寒暖差の大きい時こそバランス良く
桜が咲いて一気に春がやってきましたね
前回のコラムで、
春は体の中に風邪(ふうじゃ)を巻き起こす
という話をしました。
今回は
春とはいえどもまだ寒い日があったりして、
体が寒暖差になれていない時の
食でのバランスの取り方をご紹介します。
今回の主役は【黒糖(性味:甘・温)】。
沖縄の名産物と言われる「黒糖」。
トウキビから出来ており、
「温める」効能が一番とされていますが、
食味として「甘」が入っているので、
温の効能をそのまま体に持続させてくれたり、
風邪で浮ついた心をどっしり落ち着けてくれるので
初春にぴったりの食材です。
こちら両親からの沖縄土産です。
旅好きな両親が旅行に行く時は
現地の食材をお土産として希望します。
各地の食材は
その土地の持つパワーが流れてくる
気がするので嬉しいですよね。
春はグレープフルーツに黒糖を少し。
グレープフルーツは(性味:甘酸苦・寒)
食べると熱をすっと取ってくれる食材です。
少し苦みが入っているので
湿気も取り払ってくれる効能があります。
ですが、取りすぎると体を冷やすので
春には黒糖をかけて
少し「温」をプラスしてあげると
体がびっくりしないのでオススメです。
「薬膳は性味を知っていないと組みあわせが難しいのでは?」
と聞かれる事がありますが、、、
例えばグレープフルーツは「酸っぱい」
黒糖は「甘い」等、
自分が素直に感じた食味を信じて、
「酸×甘」、反対の性味を組み合わせれば
バランスは簡単にとれるので、
皆さんもまずトライする事からはじめてみてくださいね!