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02.JUN.2017

海に建つ家 伊根の舟屋を巡る旅

COLUMN
JOURNEY JOURNAL 23

京都市内から約100キロ

丹後半島の東に目指す風景はありました

 

一度は見てみたい景色

いつか尋ねたい場所

 

旅好きならおそらく誰もが

そんな自分だけのリストを持っていると思います

 

ここ伊根町の舟屋群は私の中で

長い間その行きたい場所の上位にありました

 

地味だけどなぜか気になる…

 

誰に話してもあんまり乗ってこないけど、やっぱりなんか気になる..

 

と、自分でもうまく説明がつかない

「けどなんか見てみたいセンサー」が反応していた場所

 

舟屋はそのまま「ふなや」と読みます

 

家の一階が海に向かってガレージのようになっていて

舟をそのまま着けられるし、また漁へもすぐに出られる

例えば網の手入れや舟の修理もそこで出来る

keshikijpg

窓を開けるとすぐに海

 

この伊根地区にある舟屋は

日本で唯一の「My海のついた家」でもあるんです

 

ただ景観がユニークな訳ではなくて

この形になったのにはきちんと理由がある、というのが

伊根に惹かれた理由かもしれません

 

ちなみにこの舟屋群

国の重要伝統的建造物保存地区に指定されています

funayajpg

伊根の海はとても静かで凪いでいて

 

どこかで見たような、と思ったら

好きな瀬戸内海の海に少し似ているのでした

 

町の風景は古くからあるままを残し

 

映画「男はつらいよ”寅次郎あじさいの恋”」

という回はこの伊根が舞台になっているそうです

 

あー、なんか分かる!と

特に寅さんを知らない人でも頷いてしまいそうな

 

そういう街並み

 

明るすぎる街灯や、夜遅くまで開いているお店は無く

最寄りのコンビニまで車で30分

 

不便だなと思う人もいれば

自然に沿う暮らしを羨ましいと思うかもしれない

 

便利という言葉の反対にあるのは何だろうと

こんな時いつも考えます

morningjpg

朝食には海で採れたての連子鯛

塩を強めに振ってあるのでご飯がぐいぐいと進む

 

今回お世話になったのは、鍵屋という宿

http://www.ine-kagiya.net

 

一日一組しか泊まれない、と文字にすると

ものすごくセレブ感が漂うのですが

 

どちらかと言うと

誰かの家に泊まりに来た

という例えの方が完全にしっくりきます

 

あと、舟屋はみな普通の一軒家サイズなので

どこもだいたい一組しか泊まれないんではないかと..

menu

夕食もこれでもか!とばかりにお魚が出ます

おかみさん手書きの解説イラスト付き

 

アットホーム感がすごい

あとおかみさんの絵が上手い

cruise

鍵屋さんでは、晴れていれば海に舟を出してくれます

 

風こそ強かったものの、この日の海は静かで

沈んで行く太陽を遠くに見ながら湾を一周しました

 

写真ではなく、肉眼で見たいなと願っていた景色

波の音、土地に暮らす人の話し声

暮らしの中で必要に応じて形を変えた住まい

 

自分の知らないことは山ほどあって

その時々になんとなく必要な風景があるのだろうな、なんて

 

何年か経ってふと思い出した時には

また違う感情になったりするのかもしれません

(これはきっと、旅の醍醐味なんだと思う)

 

好きな言葉で、折に触れて思い出すのですが

 

Nothing ever becomes real till it is experienced.

by Jhon Keats

 

体験するまでは、何事も本物ではない

 

イギリスの詩人

ジョン・キーツという人が言ってました

 

1度体験したくらいではまだ知りきれないから

季節を変えてまた訪れたい

 

写真でも気軽に絶景を探せる時代ですが

そうでないものが、やはり見たいんですよね

 

伊根へ向かう前、立ち寄った京都市内

hermes
skateboad

町家のエルメスは、噂通りかっこ良すぎてずるい

niwa

あと重森三玲のお庭は

いつまでもいられるような気がしました

 

それではまた


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プロフィ-ル

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