さっと巻いたり、質感を出したり。ほんの少し手間をかけるだけで、へアレンジのバリエーションはぐんと広がる。定番小物を上手に使って、いろんなスタイルを楽しみたい。

 

ジャケッ ト¥19580、首に結んだバンダナ ¥1430／ともにBEAMS BOY、Tシャツ ¥4400／Hanes（以上すべてビームス ボーイ 原宿）、ショーツ¥13200／DESCENTE ddd（デサント ブラン 代官山）

 

撮影で使用したのは、ヘア＆メイクアップアーティストの長澤さんがスタイリングの際、公私ともに愛用している選りすぐりアイテム。

01「フィンガーカールみたいなニュアンス巻きが簡単にできるヘアアイロン。サイズが小さいから持ち歩きにも適していますよ」（長澤さん・以下同）。コードレスで小回りが利くのも使いやすさのポイント。リファビューテック フィンガーアイロン ￥13200／ReFa（MTG）　02_気になる梅雨時のうねりや広がりをおさえるヘアセラム。「程よい重たさで湿気の時期に特におすすめ。タオルドライした髪によくなじませてからドライヤーでしっかり乾かします」。オーウェイ シルク アンド グロー セラム 100ml ￥5170／OWAY（アラミック）　03_シアバターをベースにオレンジやレモングラスなど数種のアロマオイルとビタミンEを配合。「ベタベタしすぎず使いやすい。量の調節次第で毛先にはクリームっぽくも使えるし、これ1つでことたりちゃうことが多いです。毛先も程よく束感が出せて、まとめ髪にも向いています」。YAY follow wax35g ￥2090／YAY（ディクト）　04_ワックスだけだと重たくなりがちなロングヘアの人にはオイルもおすすめ。「ワックスに混ぜて使うと、よりウェット感強めに仕上がります」。N. ポリッシュオイル SC 150ml ￥3740[美容室専売品] ／N.（ナプラ）

 

巻くだけ・編むだけのシンプルアレンジ

ごく簡単なアレンジでもこなれた感を出すには、アイロンでニュアンスをつけておくのがいちばんの早道。雑な仕上がりが「わざと」に見える、ランダム巻きをぜひ取り入れて。

アレンジしやすいクセ毛風巻き髪

【準備】セラム（ヘアオイルでも）を中間から毛先まで全体的につけてなじませる。特に湿気が残っていると広がりやすいハチ周りなどはやや多めにつけ、完全にしっかり乾かしておく。【HOW TO】完全に乾いたら髪を少量ずつ取り、耳から下を毛先まで、内巻き・外巻きとランダムに巻いていく。全体を巻いたら、ワックスかオイルを手の平に伸ばし、広がってほしくない部分に多めにつけ、表面や中間～毛先は残りをなじませる程度に。最後に、毛先を握るようにして巻きをキープする。

シャツ ¥16500／SLEEPY JONES（モットハウス トーキョー）、Tシャツ¥7700／＋81BRANCA（UTS PR）、クリアリング各￥3080／glint（グリント）、茶色リング ￥15400／nathalie Schreckenberg（ショールーム 223）

 

手が込んで見える小技三つ編み

【準備】巻いた状態からつくるとまとまりやすいのでおすすめ。巻かない場合はブラシで髪をとかしてから、ワックスかオイルを毛先までなじませておく。【HOW TO】センターで分けたら前髪を後ろに引っ張りながらきつめにねじり、アメピン２本でしっかり留める。残りの髪を編めなくなるまで編んで、細いゴムで結ぶ。毛がゆるんでフワフワ出ていてもかわいいので、そのままで。

シャツ¥49500／Christian Wijnants（ショールームリンクス）、中に着た半袖シャツ ¥23100／TICCA（ティッカ）、メガネ ¥69300／AHLEM（グローブスペックス エージェント）

 

カンカン帽をおしゃれにかぶる

基本アレンジ同様に髪を巻き、ワックスを毛先までつけておく。すっきり涼しげに見せたいのでセンター分けに。前髪が短い人はピンで留めておく。帽子のツバが真っ直ぐになるようにかぶるのが、最大のポイント。サイドの髪を耳に軽くかかるくらいラフにかけたらOK。ピタッとさせずに髪をゆるゆる遊ばせて。

カンカン帽 ¥20900／THE FACTORY MADE（中央帽子）、ニットポロシャツ ¥53900／W/cashmere（ショールームリンクス）、メガネ ¥40700／Lesca LUNETIER（グローブスペックス エージェント）

 

三つ編みでもいいけれど、プチお団子ならさらに夏感がアップ。全体を巻いて毛先までワックスをつけた髪を2つに分け、ゴムで根元を二重に結び、毛先をくるっとまとめて同じゴムで留めるだけ。毛先はきれいに入れ込まず、ピンピン跳ねさせるのがキュート。カンカン帽を真っ直ぐかぶったら、できあがり！

ボーダーワンピース ¥28600、付け衿¥14300／ともにTICCA（ティッカ）

 

photograph_Morito Miho〈LOVABLE〉
styling_Hosonuma Chie
hair & make_Nagasawa Aoi
model_Lilja
edit_Yoshida Kei
design_Kawai Hiroyasu〈VIA BO, RINK〉

 

FUDGE vol.227 2022年6月号より

 

 

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