CULTURE & LIFE
その土地の食材を使った郷土料理は旅の楽しみのひとつですが、それと同じくらいいつも楽しみで情報収集するのが「温泉」。日本には3000を超える温泉地があり、昔から多くの人を癒やし続ける温泉大国。それだけたくさんの温泉があるのなら、きっと変わった温泉もたくさんあるに違いないと、いつもいろいろと情報収集をするのです。そこで、今回はずっと気になっていた熱海にある「走り湯」に行ってみました。走って入る温泉?どういうこと!?「走り湯」という名前がもう気になります。
気になったらすぐ行く!を心がけているので、早速やってきました。なんと日本三大古泉とのこと!調べると720年に発見された由緒ある温泉で、「三大古泉」として登録されているのだそう。日本の温泉は他にも「日本三名泉」「日本三古湯」「日本三大美肌の湯」「日本三大美人の湯」「日本三大薬泉」など三大〇〇が本当にいくつもあります。こういったことからも、やはり日本は温泉大国であることがわかりますね。
この相模の海に臨む「走り湯」は、日本でも珍しい横穴式源泉。走りながら入る温泉ではなく、山中から湧き出した湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様子から 「走り湯」と名付けられたとのこと。奥行5mの洞窟から今も70度の温泉が毎分100リットル以上湧き出ています。
なんと秘境感漂う渋い入り口!横穴は小さく、少しかがみながら進んでいく感じです。中から勢いよく湯気が出てきています。中はまさに天然のサウナ!すごい熱気で視界は真っ白。奥が見えません。
源泉が湧き出るゴボゴボといった音が大きく洞窟内に響いています。温泉が生まれる瞬間を間近で見られます!
そして、熱海に来たら絶対に立ち寄りたいのが老舗製菓店三木製菓。中でもイチオシの逸品が「ネコの舌」という名前のラングドシャ。なんともインパクトのあるネーミング。一度聞いたら忘れられません。パッケージもレトロで可愛らしいデザインです。昔から変わらず愛されている様子が伺えます。
このお菓子は昭和23年の開業時からある人気のラングドシャ。新鮮なバターとタマゴをたっぷりと使った手造りのお菓子です。口の中に入れるとバターの香りが広がり、想像以上にサクサクと軽い食感で、キメ細かな舌ざわり。さらりと溶けるように食べられる上品で不思議なお菓子です。口に入れたときの舌ざわりが子猫の舌のあの感触に似ているところからこの変わった名前がついているのだそう。またふらりと熱海に来たくなる、そんな懐かしさと優しさがたくさん詰まっています。
「ネコの舌」はとっても薄く焼き上げられているので、割れないように持って帰ってくるのがちょっと大変です。かわいいレトロ箱バージョンでお土産にされるのをオススメします。
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◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より
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