Eat! Italy!

先月、遂にEatalyがパリにもオープン！早速、行ってきました。

場所は、以前お伝えしたラファイエット・アンティシパションの裏手、パリ4区Saint-Croix de la Bretonnerie通り。
短いストリートですが主要な目抜き通りと繋がっていて、特に土日は、多くの人々でごった返します。
それにツーリストもとても多い地区なので、イタリアのプロモーションに十分な好立地。

 

 

建物入口には、大小様々なバスケット、
オリーブの木などで彩られた、ゴテゴテ感満載のデコレーションが。
この何ともイタリアらしい装飾に、オープン前からわくわくしてきました。

エントランスの文言“Manger est un acte agricole”
（食べることはひとつの農業行為である）というのは、
アメリカの小説家・環境活動家・農家のウェンデル・ベリーのお言葉。

食べることは、たしかに農業。
そしてそれは、私たちの命を輝かせる大切なお仕事。

さて、総面積4000㎡の敷地内には、
7つのフードコーナー、
800種類以上のイタリア産ワインを販売するワインコーナーに、
スーパー、料理を学べるデモンストレーション・スペースなど、
地下一階から2階までの3フロアの構成。

 

 

日本人にはフードコートなんて全く珍しいものではないけど、パリではとっても珍しいんです。
建物全部が食べ物で埋め尽くされている施設なんて、今まで無かったから。
しかもそれが他国の料理だなんて、自国の料理文化に超誇りを持つフランスで、
この企画を進めていくのは、恐らく時間がかかったのではないかと推測。

実際に、ニューヨーク、ブラジル、東京、etc…と
ワールドワイドな展開をしているにも関わらず、
パリへの出店は遅かったような気が。

それでも近年、パリの食文化は多様化してきていて、変わりつつあります。
もちろん、変わろうとしない魅力もあって、そのバランス感が良いように思います。

さて、本題に戻りまして、
総面積の半分以上を割いたスーパーではパスタなどの乾物はもちろん、肉や野菜の生鮮食品まで揃っているんです。

 

 

どこの産地かイタリア地図と共に知ることができたり、
その地方の特色や歴史も併せて知ることができます。
また、イタリアならではの商品もあって、見ているだけでおもしろい！

 

 

明るく開放的な空間で、のびのびと美味しい料理に舌鼓を打てる幸せ。

アペリティフを楽しみながら気軽に飲食できるスタイルから、
ファーストフード、レストランまで多様なスタイルを提案していて、
自分の時間に合わせて選べるのも良いです。
それから、重たいフレンチに胃が疲弊してしまった旅行客にも良さそう！

 

 

空間も味もここはイタリア！

ナポリから取り寄せた釜はもちろん、
クオリティーの高いイタリア食材にこだわったメニューが楽しめます。

さらに、ボリューミーなマルゲリータピザが
9ユーロで味わえるなんて、、、パリじゃなかなかお目にかかれません。

 

 

塩気と弾力のある生地は、ナポリで食したものと同じ。
2人前はありそうな量も残さず完食！美味しかった！

 

 

ほとんどのスタッフがイタリア人で、
ここはパリじゃないと思えるほど、みんなスーパースマイル！

なんともフレンドリーな演出に、心はホカホカ。
でも決して過剰じゃない。
客もスタッフも対等で、
でも心地いい優しさと関わり合いがあって、
自然と笑顔になれてしまう。

目にも胃袋にも心にも嬉しい、そう感じることができたひと時でした。

 

 

Eataly Paris
所在地： 37 Rue Sainte-Croix de la Bretonnerie, 75004 Paris
営業時間：8:30 – 0:00　　定休日なし
URL https://www.eataly.net/fr_fr/magasins/paris-marais/
※売り場によって営業時間が異なります

 

 

text：Naho

 

 

◆こだわり女子のモノコトWebマガジン「PeLuLu」より

 

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