に行って撮影をしているんです。こんな感じなんですけど……。

「(撮影した写真を見て)えーっ!私も行きたかった」

當真「このエッフェル塔が見える橋、行ってみたい。ここをいろんな人が歩いたんだろうなって、歴史を感じます」

「私はジャンヌ・ダルクの銅像が建っているところ。映画で印象的だったんですよ。本当にあるんですね。当たり前か(笑)」

 

「ジャンヌ・ダルク騎馬像」-『FUDGE』ではどんな表現がされているか、ぜひ誌面を見てみて!

 

ーーお2人はパリに行ったことはあります?

2人「ないです!」

「最近、取材でパリのことを聞かれることが多いので、日に日に行きたくなっていて。2人で聖地巡礼したいねって言ってるんです」

當真「この『FUDGE』4月号を持って行きたい(笑)」

ーーそれはぜひ!パリに行ったら何がしたいですか?

「本場のフランスパンを食べてみたいです。映画と同じようにいろんなジャムを塗って」

ーー映画に出てくる瓶詰めのジャム、美味しそうでしたね。

當真「私はとにかく歩き回りたいです。というのも、最近ひとり旅で神社仏閣巡りをするのにはまっていて。歴史的な建物だったり、歴史が感じられる場所を見て回るのが好きなんです」

「そうだね。私もいろいろ見て回りたい。そして、エッフェル塔が見えるカフェのテラスでお茶したいな」

 

 

ーー楽しそうですね! 『FUDGE』といえばパリジェンヌのスタイルをお手本にしたファッション。100年前の話ですが、映画の2人のシンプルだけれど印象的なドレスも可愛かったですね。フジコはイエローで千鶴はネイビー。どちらもキャラクターに合っていました。

當真「ワンピースに大きめな帽子とか、日本だと浮いてしまいそうだけど。フランスだと馴染めそうで憧れます」

「日本だとドレッシーな感じのファッションも、パリでは普段着で着れそう。パリにはワンピースで行きたいな」

 

 

ーー2人はプライベートではどんなファッションが多いですか?

當真「デニムが多いですね。今は取材用に着替えていますけど、ここにはデニムとニットで来ました」

「私もデニムとトップスが多いんですけど、場所によって着る物を変えます。おしゃれをしたいときはそうするし、ライヴに行くときはハチャメチャなメイクをしたり。いろんなファッションを楽しみたいほうなんです」

當真「私は可愛い服よりも、ボーイッシュな感じが好きなんです。男性が着こなしているのを見て”あんな風にカッコよく着こなせたらなあ”って思うことが多いですね」

「確かに!私もお洋服屋さんとか行くとき、メンズコーナーを見たりします。メンズコーナーはレディースにはないデザインがあったりするし、メンズの服を買うこともあります」

當真「そういえば一度、2人で一緒に服を買いに行ったことがあるんです。莉菜ちゃんの独自のセンスがあるんだなって思いました」

「ほかにはないデザインのものが好きなんです。だから古着を買うことが多いんですよね。80~90年代のファッションが好きです」

 

 

ーー自分のお守りみたいにずっと愛用している小物とかってあります?

「私は《Pandora(パンドラ)》のブレスレットです。私が小さな時から、母親がチャームを集めていて、お父さんが出張に行った時に、その土地限定のチャームを買ってきたりしていたんです。それが良いな、と思っていて。それで、私のハタチの誕生日にブレスレットをプレゼントしてもらって、それ以来、いろいろチャームを付け足しているんです。ウサギを飼っているからウサギのチャームを付けたり。今回の作品に出演することが決まった時も、この作品に合うチャームを見つけて付けたんです。チャームのひとつひとつに思い出があるので、旅に出る時とか何か新しいことに挑戦するときは必ずブレスレットを身につけるようにしています」

當真「私はそういうものはないですね。そういうものを持っていたら、それがないと不安になってしまう性格なので……」

「そっか、あえて持たないようにしてるんだ」

當真「仕事に行く時に、何かちょっとしたものを忘れただけで、気分が下がってしまうんです」

 

 

ーーフジコと千鶴のように2人とも性格が反対なんですね。フジコと千鶴はお互いに影響を与えながら、自分の夢を見つけます。夢に向かって突き進む2人を見てどう思いました?

當真「今の私がまさにそうなんです。この仕事を始めるまでは、自分がやりたいことや夢を持っていなかったんです。でも、スカウトされて仕事をやって行くうちにどんどん興味が出てきて、もっと続けたいと思うようになりました。」

ーー夢を見つけたところなんですね。

當真「はい。”あんな先輩みたいになりたい”とか”もっと演技ができるようになりたい”とか、小さな夢が集まってきているところなんです」

「私は小さい時から”モデルになる!”っていう夢を持ち続けていて。モデルになる、という夢はいまの時点で叶ったんですけど、夢を抱いていた時と比べると今はもっと上を目指しています」

ーー夢がひとつ叶って、また新しい夢が生まれた?

「モデルになったことで、お芝居に出会うことができました。今はお芝居がすごく楽しいんです。最初の夢は叶えたけど、今はゴールを作らずに日々進化したい。進化するために努力し続けたいと思っています。だから私もあみちゃんと同じように夢を追い続けているところなんです」

 

PROFILE

當真あみ
2006年11月2日生まれ、沖縄県出身。2022年アサヒ飲料「カルピスウォーター」14代目イメージキャラクターに抜擢され、一躍話題となる。アニメ映画『かがみの孤城』(22)で主人公の声を担当。2025年夏には、日テレ水曜ドラマ「ちはやふるーめぐりー」主人公・藍沢めぐる役等に出演。これからの活躍に注目が集まる俳優である。

嵐莉菜
2004年5月3日生まれ。埼玉県出身。母親が日本とドイツにルーツを持ち、父親がイラン、イラク、ロシアのマルチルーツを持つ。「ミスiD2020」でグランプリ&ViVi賞のW受賞。2020年より『ViVi』専属モデルとして活動中。2022年映画『マイスモールランド』では映画祭で新人賞を獲得。當真さんと「ちはやふるーめぐりー」で共演。

 

model_Touma Ami, Arashi Lina
photograph_Taniguchi Daisuke
styling_Mayu Takahashi [ Touma Ami ], Uchida Rina  [ Arashi Lina ]
hair&make-up_SAKURA (makiura office) [ Touma Ami ], Yukie Tsujimura (ende) [ Arashi Lina ]
interview & text_Murao Yasuo
edit_Oguchi Eiko

 

『FUDGE』4月号は『パリに咲くエトワール』大特集!表紙はスペシャルな描き下ろし

3月12日発売の”スペシャル”な『FUDGE』4月号は、100年前のパリを舞台に、夢を追いかけた少女たちの物語『パリに咲くエトワール』を大特集。

表紙は『FUDGE』だけの完全オリジナルの描き下ろし。イラストを手がけているのは、本作のキャラクター原案を務める近藤勝也さん。イラストを手がけているのは、スタジオジブリ作品『魔女の宅急便』や『崖の上のポニョ』などで多くの人に愛されるキャラクターを生み出してきた、本作のキャラクター原案を務める近藤勝也さん。『FUDGE』と映画を繋ぐようなパリの世界観を詰め込んだ唯一無二なイラストになっています。

『FUDGE.jp』では、『パリに咲くエトワール』のインタビュー記事やプレゼントキャンペーン企画を展開予定。関連記事は以下URLにまとめていきますので、ぜひ一緒に読んでくださいね。

▶︎『パリに咲くエトワール』記事一覧はこちら

 

劇場アニメ『パリに咲くエトワール』ってどんな作品?

©「パリに咲くエトワール」製作委員会

20世紀初頭のパリ。幼い頃に横浜で出会った2人の日本人の少女・フジコと千鶴は、時を経てパリで運命的な再会を果たします。将来よき妻になることを望まれながら画家を志すフジコと、ナギナタの名手ながらバレエに魅了された千鶴。異国の空の下、東洋人、そして女性であることで時に困難にぶつかりながらも、それぞれの夢に向かって進んでいきます。

 

劇場アニメ『パリに咲くエトワール』

監督:谷口悟朗
脚本:吉田玲子
キャラクター原案:近藤勝也
キャスト:當真あみ、嵐莉菜、早乙女太一、門脇麦、尾上松也、角田晃広、津田健次郎
主題歌:「風に乗る」緑黄色社会(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:松竹

2026年3月13日(金) 全国公開

 

関連記事:劇場アニメ『パリに咲くエトワール』と『FUDGE』がコラボレーション!FUDGE読者限定の映画試写会にご招待

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